【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

植田ショックで、財務金融委員会の閉会中審査、超異例の週内にもスピード開催か 日銀総裁報告をしてもらい、それに対する質疑、首相出席求めず

2024年08月06日 12時02分36秒 | 閉会中審査
 「植田ショック」を受けて、浜田靖一、安住淳両国対委員長がきょう2024年8月6日午前に会談。今週から来週にも財務金融委員会で植田日銀総裁の説明とそれに対する各党の植田氏、鈴木大臣への質疑をすることで合意しました。日程はスピードになります。

 日本銀行では、長く国会対策を手掛けていた、堂野敦・前政策委員会室審議役・国会経済団体担当が、先々月24日付で名古屋支店長に栄転。松山支店長以来4年ぶりに永田町・大手町を離れました。7000人の社員がいる同行ですが、国会周り・企画畑はごく少数のエリート職員が長年手掛けるため、国会を含む広い意味での市場との対話が難航するかもしれません。

 なお、8月9日(金)に、衆参の災害対策特別委員会が、警察官2名が殉職した秋田・山形線状降水帯で、政府に対して質疑をします。これは「理事懇談会」ですのでネット中継はなく、議事録はそもそも作成されません。

 また、きょう2024年8月6日から、警視庁警備部警護課の警護官、SPがサングラスをしていいことになりました。

 さて、高市総務相・斎藤農相時代に創設された森林環境税(平成30年税制改正法のメニュー)の収入が正式に自治体に譲与されます。市町村の能力にあわせて、林野行政を国が代行するための、森林経営管理法(平成30年法)の改正法案が来年の通常国会に提出されるはこびとなりそうです。来年は土地改良法改正案も審議されそうですが、森林環境税の1人1000円に反発も参院選に影響するでしょうから、野党は入念な仕込みが必要となります。

 立憲はあす代表選管と、それが決めた日程に関する臨時常任幹事会を開きますので、岡田克也幹事長の定例記者会見は、きょうでなくあすになります。岡田さんはコロナ禍での自宅療養中は、軽い咳以外はまったく症状がなく、電話で指示を出していて、きのう月曜日から公務に復帰しています。岡田さんがいない5日間も、月は地球の周りを回りました。

 以上です。


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