【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

自民党の隠蔽体質極まる、細田博之衆議院議長のきょう午後2時の「所要30分間」記者会見で、朝日新聞社が「フリーの記者らも入れた会見とするなどの要望」も衆・秘書課が拒む

2023年10月13日 05時56分06秒 | マスコミ批評
 細田博之衆議院議長=写真は2020年9月・衆議院第一議員会館で筆者撮影=がきょう2023年10月13日(金)午後2時から、「所要30分」(衆議院秘書課)で議長公邸で記者会見を開きます。概要が発表されたおととい11日、朝日新聞社が「フリーの記者らも入れた会見とするなどの要望」をクラブ幹事社に依頼し、幹事社がきのう12日午前に衆・秘書課に要望があったと伝えたことが分かりました。けさ付の朝日新聞4面が報じました。出席者リストの提出はきのう午後5時に締め切られています。その後、夜になってから、頭撮りだけでなく、質疑応答部分の撮影も認めることになったとしています。

 筆者・宮崎信行は、概要の発表が解禁となった5分後の、2023年10月11日午後1時5分に、衆・広報課から電話で概要を聞き、その際に「所要30分間」とも伝えられました。フリーランス記者の出席の可否は「衆議院クラブを通してほしい」と言われました。その5分後となる2023年10月11日午後1時10分ごろに、筆者は物理的に直接、衆議院クラブを訪れ、中にいた記者2名に、「幹事社さんいらっしゃいますか」とたずねました。そこで「いません」との回答を得ました。最初から「所要30分間」と聞いたこともあり、それ以降はとくに、衆議院クラブに問い合わせをしてはいません。きのう午後5時に募集は締め切られたと認識しています。

 自民党議員は非常に情報公開姿勢に消極的。人事に強い影響力を持っているとされる麻生太郎副総裁も、記者会見をしていないようです。

 きょうは午前11時から、衆参両院の議院運営委員会理事会が開かれ、官房長官が「20日に召集する」ことを伝達します。この場で、衆の山口俊一委員長が、細田議長が辞任するかどうかを野党理事らにどのタイミングで話すかは不明。20日の議事の段取りをめぐって、衆・議運理は休憩となることも予想され、午後2時の段階で、休憩中という展開になる可能性も五分五分です。

 記者会見では「安倍派会長として安倍晋三首相に伝える」とした旧統一教会(きょうにも文科省が地裁に解散命令請求)との関係性と、女性記者らに「今から来ないか」「議長になってポリスボックスが立ったから安全だよ」と港区内のマンションに誘ったハラスメント問題の2つが問われます。

 なお、想定通り、細田議長が辞任した場合について、読売新聞はきょうの朝刊1面で、額賀福志郎衆議院議員を充てることで最終調整中だと報じました。

 以上です。


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