ユーカリの木の下で

旅行、観劇大好きなakiが日々の出来事などをのほほんと綴っていきます。

「クロワッサンで朝食を」と本場タイ料理

2013年10月26日 | テレビ・映画

超ひさしぶりに映画館まで足を運んで観てきました。

しかもまたミニシアター系

「風立ちぬ」とか「そして父になる」とか「謝罪の王様」とか大きい映画館でやってるものも観たいなぁ、と思うんだけど、

どうせすぐテレビでやるよね

と思うと、職場の近くにたくさん映画館あるのについつい足を運ばないんですよね。

そんなわけで、朝10時からという早い時間から行ってきました!(この時間しかやってなかったんだもん

しかし、せっかく早起きしたのに電車の乗り継ぎが上手くいかず、10分経過後から観ることになってしましました

それでも充分楽しめました。

「クロワッサンで朝食を」(2012年フランス)
出演:ジャンヌ・モロー ライネ・マギ パトリック・ピノー
監督・脚本:イルマル・ラーグ

あらすじは

祖国クロアチアで介護をしていた母親を看取り初めて憧れのパリにやってきた家政婦・アンヌ(ライネ・マギ)。
そこで待っていたのは裕福だけど孤独で気難しい老婦人・フリーダ(ジャンヌ・モロー)だった。
アンヌを雇ったのは近くでカフェを経営しているステファン(パトリック・ピノー)。
実はフリーダは家政婦など必要としてなかったため、冷たく追い返そうとする。
この3人の共通点は祖国がクロアチアであること。パリに出て来たばかりのアンヌに昔の自分を重ねるフリーダ。
そんなことからフリーダはアンヌに徐々に心を開いていく・・・。

というもの。

特に何か大きな事件が起きたりするわけではなく淡々と日常を描いているんですが、老いてくると起こるであろう現実の中でリアルな心情を少ないセリフと音楽などで表現しているのが秀逸な映画だと思いました。
いろいろ心揺さぶられる映画でした。
あと、パリの風景がとても美しかった。
わたしはパリに行ったことないので、初めてパリにやってきたアンヌと心情がかぶりました。

ちょっとネタばれだけど、アンヌがフリーダと言い争いをして家を追い出されたとき、アンヌが保管していた薬棚のカギをさしたまま家を出て行くシーンとか背筋が凍りました。

たぶん20代でイケイケ(←死語)の若い子だとただの退屈な映画だと感じるんだろうなぁと思います。

あと、主役のジャンヌ・モローがすごかったです。

この方、御歳80歳越え。
それなのにしっかりオンナを忘れてないんですね。
シャネルを着こなし(衣装は全て私物らしいです)、足は悪いけどヒールのある靴で歩く。
とてもプライドが高く威厳というか威圧感があり、自由奔放なんだけど寂しかり屋。
超自己中なんだけど、どこか引きつけられるものがあるんですよね。
すごい女優さんなぁと思いました。

現実にいたら絶対友達になりたくないですけどね!

そんなわけで、ある程度大人になった人にオススメの映画でした

映画の後は、映画館の近所にあったタイ人が経営するタイ人のためのスーパーJ’s storeでタイ料理を食べてきました。

10席くらいの小さなお店なんですが、私たち以外のお客さんは

全員タイ人でした!

注文したのは、シーフードとレモングラスのサラダ・カオマンガイ・トムヤムココナッツスープ。

サラダは生のレモングラスがこれでもかっ!と入ってて辛いんだけど、超ウマい~~~~
カオマンガイもニンニクが効いたタレがこれまた超ウマい~~~~
スープも具がたくさん入ってて味はグリーンカレーがもう少しまろやかになった感じ。これまた超ウマい~~~~

一歩足を踏み入れると、

そこはすでにタイです。

すごくアウェーです。

店員さん日本語通じないし(一部除く)、潔癖症な人は絶対入れないような雰囲気です。

でもそれにも勝るウマさがあるので、またぜひ今度はもう少し人数増やしてまた行きたいです

ほんとは食材を買って帰りたかったけど、あまりにも雑然としてるし、表記は全部タイ語だしで断念しました

 


お伊勢参り 後編

2013年10月16日 | 国内旅行

徐々に混み始めた赤福本店でほっこりしていると、一本のメールが。

実は、出発前にもう一つ嬉しいミラクルがありまして、なんと会社の同僚が同じ日に参拝に来ることが判明!
二人とも全く違う方法で来ていたけど、一部合流できる時間があったので現地で待ち合わせをすることにしてました。
その同僚のお姉さんから合流場所についてのメールでした

伊勢角屋麦酒で合流し、ビール(まだ参拝中なので嗜む程度)と大ぶりのカキフライをいただきました。

カキフライおいしかったよーーー

とっても頼りになるお姉さんなので、約3時間おはらい町やおかげ横丁をいろいろ案内してもらいました。

一人旅も好きですが、現地で合流するのもまた気分が変わって超たのしーーー

三重県出身の別の同僚のお姉さんから絶対に食べた方がいい!とオススメしてもらった、へんば屋のへんば餅と昆布佃煮をゲットしたり、乾物屋さんで乾物を買ったりなどなどしてたら、気が付いた時には残り時間1時間を切ってました。

まずい~~~

と焦って入ったのは名物・伊勢うどんのお店「ふくすけ」

←おかげ横丁にあるお店。こちらもめっちゃ混んでました。

伊勢うどんといえば、コシがないぶよぶよした太めの麺のうどんに少し甘めの濃口醤油をかけたもの。
正直、ぶよぶようどん苦手なんですが、うどんならすぐに出てくるし、せっかく来たので食べることにしました。

意外と美味しいじゃん

麺のぶよぶよ感ものびきった感じではなかったのでとっても優しい感じで疲れた胃にはもってこいでした。
九州のお醤油とか好きなので濃口醤油の味もなんともいえず美味しかった。
ちょっとクセになりそうな予感です

同僚のお姉さんとあっという間にお別れした後は、おはらい町を抜けてすぐのところにある猿田彦神社へ。

こちらは、なにか新しいことを始めようというときにお参りするといいそうなので行ってきました。
静かな境内。きっと晴れていたら気持ちよかったことでしょう・・・。
残念ながら、こちらに参拝していた辺りから雨のピークに

これまでは降ったり止んだりを繰り返してたのに、ここからはどんどん雨がひどくなってきました。
人もどんどん増え始め、またまた疲れたので、五十鈴川沿いにある、五十鈴川カフェへ。

運良く待つことなく、川沿いのカウンター席が空いていたのでボーっと時間を過ごしました。
鳥や雲の動き、山々にかかる靄などを眺めているとなんだかシアワセ
雨のおかげで出来た至福の時間でした

ここで英気を養い、最後の参拝地・二見興玉神社(夫婦岩のあるところです)へ。
内宮前からバスに揺られること約25分。
二見に近づくにつれて、なんと雨が止んできましたよ

余談ですが二見興玉神社は本来、神宮参拝前に禊を行う場所らしく、二見興玉神社→外宮→内宮と周るのが正規ルートらしいです。

歩いてると突然、目の前に夫婦岩が!

←もっと沖にあると思ってたのでびっくり。すごい迫力でした。

ここでも例にもれずバスの時間が迫ってたのですぐに参拝し、お守りをいただき、またバスに揺られ二見浦駅へ。
次は日の出を観に来たいな

JR二見浦駅、すっごく静かで誰もいないんですけど・・・

そういえばこの駅、数年前から無人駅になったんだった。
無人駅ってほんとに誰もいないし、切符すら買えないんですね

切符も買えない駅の利用は初めてでちょっと戸惑ったけど、ホームに行くと目の前に山や畑があって心地いい静けさがあり、最終的には結構人がいたので安心しました。

乗車券を車内で車掌さんから買わないといけないんですが、子どもの頃乗り越し料金を払った時以来なので、車掌さんを捕まえられなかったらどうしよう、とちょっとドキドキしました
そんなことを含め

旅に来てる、って感じでいいなぁ

そんなこんなで、津駅に到着。

さて、なぜ名古屋駅ではなく津駅で下車したかというと、

帰りはセントレアから飛行機に乗って帰るんです!

知らぬ間に羽田・中部国際空港間就航してたんですよー。

津から高速船でセントレアへ。

セントレアすごく広かったです。
羽田空港国際線ターミナルと似てる(というか、羽田の方が後か
どちらかといえば、国際線の方がメインで国内線は国際線への乗り継ぎのためだけにあるような感じがしました。

セントレアといえば、なんと空港内に

滑走路の見える銭湯があるんですよー

暗くて飛行機は見えなかったけど、でも、滑走路のライトがキレイ。なによりもすっごく空いてて

ジャグジーバス独り占め

汗も落としてキレイさっぱりした後は銭湯内にある食事処で入湯料とセットになっている夕食(ミニみそカツ丼ときしめん)を食べて帰路につきました。

いろいろあったけど、すごく有意義な誕生日になってよかったです

次こそは晴れている日に行けますように

←1日ほぼ炭水化物しか取っていないことに気づき、焦ってセントレアで買った野菜ジュース

 

 

 

 


お伊勢参り

2013年10月13日 | 国内旅行

正宮の式年遷宮を終えたばかりの伊勢へ初めて行ってきました!

めっちゃ混んでました

伊勢は良いとこだったけど、もっと落ち着いた時に行った方がいいと心の底から思いました。

でも2月にさっぽろ雪まつりに行った時から今年こそ絶対に行く!と決めてたし、誕生日に合わせて行くことができたので良かったです

今回は予算の関係で日帰り旅。しかも早朝参拝したかったので夜行バスで行くことにしました。

バス出発時に他の乗客によるちょっとしたトラブルがあったため、約20分遅れの翌朝8時に無事到着。

雨降ってる~~~

予報では曇りで雨になるのは夜からだったはずなのに~

まぁ、気を取り直して参拝前にまずは朝食です。

外宮前にある参宮アワビで有名な老舗・伊勢せきやさんがやっている、あそらの茶屋で御饌の朝かゆをいただきました~。

内容は

食前酒 梅の精(ノンアルコール)
小鉢 季節の小鉢(茄子のおひたしでした)
温泉卵
珍味 せきや厳選珍味
子持ちしぐれ
その他
焼物鰯
酢の物 季節の酢の物(たぶんもずく酢?)
ご飯 おかゆ(参宮あわび秘伝のたれ)
椀 赤だし
香の物 地のお漬物
ひと口 ぜんざい

店内もステキで店員さんもすごく親切だし、席に着いた時に出て来た冷緑茶がものすごくおいしかったので、すごく期待してたんですが

予想以上のおいしさでした~

鰯の目が除かれてたり、どれも細かい仕事をされているのが感じられて感激です。
特に、参宮あわびを炊いた煮汁にかつお出汁を足した秘伝のたれがものすごーーーく上品で美味しくて、たれだけおかわりしちゃいました
(おかゆと秘伝のたれは1回だけおかわりできます)

誕生日を迎えて最初の食事がこんな素晴らしいものをいただけて、なんだか1年いいことありそうな気がするー

とはいえ、バスの時間が迫りつつあったので早々と食事を済ませ、いよいよ外宮へ~。

余談ですが、伊勢周辺はマイカーや観光バス以外は路線バスを駆使して移動になるんですが、本数が少なくて予定のバスを逃すと大変なので参拝される方は充分ご注意ください。

あと、1日フリーパスが外宮前の観光案内所で販売されているらしいので、夫婦岩などに行かれる方は絶対購入しておいた方がいいと思います!(わたしはこの存在を知らずに損しました~

←外宮の入口です

←10/5の御遷宮までご祭神がいらした旧正宮。こちらを横目に新正宮へ

←正宮。朝なのに人がいっぱい

正宮でご参拝した後は別宮の多賀宮へ参拝して、ついに内宮へ!

内宮までは徒歩では行けないので、バス移動になります。

遷宮を記念して地元の三重交通が走らせている特別バス「神都バス」にナイスタイミングで遭遇したので、これに乗っていくことにしました!

←宇治橋ドーン!

この後、五十鈴川で手を清め、いざ内宮の正宮へ~。
境内は新しい杉の木のいい香りがします

内宮は外宮に比べてすごく広いです。そして、人も更にいっぱいです。

←新正宮。その奥にある旧正宮へはもう入れませんでした。階段より上では撮影禁止です!

ついにご祭神・天照大御神様の前で参拝したとき、なんだか感無量になり涙が出そうになりました。

その後は別宮の荒祭宮で参拝し、神宮の参拝は終了です~。

たぶん時期が時期だからだと思うんですが、ただ流行りに乗ってきちゃったテーマパーク感覚の人も多くて、撮影禁止場所で平気を写真撮る人(これが一番多かった!)、ガムを噛みながらお参りしてる人、平気で割り込んでくる人などなど、ルール違反をする人が一人二人というレベルではなく、かなり多くてなんだか疲れちゃいました。
そうそう、

外宮と内宮の正宮参拝のため並んでたら両方とも同じオバサンに割り込まれたよ

ある意味ミラクル。なんだか呆れて逆におかしくて笑っちゃいました。

ほんとはこの後すぐ猿田彦神社に行こうと思ったんですが、天候の悪化と人々の邪念にまみれて疲れたので休憩するために赤福本店へ。

←歴史ある立派な建物です。こちらも超忙しいのに店員さんが親切でした。

←お茶がまた美味。ほっこりしました~

お餅、3個もあるけど食べられるかな~…と心配したんですが、

全くの杞憂でした

出来たてだけあって柔らかくて超美味しくて3個ぺロりでした

後編につづく