隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

緊急災害時動物対策本部の実態は?

2011-05-30 | 市民との対話

5月22日夜、ある方から電話をいただきました。

それは、「福島県原発の20キロ圏内へ犬の保護に行きたいが、どうしたら許可が下りるのか?」という内容でした。

「明日、国の方へ確認して返事します。」と電話を切りました。

翌日に国会議員の事務所に連絡を取ったところ、

「立ち入ると罰則規定のある警戒区域に切り替わったことで、現在は20キロ内に立ち入ることはできなくなっています。」、

「今まで犬ねこペットの保護に関係しては環境庁・福島県庁でしたが、現在は獣医師会が管理しています。」、

「警戒区域へは、住民の一時帰宅が続きますので、そこで動物の保護をしてはどうでしょうか。」、との答えでした。

まったく、現実を直視していない回答でしたが、電話をいただいた方に報告したところ、「そうですか…、しかし、獣医師会

は犬などの動物を保護したりすることはない団体ですよ。基本は営利目的ですから…。」との返事が返ってきました。

そこで、ネットを調べたところ、福島原発事故でのペットの保護(団体)については様々な情報が流れ、混乱している

のが、よくわかりました。

その中でも、政府の「緊急災害時動物対策本部」の実態でした。この本部が何をしたのかを知る人は少数しかいない、

ともいわれています。たくさんの対策本部をつくっても、誰がその責任者(本部長)なのかも知らずに存在しているのです。

「緊急…。」と言いながら、まったく実態が違う、対策本部なのです。これが問題です。


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