かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

「くま手」は「熊手」なのだ!

2010年08月12日 | 動物

最近、山に植栽された樹木の皮をクマやシカなどの動物が剥いでしまう被害が増えています。その理由は食料や角磨ぎなど様々ですが、大切に育ててきた財産の価値が無くなってしまうのですから森林所有者の方たちはたまったものではありません。(赤くなっているのがクマ剥ぎで枯れたスギです)

先日、生態研究のために仕掛けたワナに掛かったクマに首輪を付けて再放獣する現場に立ち会ってきました。
この日、ワナに掛かったのは、体長140cm体長=頭胴長:吻先~尾の全長から尾の長さを引いたもの)、体重70Kgの雄グマでした。

麻酔を打ってオリから出して計測をしてから、発信器の付いた首輪とタグを打って放獣しました。リアル過ぎるので全体が分かる写真は載せませんが、上の写真は前足です。人間の手とあまり変わりませんが逞しいし爪が凄いですね。下の写真は後ろ足です。

下の写真は牙・・・この逞しい前足で叩かれ、鋭い牙で噛み付かれたらと思うとゾッとしますね。

それにしても「くま手(レーキ)は熊手なのだな」と妙に納得してしまいました。爪の曲がり具合が「市販のくま手」そっくり!

違った! 「市販のくま手」がクマの手を真似たのですよね。写真は竹製のくま手ですが鋼製のものはもっと似ていますね!

本来、ツキノワグマはおとなしく臆病でなるべく人間には行き会わないように暮らしている生き物なのです
突然行き会ってしまって逃げ場を失ったときや子グマに危害を与えられそうになったときなどに仕方なく攻撃をするのです。ですから、山に入るときは十分に注意しましょうね!


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