恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

小説を検索しやすくするためインデックスを作りました

インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。

インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。

手書きイラスト インデックス…自分で描いた乙女ゲームキャラのイラスト記事


他にも順次インデックスを作ってます。インデックスで探してみてね。



サイトマップ






人気ブログランキングへ

ハルくんの独り言(本編8話)その5

2015-06-18 08:17:24 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハル君ルート本編をハル君目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o

ハルくんの独り言(本編8話)その4へ
☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆

ハルくんの独り言(本編8話)その5


土手にみんなが車座に座っているのが見えた。

佐々木の手を引いて急いで近寄る。


竜蔵「お! きたきた!」

理人「遅いよー! 何して…あれ?」

春樹「ごめん、ごめん! 俺が支度すんの遅くて」

理人「それはいいけど…二人とも…」

一護「何で、手、繋いでんの?」


一護のあからさまに不機嫌な声で気がついた。


春樹「え? あ! ホントだ!!」


俺、何も考えずに佐々木の手を繋いで、ここまで来てた。

慌てて佐々木の手を離す。


春樹「ごめん、佐々木…俺、つい、昔のノリで…」

百花「ううん、いいの!」


佐々木は気にしてないみたいで、ちょっとホッとした。


剛史「どうでもいいけど…腹、減った」


剛史の言葉で、俺も耐えられないくらい空腹なのに気づいた。


竜蔵「そうだ!! メシ、食うぞ!」

理人「マスターのお重、楽しみー!」


うん、りっちゃんの言うとおり、ジョージさんの料理は美味しいからなぁ。


春樹「やったね!」

百花「…」


☆☆☆☆☆


『どれから食べよう』と迷った末に、酢豚に齧りついた。

途端に唇に痛みが広がった。


春樹「痛っ!」

剛史「どうした?」

春樹「今、食べ物しみたぁ…」


剛史が俺の口元を覗きこんで確認してくれる。

剛史「あー…口元、切れてるな。何かで冷やした方がいいんじゃね?」

百花「あ、私、何か冷たいもの買ってくるよ」


佐々木が立ち上がったので、俺も慌てて立ち上がろうとした。


春樹「え! じゃあ、俺も…」

一護「俺が一緒に行く。主賓が席を外すのはマズイだろ。それに…こんなんでも一応、女だし?」

百花「何か、一言多いんだけど…」

一護「間違ったこと、言ったつもりはねーけど」

百花「う…」

一護「ほら、行くぞ」


一護に言われて、座り直したものの……なんだか複雑だ。

佐々木と一護のやり取り…。

お互いに言いたいことをズケズケ言ってるけど、あれって2人が仲いい証拠だよな。

佐々木とあんなやり取りができる一護が羨ましい…。

って、俺、何考えてるんだろう…?



俺…もしかして、佐々木のこと…。


☆☆☆☆☆


しばらくして、スポーツドリンクを買った2人が帰ってきた。

一護はムスッとしたままだ。佐々木も何となくぎこちない。

何かあったのかな?

その6へつづく