北の森から眺めてみれば

北海道に移り住んで十数年。ここから眺めた身近な世界、遠い世界の出来事をつづる日々雑感。

アメリカ予備選

2008-02-06 | ニュース斜め読み
「スーパーチューズデー」と呼ばれるアメリカ大統領予備選挙最大の山場を迎えている。
何と言っても焦点は民主党のヒラリー・クリントンとバラク・オバマ両候補の決着がどうなるかである。

イラク戦争以後のアメリカは7年続いた共和党政権の下で、内政も外交もズタズタ、ボロボロ状態でもう共和党から民主党に移行する時期が来ていることを予感させる。
正直言って私は民主党がリベラル(革新)、共和党が保守というイメージを持っていたが、最近の情勢を観ているとどうも一概には言えないようである。民主党にも保守派があり、今回のヒラリーは、かつてガチガチのリベラル派だったのに大統領になりたいためにリベラルを捨て、保守的言動を強めているという。オバマも元々保守派の論客だというが、単純に言って「初の有色人種大統領」となれば、それ自体画期的な革新性のある出来事である。よくわからない。

ただ、今回の選挙の結果で私が危惧するのは、オバマ候補が勝った場合、また不穏な事件が起こることである。何のことかというと「暗殺」である。直前になってケネディ家の人達が応援に名乗りを上げだしたことが気がかりなのである。アメリカ社会の出来事が直接私に関わってくることはないのだが、そうした事件が起これば全世界の人心に少なからぬ影響が出るのは間違いないと思う。個人的にはオバマ候補を応援したいが、そんな事件が起きなければいいと思う。

スーパーボウルで成長著しいQBイーライ・マニングの活躍でジャイアンツが勝ったこともオバマ候補の勝利を予感させる。アメリカは「新しい風」を求めている様な気がする。現実的にはアメリカ経済の衰退は既定の路線で、もう避けられないところに来ているらしいのだが、その衰退に携わってきたのが共和党ブッシュ政権だけでなく、その前のクリントン政権でもあり、ヒラリー自身もその一端を担っていたからである。
さて、どうなるのだろうか。

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