【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【第26回参院選・比例・れいわ・大島九州男第1報】大島九州男・元参議院内閣委員長の擁立を発表、2人目、山本太郎代表「特定枠」は言及避ける

2022年04月08日 23時29分03秒 | 第26回参院選(2022年7月)
 れいわ新選組は、議員会館で記者会見し、第26回参院選(再来月22日公示・7月10日投開票)の全国比例候補予定者として、大島九州男元民主党参議院議員を決定し、山本太郎代表が発表しました=写真・宮崎信行撮影=。

 同党ホームページによると、きょう4月8日までの参院選公認内定者は選挙区3名、全国比例2名。山本代表は一部に辞退者がいるとはいえこれから五月雨式に公認発表する準備ができていると強調しました。

 わいわは3年前に2議席を獲得。が、山本代表自身は個人名99・1万票とすべての立候補者で断然トップだったにもかかわらず特定枠2名が優先的に当選し、代表自身は落選。昨秋の衆院選で議席を得るまで2年半にわたりJRパスが使えなかったことで党勢拡大のチャンスを逃したとの批判が内部で出ていました。このため、第26回参院選の全国比例の特定枠の使い方は言及を避けつつ、地域割りはせずに候補者の自由競争を促す基本方針を強調しました。

 大島さんは自民党を支持する大企業と国民民主党を支持する労働組合は根っこが同じだと批判「私はボランティアの皆さんの姿を見て、もっと自分ができることあるんじゃないか、頑張ろうと思って、今、れいわにいる。その最大の理由は根っこが違うんだ」と語りました。


[写真]ボランティアの動きが印象的な、「記者会見型街頭演説」「選挙フェス」などれいわ新選組の選挙運動、きょねん10月、宮崎信行撮影。

 大島さんは参院選では自公政権に批判的な立正佼成会から支援を受けてきましたが、自らが落選した3年前から佼成会はひとりだけ推薦することはやめており、今回もその方針を継続することを確認したと明かしました。

 山本代表は、IRカジノ法案で紛糾した参議院内閣委員会を振り返り「本会議で大島内閣委員長は、自由党の山本委員のほうから修正案が提出された。この内容に関してはこういう内容だ、ってことまで言ってくださる」「私は参議院の中で非常に感激した」と熱弁して「古巣に、ぜひ大島さんに戻っていただきたいなっていう思いでいっぱい」と期待しました。

 山本さんは「大島さんのように福岡が元々のご地元であるということを鑑みれば、重点的に福岡県や九州というところでもやっていただきながら、全国にも足を伸ばしていただくということをお願いしていきたい」と語りました。

 大島さんは会見で「私の主たる事務所というのは福岡県直方市感田というところですが、全国を拠点ということで。私も高校が東京の高校だったもんですから、東京の拠点もひとつ置こうか考えている」と語り、当ニュースサイトの取材に、東京都中野区にも拠点をかまえ支持を広げたい意向を示しました。

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