3月23日、小平市議会の全員協議会がありました。内容は、このたびの震災関連(防災)の質疑でした。
防災マップに記載されている防災無線(赤い記号が無線)
その中でも、防災無線(同報無線)に対する質疑が多くありました。
「防災無線が聞こえない。」、「なぜ、小平市の無線は聞こえずらいのか。」 との市民の声に対し、
市の同放無線は、「季節、天候、風向き、時間によっても状況は違う。」、
「良く聞こえる場所と苦情が多い所がある。」、「様々な条件が重なって、聞こえない状況となっている。」、
「今後はスピーカーの角度・位置を変えるなどの工夫が必要である、と考えている。」、
「元々、無線を計画した時と現在では、まわりに高い建物が建って変化しているので反響するのではないか。」との答弁でした。
ところが、3月26日に出会った市民の指摘は、実に的を得たものでした。
「震災の時に小平市の防災無線が、機能しなかったのは、日常的に無線を使って情報を流していないからではないか。」、
「もし日常的に流していて修正が加わっていれば、災害の時に使える無線になっていたはずだ。」
確かに、近隣市が、学校の登下校の際に無線を使って「情報が市民へどう届いているのか」、「どんな苦情が出るのか。」という点を、
日々掌握し改善しているなら、災害時に生かされていたのではないかとの指摘は、重要な視点だと考えさせられました。
ともかく、「無線が聞こえない!」といわれる市内の実態を調査し、情報を瞬時に提供できるシステムとして、有事に機能する「防災無線」をつくらなければなりません。