南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

白のユニオン、黒のユニオン

2012-02-01 13:19:58 | ユニオン
連合静岡でも労働組合のない会社で働いている労働者のために、一人でも入れる合同ユニオン(地域ユニオン)を持っています。
「連合静岡ユニオン」がそれですが、様々な思いを抱えた労働者が加入しています。

今日から3日間、「春の労働相談ダイヤル」キャンペーンです。
開始直後から電話が入りはじめ、初日午前中だけで22件の相談を受け付けました。
それぞれの相談に対して、助言だけで済む相談もありますが、なかには行政の生活センターに繋げたり、労働審判や労働委員会へ導くものもあります。
会社側と団体交渉が必要と思われるものは、相談者が「連合静岡ユニオン」の組合員になっていただく必要があります。
こういった対応も丁寧にとっておりますが、世間には“ユニオン”と聞くと悪魔のように毛嫌いする人もいます。
私たちには忸怩たる思いがする訳ですが、それには原因があります。

「連合静岡ユニオン」に加盟している組合員はあくまで働き続けたいという気持ちを強く持っています。
その気持ちは当然でしょうし、その思いを受け止めて私たちは団体交渉に臨みます。
しかしそうではなく、問題を抱えた相談者を材料にして、解決金や慰謝料目当てに団体交渉を展開する“黒いユニオン”もあります。
そんなユニオンでは、相談者が働き続けたい思いなどは無視をして、威圧的な団交や、会社や役員宅にまで街宣車で押しかけて騒ぎ回ります。
そんなユニオンの姿を見れば、普通の人たちはどう思うでしょうか?
威圧をかけて解決しても、その職場で働き続けることはできません。

白は黒に染まりやすいが、ユニオンだけはそうであってはなりません。
がんばれ「白のユニオン」。