【写真】もみくちゃになりながら、財務大臣室に入る、佐川前国税庁長官、NHKニュース7。
持ち回り閣議で、佐川国税庁長官が更迭され、財務省を退職しました。
自民党第二派閥志高会会長の麻生太郎財務大臣は記者会見で、きょねん、理財局長として国会対応で丁寧さを欠いたことと、会計検査院の指摘や、朝日新聞が報じた決裁文書の隠蔽、改竄で、重い懲戒処分を受けるかもしれず、本人から辞任の申し出があった、と大臣は説明しました。
これに先立ち、おととい、近畿財務局のノンキャリア職員が、神戸市内の自宅マンションで遺書を残して首吊り自殺していたことが報じられました。
佐川氏は、福島県いわき市出身。同期入省で山口県出身の迫田氏の後任の国税庁長官になりました。
出先機関ノンキャリアの自殺では、ちょうど30年前に、東京航空局の所長が、日航機墜知り持ち事故の検査を巡って、群馬県警から任意で、警視庁庁舎内で取り調べを受けた後に自殺したこともあります。とはいえ、アメリカから圧力がかかったとも思えません。国賠法を読むと、現金は流れていなくても、8億円の国賠を求められる近未来は予想されます。しかし、その場合も公務員が自腹をきるわけではありません。
民主党は情報を透明にし過ぎて下野しましたが、自民党は隠さなくてもいい情報を隠蔽して、たかが8億円で人を死なせました。
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