【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

長島昭久NC防災大臣に「来てくれてありがとう」広島市土石流「平成26年8月豪雨」民主党、総理に先んじる

2014年08月22日 21時55分22秒 | 第187臨時国会2014年地方創生国会

[写真]広島市の土砂すべりの避難所で、被災女性に呼び止められた、長島昭久ネクスト防災相、橋本博明・衆議院広島3区総支部長(右)、松本大輔・同2区総支部長(左)=民主党ニュースから。

「政治家の人たちはだれも来てくれないのかと心細く思っていたが、来てくれてほっとした」

今週2014年8月20日(水)未明、広島県広島市の安佐北区から安佐南区にかけて、豪雨を受けた、同時多発的(おそらく8つ以上)な土砂滑りが起き、太田川沿岸の破壊的な大土石流が起き、家ごと流されたり、土砂崩れの直撃を受けるなどして、現在までの3昼間で、死者40名、行方不明者47名=一時7名から50名まで情報は錯そう=とおよそ87名が犠牲になる大災害が起きました。このもようは、午前6時くらいの夜明けから、NHK・民報各局でヘリコプター映像を交えて報じられ、日本全国にショックを与えました。政府は、こんげつ8月にあった、台風12号、11号=日本列島到来順=の他の被災自治体(調整中)とともに、「平成26年8月豪雨」として激甚災害指定する見通し。

 モンゴルから急きょ帰国した、長島昭久ネクスト防災担当大臣が、避難所を訪問。民主党ニュースによると、避難中の女性から呼び止められて「政治家の人たちはだれも来てくれないのかと心細く思っていたが、来てくれてほっとした」と声をかけられました。

 大畠章宏災害対策本部長(民主党幹事長兼務)は、記者団に「想像をはるかに超える規模の集中豪雨による土石流の状況を見させてもらった。人命救助最優先ということで現在は動いているが、これと合わせて地域の実情に合った形で、地域の皆さんの要望を踏まえた対応が必要だと感じた」と語りました。


[写真]被災状況を視察する大畠章宏対策本部長(民主党幹事長)、坂上隆司・民主党役員室職員、松本大輔元防衛大臣政務官(2区総支部長)=民主党ニュースから。

大畠衆議院議員が「人命救助最優先」との認識を示したのは、2011年3月11日夜に、国土交通大臣として、徳山日出男・東北地方整備局長(部下3000人)にテレビ会議で語って以来、3年半ぶり(参考エントリー)。ただし、大臣指示だった前回と違い、今回は記者団に語ったものであり、「防災担当の長島議員とも協議し、政府に対して何らかの形で対応を申し入れさせていただく」 。

 想像を絶する土砂すべりです。

 長島ネクスト大臣は「とにかく、急峻で土石流によって道路が寸断されているため、自衛隊等の重機も入りにくい。泥水の除去と進入路の確保に全力を挙げねばならない」とフェイスブックファンページで発信しました。

長島大臣が携帯で撮影した現場写真(長島昭久フェイスブックファンページより)。


[写真]捜索活動をする自衛官ら、2014年8月22日(金)、広島市内、長島昭久ネクスト防災相撮影。

[写真]平成26年8月大豪雨(?)の現場、2014年8月22日(金)、広島市内、長島昭久ネクスト防災相撮影。

[写真]避難所となっている梅林小学校、2014年8月22日(金)、広島市安佐南区内、長島昭久さん写す。

 神奈川県選出の牧山弘恵(牧山ひろえ、2期)さんは、神奈川県から国会にかけつけて、参議院災害対策委員会の閉会中審査を筆頭理事として要求。来週2014年8月28日(木)にも委員会が開かれる見通し。

古屋圭司防災担当大臣は、さっそくきのう21日(木)朝、現地を訪れ、テレビワイドショーで「さきほど午前9時ごろ、このビルの屋上から古屋防災相が視察していきました」と報じられました。

大畠幹事長はきのうの記者会見で「民主党は政権時代に、自民党から、『遅い、遅い』と言われた」としてスピードを強調。

 民主党は古屋大臣には1日遅れてしまいましたが、安倍総理には先んじました。



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