【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【法案も】建設アスベスト飛散で健康被害に国家賠償確定、政府1300万円以下支払い意向、1200名の原告ら建設作業員らへの「建設アスベスト健康被害者の国給付金支給法案」の検討確実に

2021年05月17日 17時40分39秒 | 第204通常国会令和3年2021年
[写真]最高裁判所の事務総局棟に出勤する人たち=東京都千代田区隼町=ことし1月、宮崎信行撮影。

 アスベスト(石綿)の粉塵を建設作業現場で吸い込んだ建設作業員がいのちにかかわりかねない肺癌・中皮腫などを含めた健康被害を負ったことについて、最高裁判所は、きょう令和3年2021年5月17日(月)第1小法廷が国家賠償を命じました。

 報道によると、政府はすぐさま、1300万円以下の賠償金を原告に支払うことを決めました。

 現在1200名ほどが原告として裁判を起こしており、判決・和解に大きな影響を与えることになります。このため、議員立法で、「アスベスト被害者給付金支給法案」などが今後検討されることになりそうです。

 ところで、アスベスト問題とは、現存する建物でそれが塗布されたアスベストが露出した建材の下で勤務していて健康に影響があるというものではなく、建物を解体するときにアスベストが飛び散ることがないように十分に配慮することが必要だ、という問題です。ですから、対象者は建設作業員の経験者が中心と思われます。

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210517k0000m040096000c



[写真]黄昏の厚生労働省、おととし、宮崎信行撮影。

 以上です。


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