【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

民主党海江田万里代表、岡田克也さんを代表代行に 澄んだ心で

2014年09月15日 23時59分59秒 | 岡田克也、旅の途中

 民主党(DPJ)の海江田万里代表(衆議院当選6回、65歳)は、代表代行に岡田克也・最高顧問(衆議院当選8回、61歳)を充てることを決断しました。

岡田克也さんの代表代行就任は初めて。

 最高顧問から代表代行になるので、降格人事ともいえそうです。

 第46期衆議院の海江田体制では、代表代行は、大畠章宏さん、高木義明さんと、岡田克也さんら「1990年初当選連続8回当選4人組」がひきつづきつとめ続けることになります。(他に赤松広隆・衆議院副議長)。「4人組」の先輩は、11期の横路孝弘さん、菅直人さんの「三権の長経験者」しかおらず、ベテランが海江田代表を支え続ける構図が続きます。蛇足ですが、自民党では3日、山口俊一さんが国務大臣になりましたので、1990年衆議院初当選の連続8回当選者合計13名(自民党9名、民主党4名)は全員が閣僚経験者となりました。


 あす、2014年(平成26年)9月16日(火)午後1時から岩手県で開く両院議員総会で、まず副代表として提案し、満場一致で承認。その後、海江田代表が、岡田副代表と高木副代表に対して、代表代行に就任するよう要請。岡田副代表と高木副代表がその要請を仮に受けいれれば、代表代行として、代表の職務を代行し、補佐します(民主党規約第12条)。

もともと、民主党は3党が統一した政党なので、3党首(菅直人さん、羽田孜さん、中野寛成さん)を「代表、幹事長、代表代行」として処遇するため、副代表のなかから、代表の独断で代表代行を指名する党規約が1998年にでき、現在まで引き継がれています。

 第47回衆院選での政権交代をめざすほか、第24回参院選(2016年7月11日か)の候補者の公認調整でも、海江田代表を補佐することになりそうです。

岡田さんは2011年8月に菅直人さんの代表・総理辞任とともに幹事長を辞め、役員会メンバーから外れていましたが、3年1か月ぶりに役員会メンバーに復帰します。最高顧問として出席していた常任幹事会には、引き続き代表代行として出席することになります。

 海江田代表の任期は2015年9月末までで、岡田さんは、第18回統一地方選(2015年4月12日、26日)のほか、2015年4月26日に、トリッキーな選挙区で、衆議院統一補欠選挙がある可能性があす以降浮上する見通しで、全国民主党の底上げを徹底し、政権再交代を澄んだ心で目指すことになります。

民主政調会長に福山氏、国対委員長に川端氏を内定(朝日新聞) - goo ニュース   


 民主党の海江田万里代表は15日夜、党本部で新しい党役員人事を発表した。幹事長に枝野幸男元官房長官を起用するほか、政調会長に福山哲郎元外務副大臣、国会対策委員長は川端達夫元総務相をあてる。代表代行を2人置き、岡田克也元副総理が国政選挙を担当し、高木義明元文部科学相は留任する。16日午後に岩手県で開く両院議員総会で正式決定する。

 海江田氏は「もう一度原点に戻って民主党の考え方を正面からぶつけ、自民党の政権に対峙(たいじ)していきたい。そういう布陣になっている」と強調した。



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