ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岡田最高顧問「小泉郵政改革で国民は熱狂したけど10年経って何か良くなったのか?」と演説

2013年04月30日 23時59分59秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

(初投稿日時は2013-05-01 06:29:40で、バックデート)

 2013年4月30日(火)から3日間平日で連休の谷間となりました。いまだに暫定予算のままということで、本予算の公聴会がこの3日間、沖縄県、岩手県、国会内で開かれます。石井一・参議院予算委員長(兼)民主党常任幹事会議長が出張のため、民主党常幹は直嶋正行・両院議員総会長が代行して議事進行を進めました。


[写真]平成25年度本予算審査の地方公聴会のため出張した石井一・参議院予算委員長(今夏改選)。

 
[写真]直嶋正行さんの進行で、開かれた民主党常任幹事会で発言する海江田万里・党代表(ネクスト首相)、2013年4月30日(火)、党本部、筆者(宮崎信行)撮影。


[写真]海江田代表の話に耳を傾ける、江田五月、岡田克也、菅直人各最高顧問。

 この中で、海江田代表は、4月第4日曜日(28日)に開かれた参院山口補選について、前回の衆院選(4選挙区)を上回る得票を得たうえ、無党派層の得票は自民党候補(当選)を上回ったとの調査があるとしました。これは、時事通信が出口調査の結果ととして報道したものです。なお、当選した自民党の江島潔・新参院議員は、海江田さん、野田佳彦最高顧問と同く日本新党1993年衆院初挑戦組(細川チルドレン)のひとり。

 
[写真]民主党両院議員懇談会に出席した野田佳彦最高顧問(2列目真ん中)や菅直人最高顧問(3列目最奥)、民主党本部、筆者撮影。

 この後、「アベノミクス(アベノリスク)」に関する両院議員懇談会が開かれました。党本部の発表によると、衆院議員34人、参院議員29人の合計63議員が出席(他に秘書の代理出席)。

 海江田代表は「「対話と行脚を続けて全都道府県を一巡。昨日から2巡目に入った」と語りました。配付資料の「アベノミクスで皆さんの生活は良くなりましたか?」とのビラについて、「これから代表経験者もあわせて都内5カ所で一斉街頭演説会で配布します」とし、「理解を得られるマニフェスト(参院選公約のこと)をつくるために、話しあっていただきたい」と語りました。

 これについて、自由討議(マスコミ非公開)では、改選組の参院議員から「アベノミクス批判も良いが、自民党の土俵で勝負するのではなく、民主党の強みである社会保障の政策など、民主党政権の成果を今一度アピールすべきだ」との意見が出ました。

 
[写真]演説する岡田克也最高顧問(中央)や、大河原雅子参院議員(今夏改選)ら、東京・世田谷、2013年4月30日(火)、筆者(宮崎信行)撮影。

 党本部を飛び出しての街頭演説会では東京・墨田で、海江田代表と野田最高顧問の新旧代表がそろい踏み。町田市で菅最高顧問、北で細野豪志幹事長、枝野幸男元官房長官、鈴木寛参院議員(今夏改選)、大田で桜井充・政調会長、原口一博ネクスト総務大臣らが演説しました。

 東京・世田谷では、岡田最高顧問が「およそ10年前の小泉さんの失敗を繰り返してはいけません。郵政はよくなりましたか?あのときにいったいなぜ多くの国民が熱狂したのでしょう」と切り出すと、「そうだ、そうだ、何も良くなっていないぞ」と中年男性から合いの手が出ました。岡田さんは続けて、「アベノミクスで何でもよくなるような報道が多いが、第1の矢、第2の矢で一時的に良くなっているが、もっとも大事な第3の矢が出てきていない」と成長戦略がないことを批判しました。その中で「予告編」のかっこうで、安倍首相が女性の子育て支援を挙げたことについて、「待機児童をなくすのは大事ですが、その財源をつくったのは誰か。それは野田さんです」と語り、安倍首相の政策は、待機児童をなくすというだけで新しいことが何も加わっていないと批判しました。「今、衆議院本会議場に行くと、自民党は(およそ)300議席を得ている。しかし、このまま参院選も(同じような議席占有率で)いくとこの国はまた後戻りをします」と語りました。

 岡田さんは演説会に参加した都議3期目(それに先立ち区議2期)をめざす山口拓さん(40歳、新生党秘書会出身)や、都議2期目をめざす関口太一さん(37歳)について、「私たちに力を与えてください」として、都議選、参院選を活用して、改革の党としての民主党の足腰の強化に協力して欲しいと呼びかけました。

 聴衆は50人~100人~500人(三軒茶屋駅とキャロットタワーへの通行者などを含む)。
 地下鉄からの出口では「あの人じゃん、岡田さん」と会話し興味を示す1990年前後生まれの女性2人組や、「蓮舫さんと岡田さんだ」と電話する1980年代生まれの普段着姿の男性、「聞いたような声だと思ったら岡田さんじゃないか」という1960年前後生まれの男性がスタッフに話しかけるといった反応がありました。

 蛇足ですが、東京急行電鉄の三茶(三軒茶屋)駅から路面電車の世田谷線の三茶駅の間は距離があり、通勤時間帯にはものすごくたくさんの人が歩いているのですが、地下道が出来ていて20年ぐらい前に見た光景と違っていて、びっくりしましたが、これも地下道になってしまって、お日様が仰げないのは残念です。まあ、良くも悪くも東急らしいといえば、それまでですが。

 なお、蓮舫さんの演説に、「青天白日旗」をもって演説を妨害している男性2人組男性がいました。青天白日旗は中国国民党旗であり、台湾旗です。青天白日旗が現在も2000万人の豊かな人々の生活を支えるナショナル・フラッグであり、日本にバナナを供給してくれるのは、明治維新・日露戦争後、蓮舫さんのお父さんが日本で貿易商社を興したり、岡田さんの曾祖父の高田隆平さんが中華民国を建国した孫文に「1宿1飯」の支援をしたおかげであることを、私たち震災後日本人は知らなければなりません。たまたまこの日、フェースブック上の別々の台湾人の友人の一つは「きょうは公営プールで泳ぎました」という写真と「きょうは高雄駅に来ました」という写真のそれぞれ別の写真。とくに高雄駅は20年1ヶ月前に直接訪れた場所だけに、台湾と日本の生活水準の違いがあまりにも変わってしまっていることに驚いただけに、青天白日旗をもっての妨害と、それをいさめない普通の日本人に残念な思いがしました。2009年7月に見た「小手指のおじさん」(こてさしのおじさん・昭和10年代生まれ)のような人はなかなかいません。

 民主党への反応は良かったように感じましたが、いずれにしろ、組織のねばりがすべてです。

 

tags 小泉純一郎 安倍晋三

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羽田孜さん桐花大綬章、中野寛成、藤井裕久さんら旭日大綬章 政権交代訴えて、たった一度の人生で勲章

2013年04月29日 06時03分50秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

[写真]平成25年春の叙勲で、桐花大綬章を受章する羽田孜さん、旭日大綬章を受章する中野寛成さん藤井裕久さん(それぞれ、首相官邸ホームページ内写真から)。

 政府、内閣府賞勲局は2013年4月29日、平成25年春の叙勲4099人を発表し、発令しました。

 このうち、桐花大綬章には羽田孜・元内閣総理大臣(77歳)が選ばれました。

 旭日大授章には元衆議院副議長の中野寛成さん(72歳)、元大蔵・財務大臣の藤井裕久さん(70歳)、元法相の中井洽さん(70歳)、元法相の滝実さん(74)ら。

 民主党から叙勲したのは次のみなさん。

【桐花大綬章に羽田孜さん】


[写真]羽田孜さん(右)、筆者(宮崎信行)撮影。

 受章理由は「内閣総理大臣として国政を担当したほか、多年にわたり国会議員として議案審議の重責を果たした」。

 与党・自民党で小選挙区制による政権交代ある政治をめざして「改革フォーラム21」を結成し代表に就任。1993年6月18日の宮澤解散の後、新生党を結党して党首に就任。政権交代後の細川内閣で副総理、羽田内閣で第80代首相。その後、民主党幹事長、最高顧問を務めました。

 報道機関向けに発表したコメントでは、「政治改革と政権交代可能な2大政党によるダイナミックで緊張感のある本物の政治を興したい一念だった」、「2度の政権交代は私なりに満足のいく改革の成果で、民主政治の更なる発展の礎になった」としました。

 おめでとうございます!

【旭日大綬章に中野寛成さん】


[写真]中野寛成さん、筆者(宮崎信行撮影)。

 受章理由は「衆議院副議長として国会の円滑な運営に寄与した」。

 日本で初めて「政権交代をめざす野党」を合い言葉にした民社党結党に参画し、衆院議員に。党首も務める。民主党幹事長・国対委員長を経て衆議院副議長。政権交代後に国務大臣。現在は中央選挙管理会の会長代理。

 おめでとうございます!

【旭日大綬章に藤井裕久さん】


[写真]藤井裕久さん、筆者(宮崎信行)撮影。

 受章理由は「財務大臣などとして、国政の枢機に参画した」。

 改革フォーラム21結成、新生党結党に参画して、細川・羽田内閣で大蔵大臣。民主党に入党し、民主党幹事長、民主党代表代行。政権交代後に財務大臣、民主党税調会長。

 おめでとうございます!

【旭日大綬章に中井洽さん】

 受章理由は「法務大臣などとして、国政の枢機に参画した」。


[写真]中井洽さん、首相官邸ホームページから。

 民社党で羽田内閣で法相。民主党に入党し、政権交代後に国務相。おめでとうございます!

【旭日大綬章に滝実さん】


[写真]滝実さん(左)、筆者(宮崎信行)撮影。

 受章理由は「法務大臣として国政の枢機に参画した」。

 民主党に入党し、政権交代後に法相。おめでとうございます!

 ◇

 このほかの旭日大綬章は、民主党政権で閣僚を務めた与謝野馨さん(74歳)。

 
[写真]与謝野馨さん、首相官邸ホームページから。

 さらに公明党の池坊保子・元文部科学副大臣。自民党からは大野功統元防衛庁長官(77歳)、久間章生元防衛相(72歳)、中馬弘毅元行革相(76歳)の4元衆院議員、元法相の前田勲男・元参院議員(70歳)の5人。さらに自民党政権で閣僚を務めた遠山敦子・元文科相(74歳)。

 そして那須弘平・元最高裁判所裁判官(71)、宮川光治・元最高裁判所裁判官(71)。

 民間からは植松治雄・元日本医師会長(81)、羽佐間重彰・元産経新聞社会長(84)、吉田二郎・元南海電鉄会長(79)が選ばれました。

 ◇

【旭日重光章に山下八州男さん】

 民主党結党メンバーで岐阜県選出の国会議員をつとめ、政権交代後の2010年参院選で惜敗した山下八州男さん(70)に旭日重光章。おめでとうございます!

【旭日中綬章に工藤堅太郎さん】

 新生党1期生。民主党に入党し、岩手県連代表や参院会派副会長をつとめた後、政権交代。2010年参院選全国比例で惜敗した工藤堅太郎さん(70)に旭日中綬章が決まりました。おめとうございます!


[写真]工藤堅太郎さん。

 ◇

 このほか、民間人では、映画「下町の太陽」に主演し、同名の主題歌が年間1位になった女優の倍賞千恵子さん(71歳)が受章。私と同郷ですので、こころからお祝い申し上げます。

 ◇

 皇居宮殿での大綬章等勲章親授式で天皇陛下から勲章が授与され,安倍首相から勲記が伝達されます。



[写真]大綬章を授与する天皇陛下、宮内庁ホームページから。

 政権交代と民主党に貢献し、昨年の解散で引退したみなさんが、「日本を取り戻す」との合い言葉で政権再交代した自民党安倍政権初の叙勲者に名を連ねました。民主党から大量7人の受章者が出てすばらしい。自民党安倍内閣の判断を高く評価します。

 野党に耐えて忍んでつかんだ晴れの叙勲。

 まさに「報われた」との思い。

 心より、お祝い申し上げます。

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◎股裂き解消でついに民主中道勢力の結集が完成!連合第84回メーデー、政党党首は民主党のみに

2013年04月27日 21時12分55秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

[写真]第84回メーデー中央大会であいさつする古賀伸明連合会長、連合ホームページから。

 連合は2013年4月27日(土)、第84回メーデーを全国各地で開き、中央大会には約4万名が参加しました。

 連合ホームページによると、古賀伸明会長(電機連合)、田村憲久厚労相(自民党)、猪瀬直樹・東京都知事(連合東京推薦)、海江田万里・民主党代表の4名が壇上であいさつしました。

 NHKニュースによると、「連合は、これまでメーデー中央大会に社民党も来賓として招待してきましたが、労働政策やエネルギー政策、それに消費税などを巡り、意見の隔たりが大きくなっているなどとして、今回招待しませんでした。これについて、社民党の福島党首はNHKの取材に対し、「毎年必ず参加し、労働者の権利を守ろうと発言してきたのに、招待されないのは全く理解できない」としています」と報じています。

 これにより、連合の結成以来の悲願である「支持政党股裂き」が解消されました。

 連合初代会長の山岸章さん(全電通=現在の情報労連)は、日本新党、新生党、民社党、社民連、民主改革連合、公明党、日本社会党、新党さきがけの8党派をまとめあげて、細川・羽田内閣を陰から作り上げました。裏の権力者といえば、小沢一郎・新生党代表幹事(当時)のイメージが強いですが、ホントウの裏の権力者は山岸さんでした。しかし、その後、連合加盟産別内に「山岸会長は政治道楽が過ぎる」との批判もありました。第2代芦田甚之助会長(ゼンセン同盟=現在のUAゼンセン)は、新進党結党大会にビデオ参加し、笹森清副会長(当時、電力総連)を派遣するなど政治とは距離を置きました。その一方で、ゼンセンの後輩である橋本龍太郎首相の求めに応じて、行政改革会議の15人の委員の一人に就任。芦田さんは15人の委員の中で1人だけ資料を連合本部(総評会館=現在の連合会館)に持ち帰るため、いつも1晩ずつ結論が遅れました。しかし、今だから分かるのですが、あれは、連合副会長のなかに自治労中央執行委員長がいたでしょうから、その人と相談していたのでしょう。そうして、橋本行革が実現しました。同時に、連合は政労会見を活発化し、政府・自民党との距離を近づけました。

 第3代鷲尾悦也会長(鉄鋼労連=現在の基幹労連)と笹森事務局長が1997年に就任。この時点で、新進党、第1次民主党、社会党改め社民党、民主改革連合、新党さきがけの5党に産別の支持政党が分かれました。橋本自民党を入れれば、6つに股裂きされました。

 この「股裂き解消」は連合では長年の懸案で、「解消すべし」との声と「政治とは距離を置くべし(芦田路線)」との声に分かれました。

 鷲尾・笹森体制発足直後に、1997年12月28日、新進党解党があり、あくる1998年統一会派「民友連(民主友愛太陽国民連合)」が通常国会中の4月に新党を立ち上げました。ここで、岡田克也さん、川端達夫さん、枝野幸男さん、伊藤英成さん、前川忠夫さんらが「政権担当可能な民主中道勢力の結集」を要請。鷲尾・笹森がこれに応じて、民主党統一を支え、7月の参院選で摩訶不思議な大圧勝を勝ち取りました。この間、自民党・伊吹文明労相から「政労会見中止」という露骨な選挙干渉を受けながらも、大圧勝がすべてを吹き飛ばしました。この後、2009年8月30日、政権交代を実現したのはみなさんご存じの通り。

 私鉄総連が、淵上貞雄・社民党副党首を応援していましたが、2010年参院選に組織内候補を民主党公認で擁立。2012年衆院選では組織内の辻元清美さんを民主党公認としては初当選させました。

 きょうをもって、民主中道勢力の結集が完成しました。歴史的な日です。

 給与の安定(消費税の増税)を求める自治労・日教組と、仕事と原材料の安定(原子力発電の再開による国情に応じた電力の安定供給)を求める電力総連、あるいは基幹労連らの「連合収斂(れんごうしゅうれん=一つの産別にとって極めて重要な政策要求は傘下産別すべてが連合のもとに収斂する)」が、第6代古賀会長のもと実現していることを頼もしく感じます。

 もはや総評でない。もはや同盟でもない。あるのはただ一つ、連合のみ。

 第5代高木剛会長(UIゼンセン=現在のUAゼンセン)に会長選挙で挑んだ女性が、社民党公認で夏の参院選に出馬するようです。また社民党又市征治参院議員の自治労の「組織外」という認定が外されましたが、これは3期13年目ということで武士の情けでしょう。それも含めて、連合は連合であり続けるという感じがします。

 春期生活闘争(春闘、賃闘)と夏季一時金闘争を一体化した「春夏一体闘争」という格好で組合員の負担を軽減していましたが、今春は、経営者側に「一時金だけアップ」という「春闘」をやられてしまったような気がします。さはさりながら、「職場から始めよう運動」4年目を迎えて、非正規労働者の就労実態を正社員の組合員がチェックして集約するしくみにより、非正規労働者の団結と権利が拡大していることを頼もしく感じます。「解雇の金銭解決」「日雇い派遣」「追い出し部屋」「厚労政務官のヒューマン・トラスト社広告出演」などの労働問題がすばやく国会で議論される時代がようやく来ました。

 なかんずく、UAゼンセンが100万人を大きく超えて、組合員を拡大し続けている努力には頭が下がるし、やはりゼンセンこそ労働運動だし、友愛(フラタニティー)だとの思いがします。

 最近では自民党も党大会で「がんばろう3唱」をしていますが、以前は「日本国バンザイ」「自由民主党バンザイ」の「万歳3唱」でした。それが、新進党を経て、民主党を経て、今や自民党まで腰に手をあてて万歳3唱するところまで波及してきました。

 世界的にはメーデー(5月1日)を祝日にしている国は多いので、日本でもメーデーを祝日にしてほしい。そして、第2代芦田会長、第3代鷲尾会長、第4代笹森会長がみな「旭日大綬章」なのに、ご健在の初代山岸会長が「旭日瑞宝章」止まりなのはどうしたことか。民主党の政権復帰をまたずに、今の自民党政権こそ山岸さんに旭日大綬章を伝達すべし。


[写真]山岸章初代連合会長、友愛労働歴史館展示写真から、筆者(宮崎信行)撮影。

 民主中道勢力の結集のもと、連合と民主党と日本国のさらなる発展に向けて。

 団結ヨーイ(用意)!

 連合、民主党、日本国、ガンバロー!、ガンバロー!!ガンバロー!!! 

       


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◎3党合意と5党修正が切り開いた「茜色の空」 マイナンバー社会保障と税の共通番号法案、修正可決

2013年04月26日 18時03分53秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

[画像]マイナンバー法可決の後、付帯決議を提出して政府に釘をさす、民主党の若井康彦・衆内閣委筆頭理事。

 マイナンバー法案が衆院内閣委員会で修正可決しました。構想以来40年前後を経た歴史的な瞬間です。

 政府提出の4法案に対して、木原誠二君・後藤祐一君外「自民党・公明党・民主党・日本維新の会・みんなの党」5党共同提出の2法案修正案が可決しました。日本共産党と生活の党は反対しました。

 ただし、政府提出法案で与野党修正が入った法案では異例なことに、5党は付帯決議を5本つけ、政府に釘をさしました。

 衆院内閣委では、3月27日から審議して1ヶ月。マイナンバー関連法案が採決されました。自公民維み5党修正(後藤修正)が賛成多数で可決しました。ただ、やはりいまだに政府による情報管理や、第三者による悪用の不安が残ることから、付帯決議がでました。

 この法案は3党合意より前に、社会保障と税の一体改革関連法案として昨年の通常国会に提出されていたものです。

 マイナンバー4法案とは、社会保障と税の共通番号法案(183閣法3号)、マイナンバーのための関係法律整備法案(4号)、政府CIOを設置する内閣法改正法案(5号)、地方公共団体情報システム機構法案(7号)です。

 3月27日の初質疑では、公明党議員が3名質疑に立ちました。過去に記憶がありません。高木美智代理事は「昨年の通常国会で実務者(自民党の平井卓也さん、民主党の岸本周平さん)でほぼ合意していた」と悔しさをにじませました。3名立ったというところに、公明党の必死さを感じました。

 その後、やはりシステム面への不安から、「マイポータル」に接続する際に専用回線からインターネットになるので、「なりすましログイン」などの懸念が出ました。

 最終日の午前中は総理入り質疑となり、修正案提出者でもある後藤祐一さんがトップバッターで質問。日本維新の会の松田学さんの質疑で、安倍首相は「オヤジが政調会長のころに実現しようとして、金丸さんに潰された」と明かしました。みんなの党の大熊利昭さんは「エポックメイキング(画期的)な日になる。歴史的な日だ」としながらも、「この重要な制度について、取材や報道が少ない」と指摘。安倍首相は「極めて重要な法案だが、なかなか取り上げ方が少ない。やはり国会というのは与野党が激しく対立しないと、取り上げてもらえないのかもしれない」と答弁。通常国会初体験の大熊さんは「対立すればよかった」と嘆くと、首相は政府としての広報活動を強化することを約束しました。

 午後は本来は内閣委員ではない玉木雄一郎さんが登場し、後藤祐一さんとの間で質疑答弁を展開。玉木さんが修正案の「政府は、給付付き税額控除の施策の導入を検討する場合には、(略)国の税務官署が保有しない個人所得課税に関する情報(略)を活用(略)するために必要な体制の整備を検討するものとする」とするとの付則について、玉木さんが「消費税10%時の給付付税額控除実現への強い意志か」と問うと、後藤さんは「委員の言うとおりだ」と応じました。初の「玉木・後藤問答」となりました。

 これは、低所得や無収入で確定申告が必要ない人の生活保護・年金、雑所得などの所得情報を集めることができるということだと考えます。だから、確定申告していない人も含めてすべての国民が給付付税額控除の対象者になるという意味のだと私は考えています。今後の3党協議に注目します。

 政府CIOについては、私は電子政府の専門家という位置づけだと思っていましたが、玉木さんがフロンティアを広げました。

 玉木さんは「私は世の中をイチバン変えたのは(Googleなどの)検索エンジンだと思っている。例えば、「鯨」と入れれば、各府省の行政事業レビューシートの該当部分が全部出てくる。私は予算の執行が終わった直後に決算ができあがることも可能だと思う。政府CIOに置かれてはぜひ行革の先頭に立って欲しい」と語りました。

 これに対して、遠藤紘一・政府CIOは「稲田朋美行革相とも一回会った」とし、「上司である山本一太IT相とも(行革を)やっていこうという話になっている」としました。

 
[画像]答弁する遠藤紘一・政府CIO、2013年4月26日(金)、衆議院内閣委員会、衆議院インターネット審議中継からキャプチャ。

 なお、内閣法改正案の修正案により、「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部」ではなく「本部長(首相)」が政府CIOが欲しい情報を本部員(大臣)に出させることができるようになったので、上司は総理という考え方もできるかもしれません。環境の整備をのぞみます。

 ただ、一連の審議のなかで、財務官僚である向井治紀・政府副CIO(昭和56年大蔵省入省)が「将来的にはマイナンバーを銀行通帳に入れる税制改革も可能だ」というような、前のめりな答弁が目立ったので、この辺が気になるところです。

 
[画像]向井治紀・政府副CIO(兼)内閣審議官(昭和56年大蔵省入省)、2013年4月26日(金)、衆議院インターネット審議中継からキャプチャ。

 いずれにしろ、国会による政府の統制が効き続けることが必要です。そして、納税者というのは、確定申告をしていなくても、消費税を払った人は全員が納税者です。負担に見合う給付を受けるのは当然であり、制度に対して異議があれば、国会を通じて政府を変えることは当然の権利です。

 淡々とした奇妙な雰囲気で議事が進みましたが、散会後には、甘利大臣、山本大臣らを、岡田克也さんら内閣委員が立ち上がり、丸く囲んで拍手するという珍しいシーンもありました。


[画像]修正可決して散会後に、拍手しあう、閣僚と与野党・衆内閣委員たち。

 ◇

 連休前最終日の参議院本会議というと、2001年には不人気の森内閣が辞め、小泉純一郎さんが首班指名され、連休明け初日に所信表明演説し、そのまま会期終了後に参院選になだれ込み、勝利したのが与党による参院選勝利の最後ですが、きょうは参院本会議は4法案を成立させるという比較的少なめな国会になりました。「iPSなど再生医療推進法(183衆法4号、衆・厚労委員長提出)」と「生活拠点を整える自治体への交付金を設ける改正福島復興再生特別措置法(183閣法17号)」などが成立。津田弥太郎さん外14名提出の「脱法ハーブを取り締まる麻薬取締法および薬事法改正法案」が可決し、衆院に送られました。衆院本会議では「独立行政法人万博機構を廃止し大阪府庁に移管する法案(183閣法45号)」と「特別警報を新設する気象業務法・国交省設置法改正法案(183閣法23号)」が全会一致で参院に送られました。

 ◇

 連休の谷間の4月30日(火)~5月1日(水)に参・予算委の地方公聴会(沖縄、岩手)、5月2日(木)午前9時からは中央公聴会ということになりました。それ以外の審議はない見通し。

 ◇

 連休明け国会は37営業日しかありません。本予算成立後の国会も「自公」だったり、「自公維」だったり、「民み生維風社改」などのパーシャル連合で、さまざまな法律ができあがりそうです。

  ◇

 その中で、昨年6月15日の社会保障と税の一体改革3党合意を肉付けする法案がどんどん進んでいます。

 ◇

 衆・経産委(富田茂之委員長)は、「消費税の円滑で適正な転嫁を確保する法案(183閣法36号)」の審査を進め、参考人質疑をしました。87歳の清水信次・日本チェーンストア協会会長=ライフストア(ライフコーポレーション)代表取締役CEOが出席。民主党の近藤洋介さんらの質問に対して、「こんなに安全ですばらしい国は他にないと思う。しかし、危機感を持っている」「死ぬというのはある意味平等で向こうには誰も(お札の)1枚も持っていけない」「(国会で参考人として意見を述べるという)こういう機会はこれが最後だと思う。ぜひ良い日本を残していってほしい」とおっしゃいました。

 清水さんは二大政党論者で、私たち、政権交代ある保守2大政党政治を20年以上追い求めてきた者にとってはけっして、脚を向けて寝られない人物。ずっと非自民勢力を支え続けてくれた随一の財界人です。一時、小沢自由党系ということもありましたが、いずれにしろ、20年間、ずっと非自民だった方です。



[画像]「良い日本を残してほしい」政権交代ある二大政党政治でずっと非自民側を応援してくださった清水信次・ライフストア(ライフコーポレーション)代表取締役CEO、2013年4月26日(金)、衆議院インターネット審議中継から。

 3党合意では「転嫁対策については、(略)独占禁止法・下請法の特例に係る必要な法制上の措置を講ずる旨の規定を追加する」とあり、これに基づき、今回の法案が出てきています。日本チェーンストア協会の清水会長のほか、岡田元也副会長にもご理解いただきたいところですね。

 この法案の採決は連休明けになったようです。

 ◇

 ところで、茜色の空というのはどういう空か。

 私は知らなかったのですが、一眼レフ愛好者の方が投稿しているサイト「GANREF」の投稿写真によると、次のような空のようです。
 次のリンク先にある写真のような空です。
 http://ganref.jp/m/p_doll/portfolios/photo_detail/5f57e330b729f73b56dfe3fdb3585a26

 まさに日本国の明日の責任のために社会保障と税の一体改革を成し、そして下野した夕方の民主党を表したかのような空であります。日が暮れながら染まっていく茜色の空は、日が昇れば、突き抜けるような青空になることもあるのでしょうか。

 ところで、仕立て直す前の「きょう採決へ」という朝投稿したエントリーで、次のような大平首相と野田首相の写真を載せました。

 

 よく考えたら、これはちょっと表現不足でした。私としたことがうかつでした。失敬、失敬。

 

 こうでなければいけません。

 右は、2013年4月26日(金)の衆院法務委員会で答弁する谷垣法相(前自民党総裁)です。この後、法務省に戻って、死刑執行の記者会見をしましたが、泰然自若としています。社会保障と税の共通番号制度の衆院委員会通過のエントリーに谷垣さんを忘れるとは失礼しました。経世会が汗をかき、宏池会が知恵を出し、作り上げてきた日本。大平さん、清水さん、谷垣さん、野田さん、岡田さん、古川さん、古本さん、金子洋一さん、岸本さん、後藤さん、玉木さん。

 党も歳も違い、共通点は子の世代、孫の世代に良い日本を残したいという志のみ。

 政治の要諦は実に簡単であり、単純であり、すばらしいものだと感じます。

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4月25日(木)のつぶやき その2

2013年04月26日 00時56分42秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

#kokkai 参・厚労委。午前中は労働に関する質疑、午後は社会保障に関する質疑。さらに、「再生医療推進法案」と「麻薬取締法改正法案」の2つの趣旨説明と採決の4本建てという荒技の連休前国会となりました。

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午前中に復興大臣が参院予算委に呼ばれたため、衆参両院の「東日本大震災復興特別委員会」が同時に開かれる異例の連休前国会となっています。#kokkai


#kokkai 同じ委員会を両院で同時に開けるのは、与党の質問時間と野党の質問時間を入れ替えて、大臣の拘束を片方に絞っているからだと思います。事務局の積み木細工です。


福島みずほさんはきょうだけで4回目の質疑登場ですので、ノリが良い感じです。#kokkai

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1日4回質疑に登場、最後はテレビ入りで対総理。連立政権の大臣を投げ捨て、小さい野党の党首の座を優先する福島みずほさんの気持ちは分からなくもありません。#kokkai

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谷垣法相「法務委員会はたーくさん、課題をかかえておりまして、ハーグ条約(実施の国内法案)とか、野党のご協力をいただいて大車輪でやっていていささか日程的に苦しい」として、「会社法改正もアベノミクスに入れて欲しい」との舛添要一さんの質問に否定的な答弁。#kokkai

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民主党単独では参議院過半数がありませんでした。「3・11」から半年以上経って、復興基本法、復興庁設置法、復興財源確保法が成立しないので、「全国防災に使える」との文言を入れる修正の見返りに、自民党、公明党に賛成してもらった経緯があります。@think_jp

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4月25日(木)のつぶやき その1

2013年04月26日 00時56分41秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

#kokkai_live #kokkai 参・予算委員会では経済通の大久保勉さんがアベノミクス。参・厚生労働委では労政通の石橋通宏さんが「雇用・労働の関する集中審議」。どちらも興味深い議題。webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php


大久保勉さんは5年前のガソリン国会で、参院側の主要メンバーです。特別会計からの地方整備局員のタクシー券廃止は大久保さんの手柄です。参・予算委。#kokkai #kokkai_live

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大久保さんが聞いている「財政ファイナンス」とは「財政赤字のマネーファイナンス」のことで、金融緩和とインフレ誘導で、国債を消してしまおうというやり方。黒田緩和について、財政ファイナンスではないかとの懸念が国内外ともにあるようです。#kokkai

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参・予算委で問題になった丸川珠代さんの日経広告疑獄について、石橋通宏さんが参・厚労委で質問しています。webtv.sangiin.go.jp/silverlight/in…

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#kokkai 安倍首相の答弁は明らかに質疑のエッセンスをとらえていません。首相秘書官室や付室が疲労していることがうかがえます。

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麻生副総理、審議中の予算案について「(総選挙で時間がなくて)なかなか細目について詰められなかった」と答弁。正直な良い答弁なのか、それとも。自民党員の感想を聞きたいところです。#kokkai #kokkai_live

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安倍内閣は参議院をなめてかかっているなあ。

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【速報】山口県のパチンコ屋に復興予算。蓮舫さん追及。#nhk #kokkai

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蓮舫さんは、山口県のパチンコ屋が復興予算の「建築物節電改修支援事業費補助金」をもらっていると指摘。パネルで写真も出しました。予算委でパチンコ屋に言及するのは異例。#kokkai

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なんなんだ。そのフリップ。パチンコがど真ん中かよ( ̄○ ̄;) #nhk #kokkai #国会

国会実況 国会中継さんがリツイート | 1 RT

蓮舫さんは2016年7月改選。パチンコ屋に自民党政権が箇所付けしていたことを指摘したことは、入閣経験者で、任期が4年間(解散なし)ある野党・参議院議員のあるべき姿を示しました。#kokkai

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復興予算は民自公3党合意で「全国防災」を飲み込まされて、民主党は成立にこぎつけました。それについて、野党時代の森雅子議員が参・決算委で民主党のせいにしました。これは絶対に許せない質疑でした。野党・蓮舫さんが大臣・森さんを追及。蓮舫、徹底的にやれ!

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#kokkai 森雅子大臣の野党時代の嘘つきペテン師、詐欺師のぬけぬけ質疑の会議録は→kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangii…

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#kokkai 福島県選出のお涙ちょうだいの嘘つき、森まさこ現大臣の野党時代の嘘つきペテン師、詐欺師のぬけぬけ質疑の会議録は→kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangii…

4 件 リツイートされました

安倍首相の答弁はまったく嘘です。衆参ねじれに苦しむ民主党に「全国防災事業費」を入れる代わりに、復興予算、復興基本法をつくらざるを得なかったのは、自民党と公明党です。安倍、森の答弁は被災地と全国民に対する愚弄です。#kokkai

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「山口県のパチンコ屋の例を出さないで欲しい」と安倍首相激怒。何かある?#kokkai

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復興財源確保法には、自民党と公明党が「全国防災事業費」を入れる修正を条件に参議院で賛成しました。押しボタン式投票の結果はこちらです。sangiin.go.jp/japanese/joho1…

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183閣法55号、地方分権改革の第3次一括法案が参院総務委で審議入りしました。紐付け枠付けの撤廃で74法律を改正し地方分権。参議院先議です。#kokkai #地方分権


3次一括法案は総務省ではなく内閣府提出法案です。cao.go.jp/houan/183/inde…#kokkai


建設中とはいえ、パチンコ屋の写真がパネルとして国会審議(NHK入り)に登場したのは画期的。蓮舫さんに「解散なし、非改選、閣僚経験者、野党の参院議員」の存在感を感じました。#kokkai

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本来、今日午前中に、参議院復興特別委員会で福島復興再生特措法の質疑を行い採決の予定でした。しかし昨日夜になって某民主党議員が、TVの入る今朝の予算委員会で復興大臣を追求したいと固執した為、今朝予定されていた復興特委員会は開けず、成立させるべき福島復興再生特措法採決も遅らせる事に!

国会実況 国会中継さんがリツイート | 465 RT

【速報】民主党の足立信也・参厚労委筆頭理事(元厚労政務官)は、「しかるべき行動に出る」と発言し、日経新聞の「ヒューマン・トラスト社対談広告」に登場した丸川珠代・厚労政務官の更迭を求める方針を示唆しました。#kokkai

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#kokkai toto(サッカーくじ)の対象を海外に広げ国立競技場の改修費用をまかなう議員立法が、参院文教科学委で審議入り。わずか10分で、質疑・討論なしに全会一致で可決しました。

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参・農水委では企業経営経験者のみんなの党、山田太郎さんが、農水省の特別会計について、基本的とはいえ、興味深い問答を展開しています。#kokkai #kokkai_live


#kokkai #kokkai_live 「警察庁の国会対策は不自然なのか?見習うべきか? 道路交通法改正法案が4たび参議院先議の怪」 goo.gl/Hj8se



警察庁の国会対策は不自然なのか?見習うべきか? 道路交通法改正法案が4たび参議院先議の怪

2013年04月25日 14時30分22秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

【画像】警察庁提出の道路交通法改正法案の趣旨説明をする古屋圭司・国務大臣(国家公安委員長)、2013年4月25日(木)、参議院インターネット審議中継からキャプチャ。

【参議院内閣委員会 2013年4月25日(木)】

 道路交通法改正法案(183閣法42号)が審議入りしました。

 国会に提出した3月29日に、新聞の社会面などで多く報道されたので、内容はご存じでしょう。

 京都府内でてんかんがある人がそれをかくして運転した、つまり「無免許運転」により、7人の死者を出した交通事故をきっかけにして警察庁が提出した法案です。

 古屋圭司大臣の趣旨説明によると、

 (1)自動車免許の取得の際に、病気に関する質問票を書くことを罰則付きで義務づける。
 (2)無免許運転の罰則を厳しくし、同乗者への罰則も設ける。
 (3)自転車の運転で複数回違反した者は講習を受ける

 ーーという内容です。

 これについて、「無免許運転の厳罰化がいけないのか」「良いことだ」「ご遺族の声を聞け」と言われれば、なかなか反論の余地はありませんが、「自転車の運転で複数回違反した者への講習」まで入っているとは知りませんでした。

 道路交通法の改正法案に関しては、ある傾向があります。

 前回は

 第171通常国会(2009年)、
 第166通常国会(2007年)、
 第159通常国会(2004年)、
 第151通常国会(2001年)

 に提出されました。つまり道路交通法の改正法案が提出された過去5回の国会はすべて任期満了直前の国政選挙が事前に分かっていた国会です。

 そして、道路交通法改正法案はここ4回連続で、参議院先議で法案審査にかかりました。

 趣旨説明もだいたい、予算が成立した直後の4月上旬です。

 そもそも、道路交通法に関して、「自分にはかかわりがない」と言い切れる人は一人もいないでしょう。そして、参院議員はとくに、県全域ないしは日本全国で選挙をします。見ず知らずの組織の人が自分の看板入りのクルマを運転してくれることに、会えば感謝の念を表するのは当然としながらも、あっけらかんとして「御輿」にならなければなりません。でも、自分の看板があるクルマの事故は自分の責めに、世間的にはなる可能性があります。そのとりしまりの大元が警察庁を頂点とする47都道府県です。

 そこで、参院先議で、だいたい無修正で全会一致で可決しそうな法案を出して、スムーズに成立させるというのが警察庁の国会対策なのではないでしょうか。公選法の取り締まりも各都道府県警の捜査2課です。第2回衆院選で品川弥二郎事件で血が流れたことを忘れてはなりません。現在でも警察庁の権力構造をおさえておく必要があるでしょう。

 一方、議員立法の「totoサッカーくじの対象を海外サッカーに広げ、国立競技場の改修費用を賄う法案(183衆法7号)」は参院文教科学委員会で審議入りから10分後に全会一致で可決してしまいました。

 こういった審議の入り口の国会改革が必要です。具体的には2つの改善ポイントを提示します。

 (1)委員会付託の両院議院運営委員会(理事会含む)の会議録の翌日公表。
 (2)「英議会の第一読会」あるいは、かつてのわが国の「帝国議会の衆議院本会議」のように、ただ法案名を読み上げるだけの本会議(インターネット生中継)。 

 ーーこの2点の国会改革が必要ではないでしょうか。

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◎マイナンバー法成立へ 後藤祐一さんの「官房副長官めざす人のポイント」反映 「自公民維み」5党共同修正

2013年04月24日 22時40分53秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

[画像]民主党、自民党、公明党、日本維新の会、みんなの党5党共同提出のマイナンバー法案の共同修正案を説明する後藤祐一さん、2013年4月24日(水)、衆議院第1委員室。

【衆・内閣委 2013年4月3日(水)および24日(水)】


 マイナンバー(社会保障と税の共通番号制度)関連4法案の衆参での成立が確実になりました。

 24日(水)の審議の冒頭、民主党の後藤祐一さんが法案の修正案を朗読。これは、木原誠司君外4名提出で、自民党、公明党、民主党、日本維新の会、みんなの党の5党共同提出なので、衆参とも過半数になります。もともとマイナンバー法案は社会保障と税の一体改革3党合意にもとづく法案なので、「自公民3党協議路線」が続いており、これに「民維み」野党3党共闘が重なったものとみられます。民主党の「与野党を超えた国のための明日の責任(社会保障と税の一体改革)路線」と、民維み3党が、おはこをめざしてしのぎを削る「行政改革政党」路線があいまって実現したものでしょう。

 後藤修正では、閣法の「マイナンバー導入による行政運営の効率化をもって国民の生活の利便性の向上を図る」という趣旨の文言を「国民の生活の利便性の向上を図るために行政運営を効率化させる」というように「基本理念」を書き換えることなどを提案。そのうえで、現在まだ設置根拠法がない、政府CIO法案(内閣法の改正法案)の次の部分を書き換えます。

 

 総理以下全閣僚がつくる「本部」について、「本部は、(略)府省横断的な計画を(作成することなどを)本部員(閣僚)に行わせることができる」とある閣法を、後藤修正で「本部長は、(略)行わせることができる」となりました。この本部長はとは総理のことであり、総理が独断で、全閣僚に命令できるようになりました。

 この背景には、3日(水)の後藤質疑がありました。このときは、難しくて何が何やら分からなくて、傍聴記を起こせなかったのですが、会議録が出ました。

 かなり長くなりますが、後藤・山本問答の一部を紹介します。

2013年4月3日の衆議院内閣委員会の会議録から抜粋引用はじめ(衆議院ホームページ)]

(前略)

○後藤(祐)委員 このように、内閣官房と内閣府というのは違うんです。そこを余り甘く見ると大変なことになるんですよ。

 山本大臣、内閣法と内閣府設置法と国家行政組織法の関係についてお答えください。

○山本国務大臣 詳細についてはちょっとここでは申し上げられないんですけれども、内閣官房と内閣府のたてつけは違うということはもちろん存じ上げております。

 ○後藤(祐)委員 つまり、内閣法に定める総合調整権限は山本大臣にはないんです。先ほどの答弁も間違っているんですよ。実態上お手伝いすることはいろいろあります。ですが、法律上の権限はないんです。そこをしっかりわきまえて仕事をしていただきたいということなんです。その話をしたら、また間違えた答弁をしたから、今申し上げたわけでございます。

 こういったことを踏まえた上で、先ほど岡田委員からもいろいろお話がございましたけれども、今回の法案というのは、私は、政府CIOが力を持って、各省がなかなか言うことを聞かないというときに、おたくの省のこのIT投資はおかしいんじゃないかというようなお話を政府CIOなりプロの目で見て、きちっと報告していただいて、いやいや、それじゃ足りない、もっと教えてくれというようなやりとりをしていただいて、その上で、それでもおかしいとなったら、それを直しなさいというようなことをできるようにするための法案だというふうに思っておりますが、それでよろしいですか。

○山本国務大臣 流れとしてはそういうことだと思います。

○後藤(祐)委員 これまでそういう意味ではすごく進化してきていて、これは私、与党、野党とか、党とかいう議論を余りしたくないんですね。森大臣のときにIT基本法ができて、そのとき、イット発言とかがありましたけれども、若い方は御存じですか、イット発言。苦笑いが出ないところを見ると、知らない。ITのことをイットと読んだんですね、当時の森総理は。まあ、それはいいとして。

 そのころから各府省にCIOができて、ところが、最初のころは官房長だとか総務審議官だとかだけがこのCIOに当たって、そんな人にITがわかるわけがないんですね。そこで、ようやく途中から、プロの方を補佐官で入れようという話になって、これによって格段に進んだと思います。そして、政府全体を見る人間も必要だということになって、政府CIOには今、遠藤さんに来ていただいていて、プロの目で政府全体を俯瞰する立場から各府省に対してそういうチェックを既になされておられる。

(略)

○後藤(祐)委員 今回の法案で二十六条を改正します。二十六条は、また「本部は、」と書いてあるんですよ。つまり、「本部は、」長いので省略しますが、要するに、府省横断的な計画の作成ですとか、経費の見積もりの方針の作成ですとか、先ほどからおっしゃっている施策の評価ですとか、こういったものについて政府CIOに行わせることができるという規定が加わりますが、この主語は「本部は、」なんです。同じなんですよ。

 本部というのは全大臣なんです。つまり、どうしても嫌だった場合は拒否権がある。ここの本部は本部長とすべきではありませんか。本部長は内閣総理大臣です。内閣総理大臣は政府CIOに対してこういったことをやらせることができるという規定にすれば、どうしても抵抗した場合、総理大臣が、では政府CIO、この権限はあなたに任せるから、好きなだけ各省から資料をとってこいというふうにすべきではありませんか。この二十六条の主語は本部長とすべきではありませんか。

 これは、真面目に議論すれば必ずそうなるんです。政治家からすれば、筆頭理事うなずいておられますけれども、当たり前なことだと思うんです。が、霞が関の各省協議の中においては、この長の字、一文字を入れることができないんですよ、独走されちゃうから。

 こういうところは、政治家の皆さん、これからいろいろな党で、いろいろな政権に入って、政務三役に入り官房副長官になる方もおられるでしょう。こういうところで負けちゃうんですよ、こういうところで。だから、今、議員の議論の場で、長を入れようじゃないかという話にしているんです。

 この二十六条の本部は本部長とすべきではありませんか

(後略)

[引用おわり]

 つまり、本部が本部員に命令するとなると、全閣僚が決定して全閣僚に命令することになります。だから、例えば、仮に厚労省が嫌がれば命令できない可能性があります。なので閣法の「本部が、」を「本部長が、」としたきょうの後藤修正(案)の提出で、総理の一存で、資料を出すよう命じることに出来るということです。

 そうすれば、政府CIOにすでに就任している民間企業(リコー)出身の遠藤紘一さんが、総理1人に頼めば各府省庁から資料が出てきて、チェックすることができる設置法(改正内閣法)ができあがることが可能になりました。何事もはじめが肝腎。遠藤日本国初代CIOも、任命時とは違う上司になってしまいましたが、法律と3党合意がありますから、思う存分働けます。


[写真]遠藤紘一・政府CIO、リコーホームページから。

 上の方ですでに引用しましたが、後藤さんは3日(水)の質疑の中で「こういうところは、政治家の皆さん、これからいろいろな党で、いろいろな政権に入って、政務三役に入り官房副長官になる方もおられるでしょう。こういうところで負けちゃうんですよ、こういうところで」と語っています。官房副長官をねらっている内閣委員に、そのポイントを伝授する後藤さん・・・思わず、「おまえだろ!」とつっこんでしまいました。

 この審議の「本部は、」を「本部長は、」とする5党共同修正案づくりに後藤さんは成功。いつ寝てるんだから分かりませんが、質疑で対決した3週間後には、早くも山本大臣と同じ第1委員室の席に座り答弁者として第1委員室へ。


[画像]修正案提出者として席に座る後藤祐一さん、山本一太・国務大臣、甘利明・国務大臣、衆・内閣委、2013年4月24日(水)、衆議院インターネット審議中継からキャプチャ。

 召集以来、1日たりとも空転しない第183通常国会ですが、岡田克也さんが衆・内閣委員になったので、内閣委員会は重点的にみるようにしています。きょうは、初質問の直後に後藤さんが「スカウト」した、みんなの党の大熊利昭議員も野党1期生ながら、さっそく最初の通常国会で第1委員室の答弁者となりました。


[画像]修正案提出者として席に座る後藤祐一さんと、修正案提出者として答弁する大熊利昭議員、甘利明・国務大臣、衆・内閣委、2013年4月24日(水)、衆議院インターネット審議中継からキャプチャ。

 このように行革の専門家として、大熊さんが修正案の共同提出者に選ばれたようです。


[画像]昨年の通常国会で、自公民3党実務者で法案をまとめたとして、答弁席の後藤さんにライバル意識をむき出しにする民主党の岸本周平さん、2013年4月24日(水)、衆議院インターネット審議中継からキャプチャ。

 その一方、トップバッターとして質疑に立った民主党の岸本周平さんは「昨年の通常国会では、(自民党の)平井卓也委員長、(公明党の)高木美智代理事、私・岸本周平の3人が自公民3党の実務者として協議し、法案はほとんどまとまっていました」と語り、この法案の生みの親の一人は自分だとアピール。答弁席の後藤さんへのライバル心をむきだしにしました。

 「民自公」・「一体改革」の「プロフェッサー岸本」か、はたまた、「民維み」・「行政改革」の「副長官(候補)・後藤」か。

 ちなみに後藤さんはかつて「実現男・後藤」というニックネームがありましたが、これからは「自称・官房副長官(候補)、後藤」と呼ばせていただきます。

 さまざまなつばぜり合いが繰り広げられる第183通常国会。まさに平場で勝負する戦国時代の様相です。

 さて、未来の官房副長官はいったい誰なんでしょうか。

 なお、議論を聞いていて、「マイポータル」に関しては専用回線からインターネットに一度つながるのは確実なので、「なりすまし」など安全面での対策をもっとうまく政府は答弁する必要があるでしょう。

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自民党清和会文科副大臣、子息の諫早湾ギロチン干拓事業入植に「やましいことは一つもない」

2013年04月22日 23時59分59秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

(初投稿日時は2013-04-23 08:58:05で、バックデート)

【2013年4月22日(月) 参・予算委員会 基本的質疑1日目】


 平成25年度予算案は4月22日に参院で実質審議入りしました。なお、参・予での趣旨説明は3月29日(金)の平成25年度暫定予算審査の際に一緒に済ませてありました。

 このため、午前9時開議の直後から、テレビ入り質疑が始まりました。

 前の任期の、初の参院での本予算審査のシーンがよみがえります。衆院通過の翌朝、午前8時50分趣旨説明し、午前9時テレビ入り質疑のスケジュールで運びました。この日程をおそらく秘書官ともども勘違いしていたと思われる、総務大臣、国土交通大臣、行政刷新担当大臣の3衆院議員が遅刻。前夜に衆院通過の祝杯を挙げていたのではないと信じたいところですが、自民党の筆頭理事から「参議院なめているのか!」と叱責され、審議入りが遅れるという参議院で何度も見たシーンが繰り返されました。

 「脱税総理と着服幹事長」の下、民主党の支持率は50ポイント落ちてしまい、初の通常国会直後に衆参がねじれてしまいました。この時点で第1次与党期は敗戦を迎えました。

 平成25年度本予算審議の衆院・予算委員会は充実したものとなりました。民主党委員が全員60歳代前半以下で、総理、官房長官、大臣をねらえる人だけが登場したからでしょう。それとは逆に、日本維新の会、みんなの党は閣僚未経験者だけが登場し、「私は開業医だが、消費税の損金参入を続けて欲しい」、「私は勤務医だから、日本医師会の利権に切り込んでいきたい」、「JAはいらないと思う」、「従軍慰安婦問題に関わっている人は左翼が多い」など率直な発言が多くて好感が持てました。この2点があいまって、野党の質疑が立体的に実りあるものになったのだと考えます。

 それとは相対的に、参院での基本的質疑の初日は、正直、おもしろいものではありませんでした。政権交代ある二大政党政治の実現により、衆議院が「閣僚vs民維み生」のアリーナ型の議会になりつつあるのに対して、参・予は、組織(県連・産別)代表が、政府をチェックしている感じがしました。民主党・新緑風会の質疑は、幹事長、政策審議会長とも「人口論」から入って良かったのですが、あまり傾聴に値する大きな議論にはなりませんでした。その他は、デパートのようにメニューを総ざらいした雰囲気でした。産別出身の議員が、衆院側でも争点になった「解雇の金銭解決」について取り上げ、参議院でも続けて欲しいです。

 新憲法ができた当時の参議院はチェック機能「再考の府」が期待されていたわけですが、その後、選挙の度に政党人が増えて続けて今日にいたります。これからの参議院がどうなるか。第183通常国会での予算委は注目したいところです。つくづく、20年前、参議院本会議が午前10時半ごろ散会した後に、横山ノックさんと西川きよしさんが談笑しながら、青空の下、議員会館につたわる横断歩道を歩いていった頃の参議院が私の中ではベストだと考えます。「100歳の双子姉妹、きんさん、ぎんさんに国民栄誉賞を」と宮澤総理に迫った西川きよしさんのような自由さがまったくない。あのころは、「タレント議員」「吉本枠」とバカにされていましたが、今の閉鎖的で窒息しそうな参議院よりもよっぽどマシですよ。

 その中で、林久美子ネクスト文科大臣が、谷川弥一・文部科学副大臣(自民党清和会)の予算執行者としての資質に迫りました。

 有明海の諫早湾干拓事業のギロチン事件といえば、当時の第1次民主党さんにとっては立党の原点ともいえる出来事で、橋本総理に、ムツゴロウの置物をプレゼントするという鳩山代表のパフォーマンスはあまり理解できませんでしたが、16年経って、新進党出身の私としても、第1次民主党さんの諫早湾ギロチンに関する公共事業コントロール法案は、「コンクリートから人へ」民主党立党の原点であると感じます。偶然にも、第2次野党期の最初の質疑も、諫早湾干拓事業でした(民主党下野後トップバッターは大串博志さん「改革の原点」諫早湾干拓事業から)。

 2008年4月1日(当ブログ内エントリー【諫早湾】「1人59億円」と「自給率39%」を双肩に営農開始!参照)に、営農が始まった諫早湾干拓事業ですが、2533億円の事業費がかかったわりには、営農者は42事業者だけで、1営農者あたり59億円になります。

 この営農者のうち1つの農業生産法人は、長崎3区選出の自民党衆議院議員で、元長崎県議会議長の谷川弥一・文部科学副大臣の子息です。このことは、私は以前から知っていて、ブログにも書いたような気がしていましたが、調べたところ、ブログに書いたことはないようです。

 この選定過程について、昨年、長崎県議会に証人尋問されたのにもかかわらず、谷川さんが欠席したことについて、谷川副大臣は「やましいことはいっさいない」と答弁しました。

 長崎県議会の会議録をみると、「ただいま私の方から提案させていただきました5月19日、金子原二郎氏を証人尋問する。5月26日、谷川弥一氏を証人尋問する。そのことについて委員会としての決をとりたいというふうに思います。賛成の委員のご起立をお願いします」「ありがとうございました。(拍手)では、そのように運んでいきたいというふうに考えています。というふうなことで、議長からのお願いの文書を出させていただきたいというふうに思います」「谷川弥一氏代理人の2名は、2つの理由をもって不出頭届といたしておりますが、一つは質問状に対して真摯に対応せず回答を拒否していること、あるいは100条委員会が乱用されているというふうなことなんですが、るる述べられているんですけど、前回の金子証人に対する不出頭届についても述べましたが、まず第1に、証人として出頭するかどうか、そのことについては、これはあくまでも100条委員会が判断するという、裁量権の問題につきましては100条委員会にあるということをあわせて私は申し上げたいというふうに思います」といった審議内容がみられます。

 予算の執行のあり方として、谷川副大臣は国会で説明する義務があります。例えば、文科省の教科書検定なども予算の執行の一つですが、こういった検定で、何か副大臣が官僚に働きかけるかもしれません。こういった問題の処理は、置き石をはじくようなことであって、予算審議において最優先すべきことだという考えを私はもっています。 

 このほか、林ネクスト文科相は、いじめの問題などに関して、参・文教科学委員会での一般質疑で谷川副大臣が十分でない答弁をしたと追及しました。このやりとりは、3月21日の文教委のやりとりのほぼ再現にちかい格好でした。 

 参・文教委での質疑。

 林さんの「御就任なさってから、いじめあるいは体罰が発生した学校の現場に足を運ばれましたか」との問いに、谷川副大臣は就任後の視察で、「大分に行ってきました。そしてこの間、大臣に付いて五島の学校にも行ってきました」として、下村博文文科相とともに、地元の五島列島に副大臣として「凱旋」したことを明らかにしました。そのうえで、「そしてもう一つは、一番ひどいところを視察に行きたいので、そこを選んでくれぬかという指示もしております」と語りました。このように答弁すると、谷川さんが次に視察に行く場所は日本一いじめがひどいというお墨付きを与えかねません。

 さらに、いじめの予防措置について、林さんは谷川副大臣が記者会見で、「いじめに対しての私の考え方は、まず徹底的に予防、予防措置を図ってほしい(略)私は省内で言っているのは、NHKに相談してくれと言っているんです」という不可解な発言をしていると紹介しています。林さんの「このNHKに相談してくれというのはどういうことなんでしょうか」との問いに「公共広告機構という番組でずっと放送していますが、いじめをしたらいけないんだよということを徹底的に社会に浸透させていただきたいという意味です」。林さんが「それじゃ、副大臣はいじめをなくすためにNHKでたくさん番組を作ってほしいということでおっしゃっているということですか」と聞くと、谷川さんは「テレビでいじめは悪いんだよ、悪いんだよとずっと言っていったら、だんだんだんだん、子供たちがそれを見ておって、ああ、いじめは悪いんだということを、してはいけないんだということを理解してもらえるような空気が出てくるんじゃないかと思っているんです」と答弁しています。

 おおよそ、これと似たような質疑が、テレビ入り予算委でも再現されました。

 ちなみに、公共広告機構とは、CM枠が空いている際に放送する無料広告を作成する、広告代理店と民間放送局が出資した任意組織だと思います。また、最近は、テレビをまねして学校内でいじめをしているとの指摘もあります。 

 谷川さんとNHKと言えば、政権交代後に放送されたNHKスペシャル「永田町権力の興亡」という番組の第3回の最後に、自民党の両院議員総会で谷川さんが「自民党は変わっていないぞ、変わっていないぞ」と叫ぶ中でエンディングテーマがかぶさるという印象的な場面がありました。この3年後に谷川さんは小選挙区で勝ち上がり、政権再交代し、五島列島に大臣ともに副大臣として凱旋したことになります。ちなみにこのNHKスペシャルは城本勝記者が編集したものですが、不自然な場面があります。1997年12月28日の新進党解党(分党)を決定した両院議員総会のシーンで、岡田克也衆議院議員の音が不自然に消されています。この番組では、小沢一郎氏がインタビューに応じているにもかかわらず、岡田さんはインタビューに応じていません。また、当時、岡田さんは記者会見オープン化の先頭に立っていました。このような経緯から、城本記者が意図的に岡田さんの声を消すという編集をしたのではないか。あくまでもげすの勘ぐりですが、それはさておき、谷川さんの「自民党は変わっていないぞ」の叫びが、その後の谷垣さんによる3年間の地に足がついた自民党の地域の声を吸い上げるとともに、公募候補を地方議員・組織がていねいに持ち上げるという復活のカンフル剤につながったように感じます。その成功体験を谷川さんが体で覚えていて、「いじめ対策は文科省ではなく、NHKの助けを借りたい」との心証につながっていたとしたら、これはこの国はけっしてよくなりません。

 安倍首相は谷川文科副大臣について「谷川さんは私より年上ですが、ずっと人生経験を積んでいるんですよ」と擁護しました。同派閥の議員を擁護する総理や大臣の姿勢をみて、私は「自民党は変わっていないな」と感じました。 

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国の根幹にかかわる0増5減区割り法案の大嘘と、川内博史・総支部長の東電福島の貴重な映像

2013年04月21日 08時53分29秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

 さて、連休前国会最終週となりました。与党は火曜日にも、衆・本会議で、0増5減の区割りを反映する公選法・区割り法改正法案(183閣法51号)を強行採決し、参院に送る方針。

 公明党の機関紙が与党の正当性を主張しています。が、長年読み続けているから分かるのですが、いつもの論調とは違い、抑え気味です。基本的に5減県は、公明党が衆参とも候補者を擁立していないこともあり、消極的な姿勢がうかがえます。

 きょう付の朝日新聞2面「日曜日に想う」で論説主幹の大野記者がおもしろいことを書いていて、鳥取県議会の区割りが、人口を比例した区割りになっていると指摘していました。これを読んで、私は2010年国勢調査を基に計算してみました。鳥取県議会の定数35のうち、人口最小の岩美郡は人口比例では「0・73人区」となりますが、1人区となっています。そして、人口最大の鳥取市選挙区は「11・54人区」ですが、12人区となっています。つまり、人口最小の郡も、人口最大の県都も、四捨五入で完全人口比例の区割りになっています。

 一方、2010年国勢調査にもとづいて、衆議院の選挙区を完全人口比例で計算すると、鳥取県は1・41選挙区になるので、四捨五入では、「1人区(全県区)」になるはずです。これを2人区としているから、0増5減の新区割りは人口格差1・998倍という苦しい線引き。一方、島根県は1・71選挙区ですから、四捨五入では2人区であることは相当です。

 これを、格差是正と定数削減をあわせた「5増35減の完全人口比例法案「2013年岡田法案」(海江田万里君外提出、183衆法8号)」は、270選挙区なので、鳥取県は1・27選挙区となり、法案通り、鳥取県の定数は1とするのが妥当です。この2013年岡田法案は挑発的で、自民党の実務者である細田博之さんの選挙区である島根県は「1・54人区」のはずですが、これを「定数1」と法案に書き込んであります。

 そして、日本維新の会が検討している案では、240選挙区なので、鳥取県は1・13人区、島根県は1・37人区となります。つまり、岡田法案の「鳥取県1、島根県1」が、日本維新の会の案により近くなっています。

 私は鳥取県や島根県に何の恨みもありませんが、一票の格差はなくすために1人区にすべきだと信じています。仮に国会議員の人数が県の発展につながるという理屈があるのならば、県内オピニオン・リーダーが暗黙の了解で、候補者の上位2名の票数を近づけ、選挙区と比例中国ブロック復活で合計2名の議員を送り込めるようしむければいいでしょう。

 このように、自民党の法案は、国の統治機構の根幹を短くとも10年間、長くて数十年間にわたってゆがませる法案です。絶対反対です。本会議で議題にせず、2013年岡田法案を全会一致で衆参とも通すべきでしょう。

 そして、細田法案にひそむ大嘘を、昨年の国会で見抜けなかった私自身に恥じ入ります。たぶん、国会議員も誰も気づかなかったのでしょうが、当事者意識を持って、自分一人の責にする生き方をこれからもしていきたい。

 さて、話は変わりますが、5年前のガソリン国会でも、3分の2条項による再議決や、自民党幹事長だった伊吹文明さんのトリッキーな国会戦術が話題になりました。民主党でも安住淳・国対委員長代理、渡辺周・衆議運委理事らの計らいもあって、川内博史・筆頭国対副委員長が「ガソリン値下げ隊長」として引き上げられました。同級生・同期当選の安住さん、渡辺さんが小選挙区当選で引き続き、財金委、議運委の筆頭理事を続けているのに、川内さんは初当選後初めて落選しました。1月のTBS番組に電話出演した川内さんは番組終了直前にスタジオに居た渡辺さんから「彼の分までがんばりたい」と突き放されましたが、それが政治の当たり前の現実だと、私は考えます。

 しかし、浪人中の川内博史・民主党鹿児島1区総支部長は元気なようです。

 川内さんが東京電力福島第一原子力発電所の1号機に入り、水蒸気爆発の原因とみられる「非常用復水器」の撮影に成功しました。このもようは、Ustreamの番組で自ら司会をする格好で放送され、YouTubeにもアップロードされています。すでに再生回数は2000回を超えています。



 上の動画のなかで、注目すべき情報は次の画像だと私は考えます。



 これは、非常用復水器のIC(アイソレーション・コンデンサー)、イソコンです。ここが激しく損傷しています。イソコンが「切」のスイッチに入ったまま、全交流電源が停電したにもかかわらず、1・2号機の制御室が「入」に入っていると勘違いしたまま、原子炉の冷却に失敗し、水蒸気爆発を起こしたことは、すでに東電社長が衆・予算委員会で認めています。この川内さんの映像でも、イソコン周辺の4階の吹き抜け部分に設計図上当然あるはずの「手すり」がなく、東電社員も「どこに行ったか分からない」としており、水蒸気爆発の衝撃で建屋の外まで吹き飛ばされた可能性が極めて高いでしょう。この川内さんの動画のなかで、東電社員は「そうですね」「そうですね」とあっさりと認める場面が多くみられます。これは東電社員のなかにも、事故の原因をもっと情報公開すべきだとの意識を持っている社員が多いことを示唆していると感じます。

 私は、多くの人とは違い、原子力発電を再開すべきだと考えています。昨年度の貿易赤字は8兆円になりました。働く人1人当たり年間20万円が国外に流出した計算になります。この状態で金融緩和をしていますが、より早く国情に応じた電力の安定供給を取り戻すべきです。もちろん、東電に関しては信頼が置けない状態ですので、柏崎刈羽原発の再開にも時間をおくべきでしょう。しかし、現在動いている関西電力大飯原子力発電所だけでなく、事故対応が早かった東北電力のほか、北海道電力、九州電力などの原発は再開すべきです。そのためには、東電の徹底的な事故究明が必要だと考える立場に私はいます。やはり、刑事事件としての強制捜査も必要でしょう。また、イソコンの操作を誤ったうえ、「入」になっていると誤認識したヒューマン・エラーについても立件も含めてもっと調べるべきだし、東電内にも容認論があるように思えます。

 放射能の見えない恐怖の中、勇敢に原発に入り込む川内隊長を頼もしく感じます。

 ぜひ、上の映像を見ていただきたいと考えます。

 さて、1月28日(月)召集の第183通常国会は、ノンストップで、ここまで空転がゼロになっています。というと、先週空転したではないかと言う人がいそうですが、実際には、参・東日本大震災復興特別委員会や、衆・憲法審査会などは動いていて、衆参とも空転した日は一日もありません。

 そのなかで、ようやくあすから、参・予算委の基本的質疑1日目ということで、季節感がだいぶずれてきそうです。

 先週は、本予算(案)が衆院を通過した週なのに、FNN産経のトレンド調査(首都圏500人)で内閣支持率が落ちました。珍事です。この辺のことしの予算スケジュールに、「待ちぼうけ」の意識があるのでしょう。

 昨年も大型連休に風邪を引いてしまいましたが、ことしもこの時期は、体力の限界に近づきつつありますが、あと1週間乗り切りたい。なお、参・予は通例審議がない連休の谷間の4月30日(火)に地方公聴会をする予定ですが、なんとか国のために、体を張って、身を粉にしてやっていく所存です。

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◎これは完全に「石破爆弾テロ」だ 自民党が強行採決、憲法違反の0増5減区割り反映法を委員会可決

2013年04月19日 18時38分12秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

[写真]今期初の党首討論で野党党首から「安倍内閣は長期政権になる」と言われて、相好を崩す安倍首相、2013年4月17日、NHKから。

【2013年4月19日(金) 衆院・政治倫理の確立および公職選挙法改正特別委員会】

 自民党が大暴挙に出ました。これは完全に「石破爆弾テロ」と言って良いでしょう。

 0増5減緊急定数是正法の新区割りを反映する公選法・区割り法改正法案(183閣法51号)を強行採決しました。


[画像]0増5減区割り法案を強行採決し、可決した瞬間、2013年4月19日(金)、衆議院インターネット審議中継からキャプチャ。

 議運委員を兼ねる佐々木憲昭議員は「自公は16日夜の議運で付託を強行しました。与野党の合意のもと円滑に議会を運営すべきだ」と批判しました。

 民主党が提出していた5増35減の人口完全比例の公職選挙法・区割り法改正法案(2013年岡田法案、183衆法8号)は付託すらされず、門前払いされました。

 このようなことがあっていいのでしょうか。

 民主党の法案では、石破茂・自民党幹事長の鳥取県の定数が「1」、細田博之・幹事長代行の島根県の定数も「1」になるので、二人が嫌がったのでしょう。

 まさに国益よりも私益を優先するのが、今の自民党執行部です。

 伊吹文明議長にあっせんを求める「棚上げ」がありましたが、伊吹さんが5年前のガソリン国会で、自民党幹事長として「つなぎ法案」事件を起こした過去があります。自ら「国税つなぎ法案」「地方税つなぎ法案」なるものを執筆し2008年1月末に突如委員会に提出。その日のうちに衆財金委、衆総務委で趣旨説明のうえ、そのまま採決し、可決。内容はガソリン税が失効しないようあらかじめ「つなぐ」法案で、議長あっせんを飲む代わりに本会議採決を取り下げました。憲政史上、委員会で可決した法案が本会議に上程されなかったのは憲政史上この一回だけです。しかし、これは、もともとありもしない法案を勝手に書いて、自民党が勝手に可決しただけであり、与野党の取り引きに使われるものではありません。

 もちろん、5年前の事例にもとづき、伊吹議長が本会議の日程に入れないよう、働きかける手もあるでしょう。

 いずれにしろ、参議院では否決される見通しの法案です。

 改めて、 与野党実務者による協議が必要です。

 そのうえで、2013年岡田法案をベースにして、所要の修正を入れればいいでしょう。

 協議は、連休明け国会から会期末まで続くことになりそうですが、とにかく最高裁の無効決定をみないことが大事です。

 討論には、みんなの党と共産党が出席しており、みんなの党の井出ようせい議員は「安倍政権への期待が失望に変わるでしょう」と指摘しました。

   


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tags 安倍晋三


4月18日(木)のつぶやき

2013年04月19日 00時56分03秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

#kokkai 自民党が「0増5減」で食い逃げしようとしていることは間違いなし。QT @merusanny 菅官房長官のコメントには腹が立つ!じゃぁ、「定数削減」は三党合意ではないというにか? 野党は定数削減を含めた抜本改革を主張いてるではないか! 国民をバカにするな!

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#kokkai すでに憲法違反の自民党の区割り法。このまま強行採決は民主主義へのテロに等しい! RT @ujichan_ujihara 区割り法、約2倍はダメでしょ RT 与党側が「0増5減」法案早期成立への協力を求めたのに対し、「1票の格差の是正には不十分」と民主党。


#kokkai 衆議院政治倫理の確立および公職選挙法改正特別委員会に自民党委員が入場。憲法違反の0増5減区割り法案を強引に審議入りするもよう。shugiintv.go.jp/jp/index.php


#kokkai きょうから共産党も審議拒否に参加。9時6分ごろ、保岡委員長が強引に開議。民主党、日本維新の会、みんなの党、共産党、生活の党は議会政治を守るためにやむなく審議拒否戦術中。平沢勝栄理事らが出席を呼びかけへ。

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0増5減ではすでに6選挙区が違憲(状態)に。これまでは10年に1度の国勢調査結果にもとづく人口でしたが、一部判決では、「選挙当日の人口」を採用しているところがあり、ていねいな検証が必要です。#kokkai

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#senkyo #kokkai 民主党はすでに対案を出しています。sangiin.go.jp/japanese/joho1…自民党は議題にしないまま、強行採決の方針。


#kokkai 民主党法案(sangiin.go.jp/japanese/joho1…)を付託しない衆・議院運営委員会(佐田玄一郎委員長)の方が不毛。RT @Ogushi_Masaki 選挙制度改革の委員会の開会時刻を過ぎていますが、野党が不在。出席を促しています。無駄な時間が流れています。

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#kokkai 保岡委員長は、委員会を強行。内閣提出の「0増5減」憲法違反法案の新藤総務大臣の趣旨説明に入りました。shugiintv.go.jp/jp/index.php

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#kokkai 自民党はぬけぬけと質疑を始めました。さらに民主党を「一度政権を担ったのに逃げまくっている」と大塚拓議員。「決められない政治というよりもあえて決めない政治。民主党政権でまったく政治が止まった」盗人猛々しいとはこのこと。shugiintv.go.jp/jp/index.php

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大塚拓議員は読売新聞の社説を朗読して、民主党を批判。#kokkai

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#kokkai 大塚拓議員(別名・珠夫)読売新聞、日経新聞などの「野党は時代遅れ」との社説の感想を新藤総務大臣に質問。

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山梨1区選出の宮川典子・自民党議員「山梨県は0増5減対象県なので、候補者(時代)としても、有権者としても不安だった」と発言。#kokkai


#kokkai 民主党の轟木利治さんが委員長をつとめる参議院の委員会では与野党合意済みのインターネット選挙解禁の公選法改正案を審議。民主党の衆・委員会欠席がたんなるサボりでないのは明確。webtv.sangiin.go.jp/silverlight/in…

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参院農水委では民主党の中谷智司委員長の議事で、民主党の徳永エリ議員が「TPPに関する決議(案)」を提出。テレビではカットされて、民主党がサボっているニュースにされるかも。#kokkai

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#kokkai 衆・倫選挙特別委員会は与党が単独で質疑し、散会しました。

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自民党インチキ法案であることが判明 衆・倫理選挙特別委 blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/…

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自民党インチキ法案であることが判明 衆・倫理選挙特別委

2013年04月18日 11時53分01秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

【2013年4月18日(木)衆・政治倫理の確立および公職選挙法改正に関する特別委員会】

 自民党のインチキぶりがまた明らかになりました。

 委員長は「小選挙区区割りを反映する公選法・区割り法改正法案(183閣法51号)」だけを議題にし、民主党対案の海江田万里君外提出「5増35減による完全人口比例・定数削減法案(183衆法8号)」を議題にすら載せないという民主主義に対する大暴挙を企てました。

 これには、昨日は出席していた共産党も欠席し、民主党、日本維新の会、みんなの党、生活の党、共産党が欠席。とはいえ、5党はサボっていたのではなく、衆院憲法審査会には出席して堂々と意見を述べました。さらに同時間の参院の倫理選挙区特別委員会や農林水産委員会には出席どころか民主党議員が委員長として議事まで務めましたが、お昼のテレビニュースはカットしました。

 自民党が強行した質疑では、大塚拓議員が「読売新聞や日経新聞の社説も自民党を支持している」として新藤総務相に意見を求めました。

 そのうえで、一部の高裁が10年に1度の国勢調査ではなく、投票日の人口を用いて格差を論じたことについて、「国勢調査を使うのは立法府の裁量権だ」として、国会が決めればいいと決め込みました。他の議員の答弁で、総務省選挙部長は(1)人口把握を目的とした調査である(2)大正時代の選挙法からそうしているーーなどとして国勢調査を使っているとしています。なお、民主党対案(2013年岡田法案)を使えば、人口の変化があるたびに、区割り審に頼めば自動的に線引きができるようになっています。

 自民党の田所嘉徳議員は、「平成の大合併を反映して欲しい」としました。実は細田法では平成の大合併は反映しないことになっています。田所指摘は傾聴に値しますが、こういう良い指摘も入れて、批判を中和してしまうのが古き良き自民党の手口です。

 自民党の宮川典子議員は、「緊急是正法は人口の均衡を求めなかった」と述べ、昨年11月16日に成立した細田法(0増5減緊急是正法)は人口の均衡に配慮していない目くらましであることを党内議論をもとに暴露しました。

 公明党の佐藤茂樹さんは、「解散総選挙をおそれて1年8ヶ月も放置した民主党の罪は重い」として、暗に輿石東幹事長・樽床伸二幹事長代行(ともに当時)の名指しを避けながら批判し巻いた。

 会議は11時24分に散会。

 同時に岡田克也さんらを入れた与野党の実務者協議が始まりました。

 なんとか、禍根を残さない選挙制度にむけて、ぎりぎりの折衝をのぞみます。

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衆院の8常任委 2特別委空転 石破自民党0増5減区割り法案強行採決の構え崩さず

2013年04月17日 17時31分40秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

[写真]自民党の石破幹事長(自民党ホームページ)と民主党の岡田最高顧問(筆者撮影)。

 石破茂幹事長率いる自民党が、連休前国会での「0増5減区割り法案」(183閣法51号)を強行採決する構えを崩していないことから、2013年4月17日(水)、民主党、日本維新の会、みんなの党、生活の党は団結して審議を拒否しました。この日は、衆院では8つの常任委、2つの特別委が設定されていましたが、開議せず休憩した委員会は散会、開議しなかった委員会は流会をそれぞれ午後5時前後に理事会で決定しました。

 野党による審議拒否戦術は、今の任期で初めて。

 「0増5減区割り法案」は、憲法違反であり、石破幹事長の地元の鳥取県の定数を合理的根拠無く「2」にする支離滅裂な法案です。さらに前日、衆院議院運営委員会(佐田玄一郎委員長=自民党)は、閣法だけを衆院・政治倫理の確立および公職選挙法改正特別委員会(保岡興治委員長)に付託しています。2013年岡田法案は付託しておらず、本会議での趣旨説明・代表質問も求めておらず、民主主義を否定しかねない大暴挙です。

 これは、最高裁と国会の権力関係、衆議院と参議院の権力関係に、甚だしい禍根を残す可能性が極めて大きく、絶対に許してはなりません。

 新年度かつ連休前という国民の忙しい時期をねらう手法は、毎年末に政党を解党し新党を立ち上げる小沢一郎氏の「政党助成金・解党ビジネス」を彷彿とさせ、石破氏が第二の小沢氏になりつつある気配があります。

 石破自民党による国会を破壊する大暴挙を絶対に阻止しましょう。

 正義は完全に我々にあります。

 そして、信無くば立たず。最後は、石破茂と岡田克也。どっちが信用できるか。それが答えになるでしょう。

 


【数は力の風が吹く】格差是正で岡田法案提出したのに・・・自民党が閣法のみ委員会付託の大暴挙を許すな!

2013年04月16日 22時54分33秒 | 第183通常国会(2013年1~6月)附則・附帯決議

[写真]民主党ニュースから。

 民主党の岡田克也・政治改革推進本部長は、2013年4月16日(火)、自ら書いた「1人別枠方式を完全に廃止した人口比例で鳥取県の定数を1とし小選挙区を30、比例区を50削減する公職選挙法および区割り審設置法改正法案」(議案番号は183衆法おそらく8号)を、鬼塚誠・衆院事務総長に提出しました。側近の中川正春・党幹事長代行、渡辺周・議運委筆頭理事が同席しました。

 2013年岡田法案は、おおむね「5増35減」となり、その後は、国勢調査ごとに自動的に区割り審が線引きを変えることができます。

 ところが、あろうことか、佐田玄一郎・議院運営委員長は、午後8時半から、職権を議運を開き、自民党、公明党、共産党の委員しか出席していない中、「0増5減の区割り反映で鳥取県の定数を2のままお茶を濁す公職選挙法および区割り審設置法改正法案)(石破・細田エセ改革法案、183閣法51号)だけを衆院倫選特委に付託する、「数は力の風が吹く」乱暴な国会運営を展開しました。自民党は前の与党期から、「野党・民主党は対案を出さない」と言っておきながら、本当に対案を出すと、閣法だけ付託するという暴挙に出ました。

 このようなことはあってはなりません。岡田法案と石破・細田法案の両案を付託して議論すべきです。国会正常化に向けた話し合いが待たれます。国民が分かりにくくれば、田原総一朗さんに乗り込んでもらって、説明をつくすべきです。

 子や孫に良い国を残すために私たちは何ができるか。

 うんざりしている場合ではありません!

[法案全文引用はじめ]

公職選挙法及び衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律案
(公職選挙法の一部改正)
第一条 公職選挙法(昭和二十五年法律第百号)の一部を次のように改正する。
第四条第一項中「四百八十人」を「四百人」に、「三百人」を「二百七十人」に、「百八十人」を「百三十人」に改める。
第十三条第一項中「別表第一」を「別に法律」に改め、同条第三項中「別表第一に掲げる」を削り、同条第五項中「別表第一」を「第一項に規定する法律で定める選挙区」に改める。
第百四十九条第二項中「二十八人」を「十九人」に改める。
附則第八項を削る。
別表第一を次のように改める。
別表第一 削除
別表第二北海道の項中「八人」を「六人」に改め、同表東北の項中「十四人」を「十人」に改め、同表北関東の項中「二十人」を「十四人」に改め、同表南関東の項中「二十二人」を「十六人」に改め、同表

東京都の項中「十七人」を「十三人」に改め、同表北陸信越の項中「十一人」を「八人」に改め、同表東海の項中「二十一人」を「十五人」に改め、同表近畿の項中「二十九人」を「二十一人」に改め、同表中国の項中「十一人」を「八人」に改め、同表四国の項中「六人」を「四人」に改め、同表九州の項中「二十一人」を「十五人」に改める。
(衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部改正)
第二条 衆議院議員選挙区画定審議会設置法(平成六年法律第三号)の一部を次のように改正する。
第三条中「を基本」を削り、同条に次の一項を加える。
2 前項の改定案の作成に当たっては、各都道府県の区域内の衆議院小選挙区選出議員の選挙区の数は、公職選挙法(昭和二十五年法律第百号)第四条第一項に規定する衆議院小選挙区選出議員の定数に相当する数を人口に比例して各都道府県に配当した数とする。
附 則
(施行期日)
第一条 この法律は、公布の日から施行する。ただし、第一条の規定は、同条の規定による改正後の公職選

挙法(次条において「新公職選挙法」という。)第十三条第一項に規定する法律の施行の日(次条において「一部施行日」という。)から施行する。
(適用区分)
第二条 新公職選挙法の規定は、一部施行日以後初めてその期日を公示される衆議院議員の総選挙(以下この条において「次回の総選挙」という。)から適用し、一部施行日の前日までにその期日を公示された衆議院議員の総選挙及び次回の総選挙の期日の公示の日の前日までにその期日を告示される衆議院議員の選挙については、なお従前の例による。
(今次の改定案に関する特例)
第三条 第二条の規定による改正後の衆議院議員選挙区画定審議会設置法(以下この条において「新選挙区画定審議会法」という。)第四条第一項の規定にかかわらず、新選挙区画定審議会法第二条の規定による平成二十二年の国勢調査の結果に基づく衆議院小選挙区選出議員の選挙区の改定案(以下この条において「今次の改定案」という。)の勧告は、この法律の施行の日から一年以内に行うものとする。この場合において、今次の改定案の作成における新選挙区画定審議会法第三条第二項の規定の適用については、「公

職選挙法(昭和二十五年法律第百号)第四条第一項に規定する衆議院小選挙区選出議員の定数に相当する数」とあるのは、「二百七十」とする。
2 政府は、今次の改定案に係る新選挙区画定審議会法第二条の規定による勧告があったときは、当該勧告に基づき、速やかに、必要な法制上の措置を講ずるものとする。
(衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口較差を緊急に是正するための公職選挙法及び衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律の廃止)
第四条 衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口較差を緊急に是正するための公職選挙法及び衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律(平成二十四年法律第九十五号)は、廃止する。
(衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口較差を緊急に是正するための公職選挙法及び衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律の廃止に伴う経過措置)
第五条 前条の規定による廃止前の衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口較差を緊急に是正するための公職選挙法及び衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律附則第三条第三項の勧告は、なかったものとみなす。

理 由
衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口較差をめぐる厳しい現状に鑑み、平成二十二年の国勢調査の結果に基づく衆議院小選挙区選出議員の選挙区の改定案について、人口に比例して都道府県に配分した選挙区の数を基にその改定案を改めて作成することとし、あわせて、衆議院議員の定数を八十人削減して四百人とし、そのうち小選挙区選出議員の定数を二百七十人、比例代表選出議員の定数を百三十人とする必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。

[全文引用おわり] 

 tags 石破茂 細田博之

    

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