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ブラジル対クロアチア

2022-12-10 20:08:45 | ワールドサッカー
昨日の夜のW杯準々決勝、ブラジル対クロアチアの映像を見ました。ブラジルは韓国に4-1で圧勝し、日本相手にPK戦で辛くも勝ち上がったクロアチアより勢いは上と予想できました。しかし、このゲームはクロアチアが良く練ったブラジル対策を見せました。ブラジルが、4-3-3で両サイドにラフィーニャとビニシウスを両ウイングを置いた、強気の攻撃的布陣を利用しました。

また、ブラジルの中盤はアンカーにカゼミーロを残して、両サイドのパケタとネイマールはどんどん上がってきます。クロアチアはとにかく両ウイングだけは消すと、両SBのユラノビッチとソサに、相手ウイングに蓋をする役割を与えてきました。そのため、ブラジルはボール支配率だけは高くても、なかなかボールを前に入れられずバックパスが多くなります。

クロアチアといえばベテランのモドリッチですが、彼の良さはそのポジショニングでした。ブラジルが攻めに出て、中盤にちょっとスペースが空いていると、そこに確実に陣取ってパスを引き出すことができます。攻めでも、相手アンカーのカゼミーロに対して1対1でボールを奪いに行き、奪ったら攻撃につなげることができました。クロアチアのアンカー、ブロゾビッチが釣り出されているピンチも、当たり前のように戻っていてパスカットしてピンチを逃れていました。

クロアチアとしては前半は0-0でOKで、どこかでチャンスをうかがうというゲームプランだったでしょう。ブラジルはこのままでは苦しいとみて、両ウイングを交代させ、布陣をネイマールとリシャルリソンの2トップに変えてきました。これで、ブラジルは両SBを軸に攻撃を組み替えて、特に右SBのミリトンからのクロスはチャンスでしたが、クロアチアGKリバコビッチが当たっていて試合は延長戦になります。

それでも、ブラジルとしては勝てるチャンスは十分にあった試合でした。延長前半終了間際に、クロアチアの厚い守備を独力で崩したネイマールのゴールがあったからです。こういう、論理で説明できないことが起こるのがサッカーの魅力ですが、この失点でもう行くしかなくなったクロアチアが次々とFWを投入して、たった一度しかなかった左サイドをオルシッチが突破したチャンスを、ペトコビッチが決めて同点としてPK戦に持ち込みます。

PK戦はクロアチアが得意にしています。4年前もPK戦でデンマーク、ロシアを下しています。その相性の良さは今回のPK戦でも発揮され、ブラジルの一人目のロドリゴをリバコビッチが止め、4人目のマルキーニョスがポストに当てる失敗をしたことでクロアチアが準決勝進出を決めました。ブラジル優位だがPK戦にもつれたらわからないという、ゲーム前の予感は当たった格好です。












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