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子供の自立と親の子離れ

2012年02月09日 | コナン
今日は発達外来の保護者向けグループカウンセリングに行ってきました。

小学校高学年&中学生グループでのカウンセリングも今日が最後です。
来年度からは中学生以上のグループになるらしいです。

臨床心理士の先生を交えて、最近の子供の様子を話しながら、子供の問題行動や悩みを話して
それぞれの体験談から、何か解決策はないかとみんなで考えていくわけですが、
参加者の話を聞きながら、それぞれ、子供の自立・子離れしていく時期なのかな・・・と感じました。

思春期の子供が学校のことで困って親に相談してきたら、親はどうすれば良いか?
あくまで、子供の話は話として、中立的な立場に立つ方が良いそうです。
子供の話を鵜呑みにして、先生に掛け合うっていうのは、なるべく控えた方がいいらしいです。
(あくまで、この世代の子供の場合、です。小学校低学年の場合は、また話が別)
成長するに従って、子供も自分に都合の良いように話してしまいがちですから・・・。
特に、発達障碍の子供たちは物事を一方方向から見てしまう特徴があるので、
子供が話した出来ごとについて、そのまま信用して先生との懇談に臨むと、
話がこじれてしまうことが多いそうです。
また、なんでも親が出ていくのではなく、「学校で起こったことは学校で解決」するように
子供自身に解決出来る力を付けることも大事なのだそうです。
それは、先生に相談をする、とかそういった手段を教えていくと良いのだとか・・・。

SST(ソーシャル・ソキル・トレーニング)を子供に受けさせた方が良いか、と質問された方がいたのですが、
わざわざ受けさせることはないそうです。
なぜなら、家庭で出来ることだから。
いろんな体験をしていく中で、自分が行った行為が社会ではどう受け止められるのか、
また、自分がされて嫌なことは相手にもしない、とかそういったことを
親が子供に教えていけば良いのだそうです。
子供をSSTの訓練に通わせるとしたら・・・それは、親子関係にヒビがいって、
親と子が信頼できなくなってしまったら、その時は、第3機関のお世話になれば良いのだそうです。

発達障碍の子供にはよくご褒美作戦を用いますが、思春期を迎えた頃からそろそろ卒業させた方が
良いそうです。
続けていると、大人になっても、何かするとご褒美をもらうのが当たり前になってしまうんだそうです。
例えば、親が病院に行きましょう、と言うと「行ってやるから、何かよこせ。」と返事が返ってくる。
(これは、実話です。)
いきなりご褒美を止めるのは、難しいので、段々安価な物にしていくとか、シールとかに変えて
何枚溜まったら、○○円以内で何か買ってあげるなどの段階を踏むと良いそうです。
そうやって、変更していきながら、子供の時は、『モノ』だったご褒美を、
『精神的に満足』出来るものにシフトしていくようにします。
それは、褒め言葉だったり、握手をしたり、そんな感じのもので良いそうです。
お母さんが喜んでくれた、とか、本人の自信を高めたりとか、
そういったことで満足出来るようになるそうですよ。

いろんな話を聞きながら、ワタクシはどうやってコナンの巣立ちを見守っていこうか・・・
そんなことを考えていました。
自立した生活をコナンが送れるようになるには、まだまだいろんなことがありそうです








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