5日の日曜日、鹿俣山の自然観察会では幾つかの虫えい(虫こぶ)が見られましたので3回くらいに分けて掲載しておきます。まずは色鮮やかなものから・・・。
ナラハヒラタマルタマフシ(タマバチ科)
ミズナラやコナラの葉脈上に作られた球形の虫えい(虫こぶ)です。直径は6~8mmで光沢があってみずみずしい感じの虫えい(虫こぶ)で綺麗な淡紅色をしています。葉側の底面は平らで小さな突起でくっついています。
えい形成生物はナラハヒラタマルタマバチで、9月(撮影は9月5日)に見られはじめ10月には落下してしまい、その中で蛹となって11月には羽化するそうです。
ヤマブドウハトックリフシ(タマバエ科)
ブドウの葉などに作られた円錐形の徳利に見える虫えい(虫こぶ)です。表面は滑らかで日に当たっている葉表などのものは鮮やか赤色をしています。
えい形成生物はブドウハトックリタマバエで年1世代で7月中頃から目立ちはじめ8月に成熟、9月には落下して虫えいの中で幼虫のまま越冬するそうです。
ナギナタコウジュハチヂミフシ(タマワタムシ科)
ナギナタコウジュの葉が縮れて巻かれた虫えい(虫こぶ)です。葉の表面側は中心部が多少盛り上がって赤紫色に色づいています。
えい形成生物はナギナタコウジュワタムシで一次寄主(ハルニレだろうと言われています)から飛来した幼虫が作ったものだろうと推測されています。
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