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朝乃山の記憶

2021-01-16 08:40:50 | 他スポーツ
現大関、朝乃山の記憶です。朝乃山は本名を石橋といい、富山県の出身で、近畿大学相撲部で伊東監督の指導を受け、三段目付け出しで角界入りします。

相撲ぶりは派手さはないものの、右四つという型がはっきりしている力士です。大勝ちではなく着実に幕内まで上がってきた印象ですが、その右四つの評価は高く、当時の横綱稀勢の里が右四つ対策で稽古相手に指名したほどでした。

そんな、地味な実力者がスポットライトを浴びたのは、令和元年5月場所の初優勝です。当時前頭8枚目だった朝乃山は、二敗をキープして終盤戦まで行きますが、上位陣の崩れにも助けられて初優勝を果たします。当時、三役経験のない力士の平幕優勝は何十年ぶりという記事が出て、当時としては大波乱でした。来日していたトランプ米大統領から優勝杯を受け取る幸運もついてきました。

朝乃山はこの優勝以前から、地元富山では大人気で、帰省した際に地元のスーパー銭湯に行くと、ファンが集まり臨時の握手会になったというエピソードがあります。この平幕優勝で前頭筆頭まで番付を上げた朝乃山は、その流れにうまく乗りました。本人が言っていた「看板力士」になる目標に、三役定着で応えることになります。

大関昇進は多少ツキもありました。大関昇進の基準である、3場所33勝に一つ足りない成績ながら、土俵際の攻防で惜しくも敗れた鶴竜戦の内容が良く、千秋楽に貴景勝に勝って大関昇進をつかみ取っています。大関としては、新大関から二場所連続二桁勝利と、大関としては合格点の内容でしたが、先場所肩を痛め途中休場して今場所はカド番です。

カド番も、休場明けの土俵も初めてとなる今場所は、迷いながらの土俵という印象もあります。今場所はカド番を脱出するのが手一杯かもしれませんが、力はあるので、これから大関としての責任を果たして欲しいものです。

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