ソメイヨシノと同じ時期か若干早く咲いてカワヅザクラによく似た紅色の強いさくらを最近はよく見かけます。カワヅザクラは早咲きで小花柄や萼筒に毛が無く、このさくらは花期がソメイヨシノと同時期で小花柄や萼筒に毛が有ることで判別できるヨウコウというさくらです。
このヨウコウは愛媛県の高岡正明さんが「アマギヨシノ」と「カンヒザクラ」を交配して作出したのだそうです(カワヅザクラはオオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種と言われています)。
高岡さんは戦時中に教師として教え子を戦場に送り出し散っていったことを悔やみ鎮魂の旅に出たときにカンヒザクラと出会い新しいさくらの作出に繋がったのだそうです。
その後、このさくらを「天地に恵みを与える太陽」にちなみヨウコウ(陽光)と名付け、平和と友好・国際交流の花として世界各国に送り続けているのだそうです。
戦争の無い平和の世界が訪れること、そしてさくらがその一助となることも願っています・・・
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