「万両」は、葉に光沢があって厚目で、縁にギザギザがあります。
江戸時代に、この葉の変異個体(斑入り葉など)が選別されて、
園芸品種群が形成された「古典園芸植物」の1つでもあります。
小さなポット苗から成長した、
6号鉢植の斑入り葉3種を紹介します。
「恵比寿」(えびす)という品種、7月下旬の花から、
11月上旬の色付き始めの果実、砂子覆輪系の斑入り葉です。
11月下旬の赤熟した果実、
樹高85cm、株元近くで2本に分かれて成長しました。
葉の下に実を着け、重さで垂れ下がります。
次は「千鳥」(ちどり)という品種です。
11月下旬、やや細長く屈曲した葉に斑入りです。
12月下旬、途中から側枝を1本出して、樹高90cmです。
「白鵬」(はくほう)は、白実の品種です。
11月上旬、葉の一部に白斑が入ります。
12月下旬、1本の幹だけで、樹高65cmです。
熟しても白い果実は、鳥が食べない場合が多く、
放任すると夏まで実が着いています。
いずれも鉢植えで樹形が乱れることも無く、
お正月の玄関内外を飾ります。
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