[画像]衆議院内閣委員会、2013年3月13日(水)、衆議院インターネット審議中継からキャプチャ。
NHK入り集中審議(7時間)の合間の昼休み、衆議院の9つの常任委員会が2013年3月13日(水)、店開きをしました。これは、大臣が所信と予算説明をし、副大臣、政務官があいさつするものです。この後、金曜日などに一般質疑を行い、法案の審査に入っていきます。例年に比べて3週間から1ヶ月遅れ。
予算の説明は資料配布だけになる年もありますが、本予算審議中ということもあってか、大臣や副大臣が説明した委員会が多かったようです。日切れ法案を審議し、各党がエース級を配置する「衆院財務金融委員会」は麻生太郎さんが財務大臣と金融庁担当大臣を兼ねているためか、スピーディーに終わった印象でした。
自民党の稲田朋美大臣が、12時からの衆院経済産業委員会、12時10分から衆院内閣委員会を掛け持ちしました。
[画像]衆院内閣委員会で所信表明する稲田朋美大臣、衆議院インターネット審議中継からキャプチャ。
なぜだろうと思いましたが、稲田さんはクールジャパン担当大臣として経産委に出たようです。
そして、内閣委に。内閣委員には、岡田克也前副総理、行革・公務員制度・規制改革担当大臣がヒラ委員として控えます。稲田さんは「行政改革担当大臣」「公務員制度改革担当大臣」「規制改革担当大臣」として「稲田・岡田論争」が期待されています。稲田大臣は所信で「ホントウの意味での行政改革をめざす」という意味深な発言をしました。この辺が金曜日からの一般質疑でとうなるか。
ぜひ稲田大臣におかれては、経産委はクールでも、内閣委はホットな論戦をお願いしたいところです。
委員会散会後には、岡田委員が隣席の議員に話しかけて、名刺交換する場面が見られました。この議員は、日本維新の会の遠藤敬さん(大阪18区)という方のようです。JC(日本青年会議所)の大阪ブロック協議会長だった43歳のようです。左手で名刺を受け取った岡田さんは、右手で自分の名刺を渡しました。
岡田克也さんと日本維新の会議員の接触が公式に確認されたのは、これが初めて。
岡田さんはこの後、官邸を引き継いだ、菅義偉・官房長官に声をかけ、高木美智代理事(公明党)と会話して、去っていきました。
ぜひ、衆院予算委で本予算審議中なので、民主党衆院議員56人は、全員予算委員のつもりで、各委員会で予算も攻めて欲しいところです。米国議会は8つの予算法案として歳出を審議していますし、参議院には各常任委員会への委嘱審査をしています。地方議会でも、各常任委員会に審査してもらって、予算特別委員会を本会議場で開いて総括的に審査しているところもあります。56人全員が予算委員会ということで、実力者同士の絶妙なチームプレーで国会での予算審査の前例を開いてもらいたいと考えます。各大臣から議事録で言質をとっておけば、必ず秋以降のつっこみどころを得られるでしょう。
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