☆ こにゃんこのケセラセラな毎日 ☆

人生なんてケセラセラ
♪なるようになるさ 先のことなど分からない♪

なんだかんだ言って、平和だよなぁ。

2013年03月10日 | 今日のボヤキ
明日は、母方の祖母の3回忌である。生きていたら110歳だった。

今日は、68年前に東京大空襲があった日だ。
当時、母の家は本所深川にあったので、空襲にあった。
小さかった母と伯父は、山形に疎開していたので、空襲を経験してはいないが、
本所深川の実家には、祖父と祖母と、母の兄弟5人が住んでいて、空襲当時、それぞれちりぢりに逃げたらしいが
あの10万人も亡くなったとされる空襲の中、全員生き残ったという強運の持ち主たちであった。

そんな祖母や伯母たちから、空襲の話を聞いたことがない。
小学生のころ、祖母から体験談を聞きたい、と母に言ったことがあったが、制された。
「おばあちゃんは、空襲の話はしたがらないから、止めておきなさい。」
子供心に、思い出したくない記憶を語らせるのは酷だなぁ、と思って、祖母に話を聞くことはなかった。

だから、戦争の語り部として語り継いでいらっしゃる方には、心底敬意を表したい。

そんな訳で、祖母から空襲の話は聞いたことがなかったのだが、一度だけ、祖母が語ったことがある。
TVで火事のニュースをやっていたのを祖母と2人で見ていた。
火災現場に川があったのだが、その様子を見て、祖母が話し出した。
「火事が起こって、熱いから、と川に飛び込んではいけないよ。火は水の上を走るからね。焼け死ぬよ。
空襲の時、上半身だけ焼けただれた遺体がたくさん浮かんでいたんだよ。川に逃げちゃいけないよ。」
後にも先にも、祖母から空襲にまつわる話を聞いたのはこの1回だけである。

数年後、この話をしたら、母は驚いていた。

大好きな大好きな祖母だった。
東京大空襲の記事を読んで、思い出した祖母との記憶である。
祖母たちが大変な思いをして、頑張って残してくれたこの平和を、子供たちに受け継いでいきたいな、と思った、そんな1日。









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