サラセニアは北アメリカ東部に分布し、筒状の葉を落とし穴として使う食虫植物です。
湿地に自生して、初夏に独特の花を咲かせ、花後に新葉が伸び
出て来ますます。
左は貯水槽上に並ぶ、我家のサラセニア3種です。
寒さに強いので、冬も屋外で雪囲いの中で越冬します。
次は、長い花弁を下げた赤花の「レウコフィラ」です。
花は、5枚のガクと5枚の花弁とたくさんの雄しべ、、雌しべの
先端は5つに分かれて、先が大きく反り返り、花弁はその間から
下向きに垂れ、昆虫による受粉に対応する特異な構造です。
花弁が散り落ちると種子が見えてきます。
下はレウコフィラの新葉で、筒の入り口付近
と蓋の部分には赤い網目模様が入ります。
2~4枚は、「プルプレア」という品種で、
葉が短くロゼット状に展開します。
花は赤花ですが、花びらは短いです。
次は「フラバ」で、レウコフィラ同様に高性ですが、葉に模様は無く花も黄緑色です。
ヤマボウシ(山法師)は、本州から九州に分布する落葉高木です。
花弁のように見えるのは4枚の総苞片で、基本種は白色です。 花は黄色で小さく
球状に中心に集まっています。
(中心の花を坊主頭に、周りの苞片を白頭巾に見立てたネーミングです。)
園芸品種の紅花2種を庭植えしています。
左写真は、南側歩道から見た左が紅富士、右はサトミです。
下は「紅富士」で、富士山中で採種した種子から、実生選別を
繰り返して作られたそうです。
緑の苞に紅が差し始めた5月14日から、22日、28日(2枚)です。
6月2日、5日(2枚)、8日で、苞や葉がサトミに比べて細長く、多花性です。
下は「サトミ」という品種で、苞や葉が丸みを持って、ふっくらした
感じです。 秋の紅葉は特に綺麗です。
5月19日と22日の各2枚です。
24日(2枚)、28日、6月8日です。 紅色が薄れて、その後の雨風で散り落ちました。
アスパラガスは地中海東部原産で、古代ギリシャ時代から栽培された野菜です。
日本に食用として入ったのは明治、本格栽培は大正時代からだそうです。
自家栽培して収穫直後に食べるアスパラは、甘味があってスーパーで買うものとは全
く違う食感でした。 自宅改築時に、日当たりの良い南側に菜園コーナーを作り、最初
に耕した1畝にアスパラガスの苗を植えました。 今年で9年目です。
普通のアスパラ苗は3本植えてあります。左から4月5日の芽出し、初収穫前の11日、
次々と伸び出してくる16日、シバザクラの花に囲まれた4月29日です。
1株追加して植えた紫色のアスパラも、少し遅れて収穫で来ました。 昨年こぼれ種で
芽生えた苗も成長しています。
今は収穫を休み、来年のために茎を伸ばし株の充実を図ります。 雌雄異株ですが、
1株が雌株ですでに緑色の実を付け、秋には赤く熟します。
右端は、自家製堆肥(中でアスパラの種子
が生きていた)を使った空き地畑に芽生え
た幼苗を、まとめて植え直した所で、
今年初収穫が出来ました。