今年度はじめての冬芽の記事です。コナラ属の仲間はほとんど終わっていると思っていたのですが、クヌギとカシワの冬芽は未掲載でした。まずはクヌギの冬芽ですが、同じ仲間のコナラやミズナラとの違いは冬になってもかなりの枯葉が残ることと一年生枝に毛が有るところでしょうか。
葉痕は半円形で盛り上がって7~10個の維管束痕が見られます。
冬芽は長細い五角錐形で芽鱗に毛があります。頂芽は大きく、コナラやミズナラと違って頂生側芽はあまり見られません。
他に樹皮が厚く縦に不規則に割れること、葉が細長い長楕円形で鋸歯が波状で先端が針になるのも特徴ですね。
(冬芽と葉痕:162種類目)
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冬芽でわかる落葉樹〔改訂版〕 |
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信濃毎日新聞社 |