ユーカリの木の下で

旅行、観劇大好きなakiが日々の出来事などをのほほんと綴っていきます。

演劇集団キャラメルボックス「きみがいた時間ぼくのいく時間」 3/29 (土) マチネ 

2008年03月30日 | その他観劇

信じられない話かもしれないのですが、すでに3月なのに今回が今年の観劇初めです

観に行ったのはキャラメルボックス・スプリングツアー「きみのいた時間ぼくのいく時間」です。
「クロノス」(吹原和彦の軌跡)、「あしたあなたあいたい」(布川輝良の軌跡)、「ミス・ダンデライオン」(鈴谷樹里の軌跡)に続く梶尾真治さん原作の舞台化です。(この3作品は全て「クロノス・ジョウンターの伝説」収録。( )内は原作のタイトル)

以下、今回のあらすじです。(多少ネタばれしてますのでご注意ください!)

住島重工の社員秋沢里志(上川隆也)は5年に及ぶ米国留学から引き戻され、子会社のPフレックで働くことになる。エリート街道から外れた、と落胆し仕事に身が入らない秋沢。そんな秋沢を励ましたのが昔の恋人・梨田紘美(西山繭子)だった。
その後秋沢と紘美は結婚。そしてまた秋沢は意欲的に仕事に取り組む。
秋沢が開発に携わっているのは「クロノス・スパイラル」という物質を39年前に時空間移動させる装置だった。
ようやく最初の実験までこぎつけたその日、突然一本の電話がかかってくる。
それは紘美がトラックに撥ねられたという知らせだった。
その後紘美は手術の甲斐もなく息を引き取ってしまう。
そして絶望の淵に立たされた秋沢がした決断はこととは・・・。

上川隆也3年ぶりにキャラメルに復帰!
しかも今回は現代劇、しかも主役です

以前ちらっと書いたかもしれないんですが、ワタシにとって演劇を観るきっかけになった舞台は、生の上川さん観たさで行ったキャラメルボックス2001年サマーツアー「ミスター・ムーンライト」でした。
あの頃はチケットの取り方なんてよく知らなかったから、当日券を買うために8時間も並んだんですよ、ワタシ(笑)←おばかですね~。
それで、やっとのことで手に入れたチケットを握りしめてドキドキしながら観ていたのを覚えています。
そして、見終わった後「世の中にはこんなにすごいものがあったのか~」と放心状態になりしばらく席を立てませんでした

多くのキャラメルサポーターにとって上川さんは「出稼ぎに出ているお兄ちゃん」的存在だったりするのですがそんな経緯もあり、上川さんはワタシにとってなんか特別な存在といいますか、もちろん知り合いでもなんでもないけどとっても感謝してる役者さんです。

観終わって思ったのが上川隆也おそるべし!
やっぱり上川さんが出てると舞台の雰囲気がちょっと違います。
上手く言えないけど
ついでに客演の西山さんもいらしたせいなのか、客層もちょっと違ってました。

休憩込み(キャラメル初の2部構成)で2時間半強の長丁場なのに、話に引き込まれて時間が経つのがあっという間でした。
最初出てきたときは久しぶりすぎて実は少し違和感を感じたのですが、観ているうちにやっぱり上川さんはキャラメルの人なんだなぁと改めて思いました。

ものすごくイキイキしながら高速ツッコミしたり、ギャグを炸裂してたりしてましたから

今回上川さんの相手役をされている客演の西山繭子さんもとってもステキでキャラメルの舞台にスーッと馴染んでいました。
かなりキーパーソンになる2役を演じないといけない西山さん、舞台にずーっとい続けなければいけない岡内さんはとっても大変だろうなぁと思いましたけど、お二人ともすごく楽しそうにしていて舞台上ではそんなことは全く感じさせなかったです。

そういえば、キャラメルの舞台で上川さんが「一途にひとりの女性を守るために奔走する」という設定の役をすることって滅多にないのでそれも新鮮だったなぁ。

いっぱい笑って、泣いて、ラストは感動しました。
これぞキャラメルっていう舞台でした。
もう一回行きたかったけど、私が行ける日はすでに完売。
どうしよう・・・久しぶりに並びに行っちゃおうっかなぁ