というものに行ってきました。
「坂の上の雲」、わたしこのドラマ大っ好きなんです!
登場人物の心の動きや成長などが一人一人丁寧に描かれていて、これこそ大河ドラマ枠で一年かけてやってくれればいいのに、と思う程クオリティの高いドラマだと思います。
第一部の時は毎週日曜日はBSハイビジョン→NHK総合→BS2と同じ内容をアホみたいに一日に3回も観てたくらい好きです。(一回見たし…と思ってもその時間にやってると思うとついつい何回も見ちゃってたんですよね~)
で、「坂の上の雲」という言葉につられ、てっきり坂の上の雲のイベントだとばっかり思って行ったんですが、
松山市のPRメインのイベントでした
少々拍子抜けしたものの、いろいろ豪華で楽しかったので満足
元々、坂の上の雲を見ていて松山いいなぁ~、とは思ってたんですが、イベント終了後には年内に計画立てて行こうかと思うまでになってました。(←まんまと術中にハマってる)
このイベントは第1部、第2部の2部構成でして
第1部 浅田次郎、新井満によるリレートーク
第2部 スペシャルドラマ「坂の上の雲」トークショー
となっていました。
第1部の浅田次郎さんは言わずと知れた直木賞作家さん。
わたしも大好きでいろいろな作品の本を持ってます。あと、JALの機内誌「Skyward」で連載されているエッセイも飛行機に乗る時は真っ先に読んでいます。
…と話が逸れましたが
「坂の上の雲」がより深くわかるような江戸~明治~大正の時代背景についてのお話をしていらっしゃいました。
その中で印象に残ったことは
「何かが起きた時、過去に遡り世界的な視点で歴史的にどういったことがあったか、まで振り返ることで、物事の本質、本当の姿を見ることができる」
というお話。
歴史を知っていて損はないなぁ~と思いました。
個人的に世界史は学生時代殆どやってなかったので改めて知識を入れていきたいなぁと思いました。
今はどうかわからないけど、自分の時は社会(歴史)の授業って、ただ「~年に~が起こって~」と暗記するだけのものだったように思います。
こういう視点で授業してくれる学校の先生がいてくれたらよかったのになぁ、と強く思いました。
そして、芥川賞作家の新井満さんは失礼ながらお名前しか知らなかったんですが、「千の風になって」をお作りになった方なんだそうです。
テーマは「歌による街おこし」
「千の風~」の制作裏話や、松山市の依頼で作った歌についてなどお話していました。
で、第2部。
これが超楽しみで行ったんですよ~~~~
なんてったって
主役・本木雅弘さん登場なんですよーーー!!
もっくん、とってもステキな方でした。
とても気さくで心遣いのできる方なんだなぁ、という印象。
ますますファンになっちゃいました
プロデューサーの方とMCの方とのトークだったんです、プロデューサーの方が話している時に客席で観難い人がいないか見回して
そっと椅子を動かしてみたり、お話する時も会場中を見渡して観客みんなに語りかけるように話したりなどなど。
終盤に差し掛かる頃、小さい子どもが「わーん」と泣き出したら
「ごめんね~。長く話聞いてたら楽しくないよね。もうすぐ終わるからね~。」
と、とっても優しい口調で、全く嫌みなくサラッと話されてました。
(っていうか、これに関してはメインに移動する前の前置きが長すぎたせいだと個人的には思います)
ほんとすばらしい
裏話もいろいろ聞けました。
例えば、第一部で真之さんが好古さんの下宿先に向かうまでの撮影では、たった5分程度の間に
上海行ったり愛知行ったりなどなど、そのシーンに合った風景を使うために世界中を飛び回ってた、とか、
第二部で真之さんがイギリスで移動のために船に乗るシーンでは、人が足りず同じ船に居た人たちが全てスタッフだったとか。
有名な話かもしれないけど、本木さんは撮影にかかった4年間、他の映画やドラマには一切出演しないで取り組まれたそうです。
そんな本木・真之さんを観た、本物の真之さんの娘さんからお手紙がNHKへ届いたそうです。
確か「父の面影をみた。ありがとうございます」というような内容だったと思います。
こうしてたくさんの方々の努力や細部にわたる拘りのおかげで、すばらしいドラマが出来上がるんだなぁと改めて思いました。
今年の年末がいまから楽しみだー