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華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

お買い物三昧

2015年09月19日 21時03分04秒 | Weblog
朝。8時の目覚ましで起きた。ダリィ。寝ていたい。だけどやっぱりシドニーへ行きたい。
というわけで隣で眠るDをたたき起こし、準備して一路シドニーへ。

昨日からちまたの学校はお休みに入っている。何の休暇かは知らない。電車はそこそこの込み具合。しかし見渡したところ、一人で4席を占領しているおにいちゃんがいた(2席が向かい合っている状態)。しかし、半分譲ってくれるようにお願いしたところ「ノー」といって、向かい席に乗せている足を動かそうともしない。その反応に「え?」と一瞬とまどっていると私の背後にいたDが「何言うとんじゃ、ボケ」と言って強引に席を倒した(足を乗せていた方の座席を進行方向へ移動させた)。若いお兄ちゃんは「何するんじゃ!」と口汚くののしっていたけど、Dは「しょーもないことすんな」と一蹴。そしておにいちゃんの前の席に並んで座った。

そのおにいちゃんはしばらくブツブツと文句を言っていたけどこちらは完全無視。しばらくしたら静かになったので、私は本を読み、DはiPadで遊んでいた。すると誰かが電話で話し始めた。意識して聞いてなかったのだけど、耳に飛び込んでくる言葉を総合すると、どうやらおにいちゃんが「変なオッサンがオレの席を取ってよー」みたいなことを言っている模様…と気づいたと同時にDが立ち上がって振り返り、おにいちゃんに向かって「われ、しょーもないことすんなって言ってるやろ!」と怒鳴り、小競り合いが始まった。私はその展開に付いていけずポカーン。

Dとおにいちゃんは殴り合いはしなけどお互いをつかみ合って揉み合い&怒鳴り合い。しかし体格的&体制的にDのが優勢。そのうちDが「誰か、警察を呼んでくれ」と言い出したのを潮におにいちゃんはたくさんの“F”ワードをすかしっ屁のように言い放って車両を出て行った。とりあえず流血騒ぎにならないで済んでホッ。
何が理由であれ周囲をいやな雰囲気にしたので「すみません」と謝ったところ、他の乗客からは「あやまる必要ないよ!」「よくやった!」との声。なんでも私たち以前に2組がこのおにいちゃんに「ノー」と言われ、席をあきらめていたらしく、周囲の人は「なんやこいつ!」と腹立だしい思いでいた様子。そんなところでDがガツンとやったので、胸のすく思いだったようだ。
私は「またDが騒動を起こして…」と最初は恥じる思いだったけど、筋の通らないことをきちんと正した彼を恥じた自分を恥じた(無論暴力はいけないけど)。他の人から「あなた、いい旦那さんをもったわね」と言われて、余計に自分がいかに体面ばかりを気にしていたかを感じた。アカンことはアカンって言えんとアカンよね。よくやったぞ、D。誇りに思うわ。

一応この後の報復に備えて、Dは警察に電話。終点かつ私たちの目的地であるCentral駅でケンカをふっかけられる可能性について報告した。「そんな大層な…」と思ったけど、あまり柄のよろしくないおにいちゃんだったため一応。若者たちによる犯罪は多いからさ。実際、なぜDが電話の内容を聞いて立ち上がったかというと、そのおにいちゃんが「Centralに“ブツ”持って来てくれよ。一発かまさなアカン」みたいなことを誰かに言っていたかららしい。この辺は私は聞き取れてなかった。
電話をしている最中に周囲の人たちがそのおにいちゃんの服装や年恰好を詳しく教えてくれた。彼は私たちの後ろにいたから、どんな人だったかうろ覚えだったため、とっても助かったわ。
ところでこれは騒動の中の笑い話やけど、このおにいちゃんが電話をしていたとき、電車は山の中を通過しており電波は不通。一人芝居だったと思われる。別の席にいた男性が笑いながら教えてくれた。iPadで遊んでいたDもそれには気づいていたらしいけど。なんというか…そこまでするなんて…思いのほかDの反撃が激しくて悔しかったんやろうな。でも強がった脅迫めいた行動も役に立たなくて、踏んだり蹴ったりのおにいちゃん。バカねぇ。

Central駅に着いたら、私たちの車両の近くにすでに警官が2名立っていた。あいさつして起こったことを手短に説明。そしたら他の2名の警官が、Dの描写を元に件のおにいちゃんをすでに確保していた。双方離れたところで事情聴取。私の身分証明書も一応提示を求められた。先に掴みかかったのはDやけど、おにいちゃんの態度からして彼の方が圧倒的に不利。最終的には警察の人からも「訴えるも何も君次第だよ」と言われたけれど、事件するつもりは毛頭なかったので、その旨を伝え、警官がおにいちゃんに事情聴取を続けている間に私たちはプラットホームを離れた。いやいや、非日常的な出来事やったわ。

気を取り直してお買い物。まずはダイソーへ。すべては2ドル80セント(250円ぐらい)。キッチン用品と掃除道具が欲しかったのに、思ったほど欲しいものはなし。なのになぜか5000円分ぐらい買い込んでいた。貧乏の安物買いやな。
それから無印良品へ移動。欲しいものはたくさんあったけど、実用的かと言われたらわからない。お皿とかコップとかもう持ってるもんね。テレビ台にいいのがあったけど、20万円もすると知って断念。そんな高いものに手は出ません。ここではティーポットを購入。いいデザインだったけどちっと高い。むー。

この後は出勤前のD友達とあってティータイム。この間も行ったチョコレート専門店で同じガトーショコラを注文。美味。
D友達と別れた後は中華街にあるアジアンスーパーで食材を買い、さらに市場で野菜をどっさり買い込んだ。もう持ち切れないほど荷物があったので、ついでに小さなスーツケースも購入。元々近いうちに買う予定だったのでちょうど良かった。

帰りにお寿司を食べて帰る予定が、すべての用事を終えた時点でまだ5時前。開店までしばらくあり、私たちにはそれを待つ元気がもうなかったのでそのまま帰路へついた。よく歩き、よく買った一日やったな。

家に着いてからはすっかりソファの住民と化している。Dは映画「アベンジャーズ」の最新作をネットで観ていた。私は母とスカイプで話したりネットサーフィンをしたり。現在はデイヴィスカップをテレビ鑑賞中。
明日もお休みなんだけど、明日は隣町のショッピングセンターへ行くかも? すごい買い物づいてるけど、引っ越したばかりの今、必要なもの、ほしいものが盛りだくさん。お財布と相談しないとアカンけど、緩みガチやわ。
今日、とっても疲れたので、明日起きてから考えよう。

これは最寄り駅で電車を待っているときに撮ったもの。

丸っこいなぁ、私たち。