カピバラさんの2泊3日(3)

2016-06-30 21:50:00 | 童話
僕たちカピバラは、飼い主さんと一緒でなければ電車に乗れないので仕方ないのです。

飼い主さんと一緒でも、カートの大きさ制限が、長さ七十センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が九十センチ程度には、お父さんやお母さんは入らないので仕方がないのです。

お父さんが先頭で、次がお姉ちゃん、そして僕、最後がお母さんで、一列になって道路の右側を歩いて行きました。
広い道路なので、前から大きな車が沢山来て少し怖かったです。

暫くすると太陽が出てきて明るくなり、僕たちは道路の横の草むらで懐中電灯をはずし、リュックを下して休憩しました。
みんなの背中は汗でビッショリになっていました。

その草むらには美味しい草がいっぱい生えていたのでリュックの中の干し草は食べませんでした。
1時間ほどして、僕たちは懐中電灯をリュックにしまい、そのリュックをまた背負って歩き始めました。


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