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宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。

氷川きよしさんが「創価学会信者」と語り大劣勢の公明党挽回成るか、国会は来週水曜日再開で、参議院憲法審査会・衆議院厚生労働委員会が焦点に

2025年05月02日 18時13分34秒 | 第217通常会 2025年1月召集
[写真]立憲民主党の野田佳彦代表(左)、きょねん9月下旬、東武東上線「ときわ台」(常磐台)駅前で、宮崎信行撮影。

 政党「みんなでつくる党」は、大津綾香党首が第27回参院選比例区に立候補すると明言しました。非改選の参議院議員は政治団体「NHKから国民を守る党」(立花孝志・代表者)の所属議員ですので、向こう6年間の政党助成法の対象として存亡をかけた闘いとなります。議席獲得はかなり厳しい情勢と思われます。

 都議選に向けた公明党の街頭演説会の動員数がみるみる減っていることと関係してか、大手事務所から独立後に活動を再開した有名演歌歌手・氷川きよしさんが、祖父母から3代にわたる公明党の支持母体・創価学会の信者だと、池田大作第三代会長(故人)との思い出を交えてマスメディアで語りました。参院選に向けた巻き返しの動きのように感じます。

 赤沢亮正・経財相がアメリカと2度目の関税交渉をしたことについて、立憲民主党の野田佳彦代表はきょうの定例記者会見で、「5月12日(月)に予算委員会の集中審議が開催されると聞いておりますので、そのときにどなたかにおたずねをいただけるようにしたいと思っている」と語りました。

 国会は、来週水曜日、令和7年2025年5月7日(水)から再開します。

 参議院は、本会議は開かれませんが、午後1時から憲法審査会が開かれます。第217回国会では、「防衛大学校にも法学部をつくれ」が持論の自民党の佐藤正久幹事長代理が、参議院の緊急集会にフォーカスして、改憲を阻止する流れとなっています。

 衆議院は、内閣、外務、厚生労働、国土交通の各委員会が開かれます。本会議で趣旨説明されながら、委員会で審議入りしていない「医療法改正案」(217閣法21号)は、7日も審議入りしない見通し。日程国会の争点は、今回も厚生労働委員会となりました。

 外務委員会では、「日比円滑化協定」(217条約7号)と「日伊ACSA(物品役務相互流通協定)」(217条約8号)が審議入りするはこび。

 ところで、石破茂首相は、「トランプ・ベセント関税ショック」後の最初の外遊として、ベトナム、フィリピン両国を訪れました。フィリピンでは、マルコス大統領と日比ACSAの交渉を開始することになりました。「防衛省設置法など改正案」(217閣法16号)が連休前の先月24日に参議院に送付されており、これが成立すると、ACSAを自衛隊法に落とし込む規定が共通化され、バイラテラル条約の国内実施法案の個別の提出が不要になります。

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Ⓒ2025年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

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