１５日の経営者協会への要請に続き、今日は中小企業団体中央会への要請を行ないました。
中央会佐野会長からは、「定昇をやらないという企業はないと思う。なんとかやっていかねばならないしやれると思う」という力強い言葉をもらいました。
経営者協会と違い名前の通り“中小企業”の集合団体ですから、経営的には厳しいところばかりです。
しかし大切なものは「気力だ」と佐野会長は明言します。
資金繰りは非常に厳しくなんとかこの３月を乗り切ることが出来れば・・・厳しい経営実態の一端も拝聴しました。
正直なところ雇用調整助成金のお陰で生き延びている中小企業ばかりです。
いまだかつてない状況の中だからこそ、このような気力あふれたリーダーが必要なのかもしれません。
新卒者の雇用問題にも大きな関心を寄せていました。
今春就職先の見つからない高校生に対して、その救済策のひとつとして政府が考えた「未就職卒業者向けインターンシップ事業」にも取り組んでいることを聞かされました。
実習期間６ヶ月の「技能取得支援事業」で、実習生には１日７千円が支給されます。
受入れ企業には１日３５００円の「教育訓練費」が支払われ、実習期間終了後そのまま採用されれば両者にとって非常にハッピーな制度です。
会員との繋がりが強い中央会ならではの取り組みに敬意を表します。
なにはともあれ資本力のある企業が先頭に立ち“気力”を振り絞って、雇用創出に向けて前進することを願うばかりです。