恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

小説を検索しやすくするためインデックスを作りました

インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。

インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。

手書きイラスト インデックス…自分で描いた乙女ゲームキャラのイラスト記事


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中間ランキング出たね

2015-06-27 05:13:59 | 恋カフェ
VOLの総選挙、中間ランキングが発表されたね。

今回1時間ごとのリアルタイム順位が出てて、桐沢さんの1位は変わらずみたいだけどあとの人たちは若干変化してるみたいだ。

最近VOLのストーリーを買わなくなってたので、ラテチケットもあまりなくて、野村さんといっちゃんにしか投票できてなかった。

だけど、総選挙用ストーリーも配信されたから、か桐沢さんにも票を入れた。

特捜は今回も面白い試みだね、100年前の彼って(^∇^)軍服みたいな制服がかっこいい!
それに野村さんなんで眼帯してるの?
あ、前世では野上さんだっけ?

今回特捜から出馬した彼全員のストーリーを買うと集合スチルが貰えるんだけど…。
氷室先生はともかく、瑛希くんはなぁ~。
同僚としては好きだけど、恋人としてはあまり好きじゃないんだよね。
別に嫌いなわけでもないけど。

その彼に360円×2出せるかというと…。
もう少しよく考えて見よう。

瑛希くんストーリーで得た投票券をいっちゃんに使う…-_-bそれもありかもね。



一方、吉恋メンバーは惨敗…それはそうだよね。半年間、新たな配信がないだけでなく、完全な放置で、投票してねといわれてもね。
しかも投票券付きストーリーが世界で一番暑い夏だけってf^_^;)

すでに夜も昼も持ってるよ~。
投票券貰えるのは新規購入だけみたいだし…。

以前あった特典スチルとかは既購入者ももらえたんだけどね。

せめて全ストーリーに投票券つけます、なら持ってかいストーリーをこの際買ってみたりすると思うんだけど。


今回ゆるい参加だけど、それなりに総選挙たのしんでる。

クロフネ~その7

2015-06-26 07:56:28 | アリサ

この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。

二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。

でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。

上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。

 

 

☆☆☆☆☆

クロフネ~その7

〈アリサ〉
クロフネでジョージの昔の常連さんたちにあった。



彼らとおしゃべりするジョージは明るくて楽しそうだった。

ジョージは自分のことを『壊れている』とよく言うが、今まであたしにはよくわからなかった。

だけど、やっと分かった。本当のジョージはもっと明るくて、あんな笑顔を見せるんだ。

クロフネにいた頃はいつもあんなに楽しそうに暮らしていたんだ…。



みんな男の子たちだけど、少し嫉妬を感じてしまう。

クロフネのマスターだった頃のジョージに会いたい。

その頃のジョージにも好かれたい。

ううん。その頃のジョージと変わらないような笑顔を私の前でも見せて欲しい…。

美緒さんに負けたくない…。



譲二「アリサ…、どうしたの?」

アリサ「え?」

譲二「さっきから考えこんで…」

アリサ「クロフネのマスターだった頃のジョージってどんなだったかな~って想像してた」

譲二「そっか…アリサは知らないものな…。でも、もう少しの辛抱だよ…。
俺は必ずクロフネのマスターに戻るから…。アリサと一緒にね」


ジョージと一緒にここで暮らす。

クロフネのマスターとその恋人として…。

そんな夢みたいなこと本当にあるんだろうか?


譲二「今は一緒に暮らしてるといってもすれ違いばかりだけど、クロフネに戻ったらずっと一緒だよ…」


ジョージはあたしを抱きしめると深く口づけてくれた。


クロフネ』おわり


クロフネ~その6

2015-06-25 08:25:06 | アリサ

この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。

二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。

でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。

上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。

 

 

☆☆☆☆☆

クロフネ~その6

〈譲二〉
アリサをクロフネに伴った何度目かの時だった。

アリサのためにコーヒーを淹れていると、チャイムが鳴り、ドヤドヤと人が入ってきた。


理人「やっぱり!マスターだ」

竜蔵「よお!ジョージ!久しぶりだな」

一護「あれはマスターの車だったんだな」

剛史「そうだと思った」

春樹「お久しぶりです」


アリサが怪訝そうな顔で俺を見上げる。

俺は説明した。


譲二「昔馴染みの常連さんだよ」


みんな大学を卒業してそれぞれ就職したり、夢を叶えたりしてるはずだ。


譲二「やあ、久しぶりだね」

竜蔵「ジョージ、元気にしてたか?」

一護「クロフネをまた開業するのか?」

剛史「時々、風通しに来てるんだよな?ばあちゃんが言ってた」

理人「あれ?その人は?もしかして…マスターの恋人?」

譲二「ああ。彼女はアリサ。俺の婚約者なんだ」



尻込みして俺の後ろに隠れようとするアリサを前に押し出して紹介する。

あいつらは珍しそうにアリサを囲んで口々に質問を浴びせた。


理人「マスターとはどこで知り合ったの?」

アリサ「駅で落とし物を拾ってもらってね。あたし好みだったから、メアドとか交換してもらったの」

理人「よかったね~マスター。アリサちゃんが見初めてくれて…」

一護「馴れ馴れしいぞ、エロガキ」

理人「いてっ、いっちゃんやめてよ!」


アリサとみんなのやり取りを聞きながら、俺はみんなの分のコーヒーを淹れた。


譲二「みんなもコーヒー飲んでくだろ?」

竜蔵「ジョージのコーヒーは久しぶりだな」

剛史「ずっと飲みたかった」

一護「タケが欲しかったのはクロフネのマンデーだろ?」


あいつらも最近は吉祥寺を離れているので、今日はたまたまみんなで集まったらしい。

男ばかりの集まりで美緒がいないことに俺はホッとしていた。


アリサを囲む輪から離れて、ハルがそっと話しかけてきた。


春樹「ジョージさん。すみませんでした。俺…」

譲二「…ハルは何も謝ることはないだろ。美緒…ちゃんがお前を選んだだけなんだから…」

春樹「でも…」

譲二「昔のことだよ」

春樹「ジョージさん。彼女はどことなく、美緒に似てますね。だからなんですか?」


そっか、ハルにもアリサは美緒に似て見えるのか。


譲二「最初のきっかけは確かにそうだったど、美緒ちゃんとアリサは全く違うよ。俺はアリサがアリサだから好きなんだ」

春樹「そうですよね…。すみません」

譲二「だから、ハルはもう俺に負い目を感じることは無いんだよ。ハルは…美緒ちゃんを大事にしてあげてくれ…」


俺のコーヒーを飲んでひとしきりおしゃべりすると、あいつらはこれからカラオケに行くからと店を出ていった。

その7へつつづく


クロフネ~その5

2015-06-24 08:09:44 | アリサ

この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。

二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。

でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。

上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。

 

 

☆☆☆☆☆

クロフネ~その5

〈譲二〉
1階に降りて、俺はコーヒーを入れる準備をした。


アリサ「それ、どうしたの?」

譲二「うん。アリサにいいところを見せたくてね。どうしてもここでアリサにコーヒーを淹れてあげたかったんだ」

アリサ「わざわざあたしのために?」

譲二「ああ。豆も今日のために俺が選んで買っておいたんだ」

アリサ「うれしい…」


アリサをカウンターに座らせると俺は洗って拭いておいたコーヒーカップにコーヒーを注いだ。


譲二「どうぞ、お嬢さん」

アリサ「ありがとう…。なんだかお姫様にでもなった気分」

譲二「大げさだな…」


アリサはうふっと笑うと一口飲んだ。


アリサ「美味しい」

譲二「そう? 良かった。俺もお相伴するね」

アリサ「うん」


厨房から店のカウンターに移ってアリサの隣でコーヒーを飲んだ。

クロフネでコーヒーを飲むのは久しぶりだ。



ここに毎月掃除には来ていたが、こんなにくつろいだのは初めてだ。


譲二「アリサ」

アリサ「なあに?」

譲二「さっきも話したけど、俺はいつかこの店のマスターに戻ろうと思ってる」

アリサ「うん。あたしも見てみたい。ジョージがこの店のマスターをしているところ」

譲二「見るだけじゃなく手伝ってくれるんだよね?」

アリサ「うん」


アリサの声が小さいのが気になった。


譲二「俺、本気だから…。さっきアリサと夫婦になるっていったのも本気だから」

アリサ「わかってるよ」


アリサはそう言ってニッコリ笑った。

☆☆☆☆☆


それから…月に一度のクロフネ行きにはアリサを伴うようになった。

もうアリサに隠す秘密は無かったから、俺は気が楽だった。

そして、二人でクロフネに行った時には、掃除だけでなく俺が淹れたコーヒーをアリサに飲ませるのも俺の楽しみになった。

俺は、クロフネをアリサと二人で切り盛りする日々を容易に目に浮かべることができた。

そしてそれは茶堂院グループを立て直すための仕事の励みにもなった。


その6へつづく


クロフネ~その4

2015-06-23 07:57:56 | アリサ

この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。

二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。

でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。

上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。

 

 

☆☆☆☆☆

クロフネ~その4

〈譲二〉
アリサの身体を優しく包み込むように抱きしめている。

少し落ち着いたアリサは、俺の胸に顔を埋めたまま、話し始めた。


アリサ「あのね、ジョージ」

譲二「うん?」

アリサ「あたしジョージに言ってなかったことがある…」

譲二「うん」


少し胸騒ぎがした。


アリサ「あたし…。中絶をしたことがあるんだ」

譲二「それは…、もしかして最初の?」

アリサ「うん。義理のお父さん…」

譲二「そっか…」

アリサ「それも…三回」

譲二「!」

アリサ「初めての時は友達にカンパしてもらったんだけど、足りなくて…別の友達に男の人を紹介してもらって…。それで中絶費用を作った」

譲二「そうなんだ…」

アリサ「だから…、娼婦をし始めた本当の理由も中絶費用を作るためだったんだ」

譲二「うん」

アリサ「一度中絶したあと、自分でスキンを買って…、次に襲われそうになった時にそれを使ってって頼んだんだけと…。『そんなに俺としたかったのか』って言われた」

譲二「…」

アリサ「あたし…セックスしたいわけじゃなかったのに…」


アリサの爪が俺の背中に食い込んだ。

譲二「うん」

アリサ「それでやっぱり使ってはもらえなくて…。妊娠するたびに、男をとって中絶費用にしていたんだけど…。

三回目の中絶の後、このままじゃあたしはむちゃくちゃになっちゃうと思って…家出した。」

譲二「うん」

アリサ「高校の時だったから、そのまま高校も中退して…。それから家には戻ってない」

アリサ「新しく知り合った友達の家を転々として…。最初は普通のバイトをしようとしたけど…、本名を隠してると普通のバイトも雇ってもらえなくて…」

譲二「それで娼婦をするようになったんだ…」

アリサ「うん」


俺はアリサが愛おしくてたまらなくなった。

アリサの髪にそっとくちづけると囁いた。


譲二「さっきはごめん」

アリサ「ううん。本当はジョージになら何をされてもいいの。だけど、時々昔のことを思い出してとても怖くなるんだ」

譲二「アリサ」

アリサ「ん?」

譲二「これからは俺がアリサを守る。だから、もう辛い目や悲しい目には合わせないから」

アリサ「うん…」

そのアリサの返事はとても微かで儚いものだったから、しっかり捕まえておきたくて抱きしめる腕に力を込めた。


その5へつづく