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スペイン対ジョージア

2023-11-26 13:36:45 | ワールドサッカー
欧州選手権予選、スペイン対ジョージアのビデオを見ていました。欧州の予選は、自陣にがっちり引いている相手を何とかこじ開けて勝ち点3を得るための戦いが定番で、事実ジョージアは4-4-1-1でブロックを作って我慢する戦い方でした。4-3-3のスペインは先日書いたポルトガルとは違い、写真のアンカー、ロドリは思い切って前に行きシュートを狙うタイプです。

相手がFWの7番1枚しか前に残していないので、CB2枚を残していれば問題ないという意図で、強気で攻めに行きました。その狙いは成功したかに見えました。前半3分、左サイドからのFKで、フェラン・トーレスが蹴ったクロスをCBのロモが合わせてスペインに先制点が入ります。その後もスペインは攻めに行きますが、ジョージア7番がスピード型だったことがこのゲームをわからなくさせます。

中盤で取ってからの縦パスでジョージア7番が抜け出し、スペインゴールを破って1-1の同点に追いつきます。スペインのような前にかかるチームには、縦パス主体の速攻というジョージア側の狙いが当たった格好です。スペインは一つ誤算が生じ、突破して効いていた右MFのガビが太ももを肉離れして前半でサンセイと交代する、ゲームプランに響くことになります。

それでも、後半に入り、スペインがSBを上げてフィールドを広く使ってクロスを上げるサッカーは、ジョージアにとって消耗させられる相手でした。左SBのガヤが上げたクロスを、フェラン・トーレスが頭で合わせて、スペインにとって大きな2点目を得ることができました。これで余裕ができたスペインは、フェラン・トーレスを下げて、16歳のヤマルを入れて右FWに置きます。

ヤマルはドリブルでトップスピードに乗りながら絶妙なパスが配給できる次世代の才能ですが、今はまだ運動量が少なく、右サイドのタッチライン際に張り付いている選手です。こういう選手を起用できるのはリードを奪えたスペインの余裕ですが、ヤマルは得点に絡むことになります。ヤマルが上げたクロスが、ジョージア14番の頭に当たってオウンゴールになります。これで3-1と、スペインの勝利は動かなくなります。

この勝利で、スペインは7勝目(1分け)を挙げてグループ首位での通過を決めました。強豪スペインにしては苦しんだ勝利ではありましたが、ヤマルのような若い才能に、公式戦の緊張感の中で試合をさせることができたのは、サッカー強豪国の奥の深さのように思えました。

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