僕のお仕事(1)

2018-01-07 10:48:08 | 童話
僕のお父さんは会社へ行ってお仕事をしています。
お母さんも、僕を保育所へ送って行ってから会社へ行きます。
みんな会社でお仕事をしています。
そして、僕も保育所でお仕事をします。

僕は、昨日は消防士さんでした。保育所の赤い自動車に乗って、ウ~ン、カンカン、ウ~ン、カンカンと走りました。
今日はお巡りさんがいいなぁ。白い色と黒い色に塗ったパトカーに乗って、
『みなさん、交通事故にあわないようにしましょう。』
と言って走ろう。

郵便屋さんもいいなぁ。オートバイで郵便を待っている人の家にいっぱい配達するんだ。
『おまちどうさま、郵便で~す。』
みんな郵便を待っているので喜ばれるんだ。

電気屋さんもいいなぁ。高い電柱に登ってお仕事をするんだ。みんなの家に電気がいかないとテレビでマンガが見られないからね。
『すぐ停電の修理が終ります。そうしたらテレビでマンガが見られるからね。』

お医者さんはもっといいなぁ。病気の人を治してあげられるから。僕もカゼをひいた時にお薬をもらって熱が下がったし、ケガをした時もお薬を塗ってもらって治ったからね。
『病院に来た人はみんな体温をはかってください。』
『いたい所はどこですか?』

学校の先生もいいね。
『みんな並んでください。今日は絵本のお勉強をします。みんなで順番に読みましょうね。そして、明日は運動会の練習をしますので、みんな体操服を持ってきてください。』

あっ、電車の運転手さんを忘れていた。
そうだ、今日はお巡りさんで、明日は学校の先生で、電車の運転手さんは学校の先生の次にしよう。
そして、新幹線の運転手さんは次の次にしよう。電車と新幹線のお客さんは、僕が運転手さんになるまで少し待っていてください。


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