5月22日夜、ある方から電話をいただきました。
それは、「福島県原発の20キロ圏内へ犬の保護に行きたいが、どうしたら許可が下りるのか?」という内容でした。
「明日、国の方へ確認して返事します。」と電話を切りました。
翌日に国会議員の事務所に連絡を取ったところ、
「立ち入ると罰則規定のある警戒区域に切り替わったことで、現在は20キロ内に立ち入ることはできなくなっています。」、
「今まで犬ねこペットの保護に関係しては環境庁・福島県庁でしたが、現在は獣医師会が管理しています。」、
「警戒区域へは、住民の一時帰宅が続きますので、そこで動物の保護をしてはどうでしょうか。」、との答えでした。
まったく、現実を直視していない回答でしたが、電話をいただいた方に報告したところ、「そうですか…、しかし、獣医師会
は犬などの動物を保護したりすることはない団体ですよ。基本は営利目的ですから…。」との返事が返ってきました。
そこで、ネットを調べたところ、福島原発事故でのペットの保護(団体)については様々な情報が流れ、混乱している
のが、よくわかりました。
その中でも、政府の「緊急災害時動物対策本部」の実態でした。この本部が何をしたのかを知る人は少数しかいない、
ともいわれています。たくさんの対策本部をつくっても、誰がその責任者(本部長)なのかも知らずに存在しているのです。
「緊急…。」と言いながら、まったく実態が違う、対策本部なのです。これが問題です。