恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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コーヒーブレイク

2015-06-12 14:40:34 | 日記

実を言うと、私はあんまりコーヒーが得意ではない。

どちらかというと紅茶派だ。

しかも、甘い飲み物も苦手と来ているので、紅茶も砂糖は入れないし、コーヒーもブラックで飲めるようにアメリカンを飲んだりする。


でも、ふと気付いたんだけど、コーヒーのことを知り尽くしてる譲二さんなら、私がブラックでも飲める飲みやすいコーヒーをブレンドしてくれるんじゃないか。

そうしたら、クロフネでも紅茶を頼むこと無く、譲二さんのコーヒーを心ゆくまで楽しめるかもしれない。



譲二「はい。玉の緒ちゃん好みのコーヒーをブレンドしてみたよ。ミルクも砂糖も無しで味わってみて?」

玉の緒「あ、ありがとう。うわ~、いい香り」

玉の緒「ほんとだ! このコーヒーなら好きかも。ありがとう、譲二さん」

譲二「いいよ、お礼なんて…。玉の緒ちゃんのことになると、何かほっとけないんだよね」

玉の緒「譲二さん…」

2人手を取り見つめ合う。



などというプチ妄想を楽しんでしまった。

私の中では、譲二さんの声というのが存在していて、上のようなやり取りも脳内でちゃんと譲二さんの声で再生される。

ちなみに、吉恋のみんなも私の中では、それぞれの声があったりする。

だから、みんなのやりとりを妄想したり書いたり、読み返した時には、それぞれの声で再生されるので賑やかです。

ボーイフレンド(仮)のような1キャラに一人の声優さんというのでなくても、自分の中の声のイメージで楽しむのもなかなか楽しいかも。(^▽^;)


大切なひと~その5

2015-06-12 07:57:25 | アリサ

この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。

二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。

でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。

上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。


☆☆☆☆☆

大切なひと~その5


〈アリサ〉


 紅一さんは帰って行った。


目が覚めたのか、ジョージの呼ぶ声がする。


アリサ「ジョージ、目が覚めた? 気分はどう?」

譲二「ああ、少し楽になったよ…。それより、アリサがどこかへ行ってしまったんじゃないかと心配した…」


あたしはジョージの額にかかる髪を掻きあげた。

熱も少し下がったみたい。


アリサ「あたしはどこにもいかないよ」



紅一さんが見舞いに来たことをジョージに告げた。


譲二「兄貴にはアリサのことばれちゃったか…」

アリサ「困る?」

譲二「いや…。もううるさく見合い話を持って来られなくて済むと思うとホッとした」


あたしたちはにっこり微笑み合った。


譲二「アリサ」

アリサ「何?」

譲二「俺…、アリサに話してないことがもう一つある…」


なんだろう? 少しドキドキした。


譲二「俺、二年前まで喫茶店のマスターをしてたんだ…」

アリサ「? !」

譲二「俺は昔から茶堂院グループの跡継ぎになるのが嫌でね…。
学生時代に通い詰めていた喫茶店のマスターが亡くなったのをきっかけにその後を継いだんだ。
気楽だし…俺には向いてたみたいで楽しく毎日を過ごしてた…。
あの美緒と恋人になって一緒に暮らしていたのもその頃のことだ」

アリサ「それがどうして?」

譲二「美緒にふられて…、彼女のいた店にそのままいるのが辛くなった…。
そして、ちょうど茶堂院グループも傾きかけてて…、兄貴からは戻って手伝うように頼まれてたんだ」

アリサ「そう…。それで社長になったんだね」

譲二「ああ…。それからは仕事、仕事で美緒のこともあまり考えずに済むようになった」


それは…、単に美緒さんを好きな気持ちを押し込めてただけだったんだね…。


譲二「月に一度…、アリサに内緒で俺はどこかへでかけていただろ?」

アリサ「うん」

譲二「あれは…その喫茶店の風通しと掃除にでかけてたんだ」

アリサ「それって…」

譲二「ああ、俺はまだその喫茶店に未練がある。
…いつか…、茶堂院グループの経営をちゃんと立て直して…俺無しでも大丈夫になったら…。
そしたら…またその店のマスターに戻るんだって…」

アリサ「そんなに大好きなの? そのお店が…」

譲二「ああ…」

アリサ「そうなんだ…。あたしも見てみたいな…。そのお店」

譲二「ちょっとレトロな喫茶店で…とても居心地がいいんだ。きっとアリサも気に入ると思うよ…」


ジョージは少し微笑んだ。


しばらく沈黙があたしたちの間に流れた。


その6へつづく