衆議院は平成28年2016年1月1日(金)、「1課9部1局」のうち、6部長らの人事異動を発令しました。おのおの、新しい議事部長に五十嵐一郎さん、委員部長に阿部優子さん、記録部長に矢尾板丈明さん、管理部長は岡田憲治さん、憲政記念館長に花島克臣さん、憲法審査会事務局長に斎藤育子さんを充てました。
しあさって週明け4日月曜日からの第190回通常国会にのぞみます。
議院事務局法(昭和22年4月30日法律83号)と衆議院事務局事務分掌規程は次の「1課9部1局」を設けています。
秘書課、議事部、委員部、記録部、警務部、庶務部、管理部、国際部、憲政記念館、憲法審査会事務局、調査局。
このため、法令で定めた建制順では、向大野新治事務総長、紅谷弘志事務次長に続き、議事部長、委員部長。本会議場での座り位置の並びもそうなっています。
ただ、形式主義的な議事部長と実質主義的な委員部長という対比や、本会議には事務総長、事務次長も出席している関係もあり、現在と先代の事務総長は、議事部長を経た後に委員部長を務めています。
阿部優子委員部長は衆議院事務局史上初めての女性の委員部長。建制順トップの議事部長はすでに務め、その後、憲法審査会事務局長をしていました。委員部では議運を担当する議院運営課長もやりました。入局は昭和60年(1985年)3月。
衆議院事務局は現在では、現役職員の国内勤務地は、東京都千代田区永田町に限られています。国内転勤はありません。女性国家公務員が働きやすい職場といえそうです。れでいて、局全体で常時3名ほどがロンドンおよびそれ以外の海外で議会調査をしていますし、東京で国際部員になれば海外からの見学客に常に対応し、委員会による海外派遣の同行もごくまれにあります。輝く女性にはやりがいがあるでしょう。忙しい委員会と、そうでない委員会とで、人員配置に配慮しているようにうかがえることもあります。
なお、名称が似ている、衆議院法制局、参議院事務局、参議院法制局は、憲法の二院制の規定もあり、もともと、採用試験が別ですので、人事交流はありません。
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