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宮崎信行の国会傍聴記 ニュースサイト

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

維新の党・清水鴻一郎さんが衆・科技イノベーション特別委員長に就任 民主党との院内共闘の先駆者

2014年10月24日 10時46分47秒 | 第187臨時国会2014年地方創生国会

[画像]清水鴻一郎・衆議院科学技術・イノベーション特別委員長、2014年10月24日(金)、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 衆議院科学技術・イノベーション特別委員会は、「辞任←法相←厚労委員長←この委員会の委員長」という玉突き人事によって委員長不在となり、

 新しい委員長に 

 維新の党の清水鴻一郎さんを選びました。

 清水委員長は、「はからずも委員長になりました。浅学菲才ですが、どうぞよろしくお願いします」と語りました。

 当選2期での特別委員長就任は異例。これで常任委員長ポストは民主党1、維新1、特別委員長ポストも民主党1、維新1と分け合う格好となりました。各委員会でも民主党理事と維新理事との連携が進んでいます。

 同委は、第45期衆議院で野党だった公明党の遠藤乙彦・議運委理事(議員としては引退)の働きかけにより、与党・民主党も同意して設けられた委員会です。ノーベル賞受賞者を交えた、円卓方式の委員同士の自由討議など国会の新しい地平を拓いています。野党向きの委員長ポストと言えるかもしれません。

 清水さんは、衆議院厚生労働委員会でも、民主党との連携プレーを先駆けてきました。

 先の通常国会の発言でも、今、朝からもいろいろな委員が、あるいは民主党の玉木委員も質問になられました、JEEDというんですか、いわゆるこの問題については、大変大きな問題だろうと私も思います。ただ、私が新しい何かを知っているというわけではありませんし、我々は、一般の人は、新聞報道を見ながら、どうなんだろうというふうに思って心配をし、また、厚生労働省は大丈夫なのかなというふうに心配をしているわけであります」(3月14日)、

そういうことが、それはもう十二日の玉木委員の質疑でも明らかになったところです」(3月26日)。

先ほども玉木議員からもありましたけれども、本来早急にやらなければいけない事業がここまで来ている。大事なお金、百何億をつぎ込む仕事でありますから、実際、今からやって意味があるのかどうかも含めて、現状はどうなっているのか」(5月9日)

 と、民主党JEED追及で、後フォローをつとめました。 

 このような厚労委での、民主党、維新の党、みんなの党の「3本の矢」が功を奏して、「アベノミクス3本の矢」の化けの皮がはがれた安倍自民党への猛攻撃がやっと始まりました。 


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