【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

小宮山洋子・厚生労働副大臣が答弁 

2010年10月14日 13時18分10秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議
(このエントリーの初投稿日時は2010年10月14日 午後1時)
連日、国会審議が続いていますので、エントリーの投稿順は前後します。後から、エントリー日時を調整します。

【参院予算委員会 2010年10月14日】

 参院予算委員会は、前田武志さんが委員長となり、きょうから質疑が始まっています。

 自民党の林芳正元経財相の質問に対して、菅改造内閣で、厚生労働副大臣に就任した小宮山洋子さんが答弁。子ども手当の制度設計者の一人として、子ども手当の本来の狙いは「控除から手当へ」の税制改正だという本質を改めて強調しました。この辺は、誤解している方の方が多いですから、改めてマニフェストの原点を確認して頂きたいと思います。

 この基本的考え方を具現化した政策なので、所得制限は絶対にあり得ないとの見解を政府として重ねて示し、子への扶養控除の廃止に加えて、ゆくゆくは配偶者控除の廃止で財源をつくっていき、社会全体で子育てをする環境を整えたいとの考えを示しました。子ども手当の恒久法案提出に意欲を示しました。

 小宮山さんはNHKアナウンサーから、同局史上初めて、NHK解説委員に昇進。現在の道傳愛子さんの先輩になります。メリハリが必要なテレビ育ちゆえか、「圧倒的に」という言葉が口癖なのですが、不安と先行き不透明感が支配する2010年、その笑顔が与える安定感のために、「圧倒的に」は心の中にとどめていただき、歳出に占める比重が圧倒的になった厚生行政のスポークスマンとして重責を果たしてほしいと思います。


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