「イチジク」(無花果)は、クワ科の落葉高木で、
原産地はアラビア南部です。
一枝ごとに毎日1個づつ熟すところから「一熟」とも、
「無花果」の字は、花を咲かせずに実を着けるように見えることから。
日本の栽培種は、イチジクコバチによる受粉を必要としない
単為結果性品種です。
雌雄異株なのに、日本にあるのは雌木だけです。
食用部は果肉ではなく、無数の花(小果)と花托です。
日本で多く栽培される「ドーフィン」という夏秋兼用品種を、
近くの空き地に、柿やブルーベリーと共に植えました。
産地では普通、7月の夏果は収穫しないで8月中旬以降の秋果を
収穫し出荷しているそうです。
5月中旬の夏果の実成りです。
前年の枝に着いた花芽が成長しました。
6月下旬、
7月中旬、果実が肥大し、鳥が味見に来たようです。
7月下旬、果皮が色付き、本格的にヒヨドリの食害が、
手の届かない、上に伸びた枝先はヒヨドリに任せ、
下の葉陰で熟したものを探して、収穫しました。
大きな実を、鶏卵と比較してみました。
例年、夏果はほとんど鳥に食べられてしまうのですが、
今年は実生りが多く、収穫も出来ました。
7月下旬、夏果の終わりはジャム用に、未熟果を採って終了です。
食べきれないほどたくさん採れた、秋果は次回に、