恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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譲二さんの愚痴(一護エピローグ1話)~その2

2015-06-06 07:50:19 | いっちゃんルートの譲二さん

頼れるみんなの兄貴として、ヒロインと幼なじみたちとの恋愛模様を応援しつつ、自分の気持ちには蓋をして、ちょっと落ち込んでみたり…。

 そんなちょっと情けないけどラブリーな譲二さんを王道のいっちゃんルートでウオッチングしてみようと思う。

 自分のルートのヒロインにも自分から告白できない譲二さん。


 そんな譲二さんが他人のルートのヒロインに気持ちを打ち明けられるわけも無く…。


☆☆☆☆☆
譲二さんの愚痴(一護エピローグ1話)~その2

祭りの練習が始まって、一護は忙しくなった。

今までみたいに、一護と一緒にいられなくなった百花ちゃんは少し寂しそうだ。



そんな百花ちゃんに、俺はちょっとした提案をしてみた。


譲二「そんなに遅くまで練習してるなら、何か差し入れでも持って行ってあげたらどうかな?」

百花「差し入れ?」

譲二「うん。一護も食べ盛りだし、腹が減るだろ? 夜食になるようなものを作って弁当箱に詰めて持って行ったら喜ぶんじゃない?」

百花「夜食…。そうですね。お腹すきますよね。じゃあ、厨房をお借りしてもいいですか?」

譲二「いいよ。好きなだけ使って」

☆☆☆☆☆

一生懸命一護のために弁当を作る百花ちゃん。

俺も微力ながら、作り方のアドバイスをしたり、使えそうな食材をだしたり、百花ちゃんが料理しやすいようにちょっとした手伝いもした。

そういう楽しい時間はすぐ終わる。


百花ちゃんは出来た弁当を持って、一護のいる神社へと出かけていった。

後片付けをしながら、ため息をつく。

(俺って…お人好しだよな~)


百花ちゃんは片づけもすると言ったけど、『早く行かないと練習終わっちゃうよ』とさっさと送り出したのだ。

(百花ちゃんが楽しいのが一番…)

自分に言い聞かせながら、鍋だの皿だのを水切り棚に置いた。


☆☆☆☆☆

その夜、帰って来た百花ちゃんは幸せのオーラを身に纏っていた。


きっと……一護とラブラブになったんだろうな~。


だって、自分のために一生懸命夜食を作ってきてくれたんだぜ、百花ちゃんが。


そりゃ感激でいっぱいになるだろうな。


いくらいつもは素直じゃない一護だとしてもね。

 

その2へつづく