【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

宮崎信行の指摘が大きく影響か、「唯一の被爆国」ではなく「唯一の戦争被爆国」への言い換え、飛躍的に高まる、過半数が「戦争被爆国」に

2019年08月11日 16時39分29秒 | その他
[写真]国会議事堂の参議院側の「噴泉」、2017年、宮崎信行撮影。

 宮崎信行の指摘が、どうやら、与野党問わず、国政に大きな影響を与えたようです。

 宮崎信行が2011年9月13日付記事で指摘した「唯一の被爆国」という表現は間違いであって「唯一の戦争被爆国」ではないかとの指摘。合計3回以上、「宮崎信行の国会傍聴記」で、指摘しました。

 あわせて、歴代首相は国会で「唯一の被爆国」と答弁するのに、毎年の広島や長崎でのスピーチは、毎年「唯一の戦争(戦闘)被爆国」と言っているため、後者はコピペではないか、との指摘もしました。

 で、ブログを始めた第168回国会から上述の指摘をした第178回国会までを比べると、「唯一の被爆国」は104回使われ、「唯一の戦争被爆国」は5回使われています。

 それに比べて、指摘後の、第179回国会から第198回国会までだと「唯一の被爆国」が120回使われ、「唯一の戦争被爆国」が172回使わています。

 もう「唯一の戦争被爆国」が主流となりました。

 私の指摘後に、日本テレビの「真相報道バンキシャ!」が「マーシャル諸島共和国」の現地取材映像を複数回放送しました。サンゴ礁の空撮映像。ビキニ環礁水爆実験の後は、不謹慎ながら、一か所だけくっきりえぐれて水深が深くなっているため海の青さが深くて「見た目は世界の絶景」。しかし、現地の島民は、半世紀以上にわたり首都がある島に避難しており、一度も島に帰っていませんが、被災者、避難者、被曝者への差別で仕事も得られず、政府頼みの厳しい生活のようです。日本テレビ報道局の記者に聞くと、この番組の放送は同社正社員記者が取材しているそう。報道の経営が大きく沈下しているなか、出張旅費・空撮代を使って取材してくれた日テレに感謝します。

 人類最初の「被爆国」はニューメキシコ州という考え方もできます。ニューメキシコのプルトニウム核分裂型(ナガサキ型)原爆の実験名は「トリニティ」で、マーシャル諸島共和国の水爆実験は「ブラボー」。アメリカ人ふざけんな、とも思える名称なんですが、当事者たちは政治家からの命令で、少し気が変になっていて、そういう実験名を付けたのかもしれませんね。

 まあ、どう控えめに見ても、私の影響だったでしょう。民主党政権時代に、このブログを読んでいない、首相秘書官などいるわけありません。これからは、アメリカをはじめとする外国を見たり、今まで以上に歴史を探求しながら、ジャーナリスト活動を続けていきたいところです。

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