11月8日ネイチャークラブの11月例会 滝見台から美女平まで散策しました。
晴れていると、滝見台から「称名滝」が見えるのですが、この時は霧がかかって見えませんでした。
それで、今年夏にバスの中から撮った称名滝です。(落差350 mは日本一、四段構成の滝は間近で見ると大迫力です)
木道の途中で、高さ500mの悪城の壁の最上部に立っています。
木道から車道へ出ると霧が晴れてきました。ブナの木にヤドリギが付いていますが、鳥のヒレンジャクが運んだものでしょうか。
今年はブナが豊作だそうで、車道の縁に実がたくさん落ちていました。ヒシのような三角の実をおやつ代わりに少し拾いました。
ブナ坂 を通って
陽が射すと、向こうの山の風景が綺麗でした。
立山の麓在住の写真家高橋敬市さんの、四季を通して撮影された「立山杉」の写真集を持っていますが、
Sさんに案内して頂きモデルの立山杉に出会うことが出来ました。
樹齢2000年とも言われるそうで、大きなミズメが宿っています。杉は正面から見ると力強く感じるのですが・・・
裏に回ると、怖い形相に驚きます。長い年月には風雪に耐え中が傷んで空洞になっています。
赤いナナカマドの実が落葉した風景に彩りを添えています。
ナナカマドはバラ科の樹木で「7度かまどに入れても燃え尽きない」ことが名の由来です。
雪が降っても赤い実が残っていることも多いですが、ナナカマドの実には、「ソルビン酸」と言う成分が含まれるので腐敗せず赤い色が保たれるそうです。
ソルビン酸は、食品の保存性を向上する目的で使用される食品添加物です。
実は12月~1月にかけて野鳥がよく採食するそうで、ツグミ、アトリ科、ムクドリ類もよく食べるそうです。(野鳥と木の実ハンドブックより)
雨の雫 自然の造形
標高が低くなるにつれ、カエデの紅葉が綺麗でした。
コマユミ
穏やかな日和で、ブナ坂を歩いて晩秋の立山を楽しみました。
コンデジで鳥の写真はありませんが、アトリの群れ、ツグミ、シジュウカラ、コゲラ、ヤマガラ、メジロなどいました。
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