けろろの「浜あるき・野良あるき」

漁あるところ、農あるところへ、風土のにおいに誘われて、いそいそ出かけています

サケのふ化場

2012-09-28 20:57:49 | 浜あるき


川にのぼったサケは、その多くが人間につかまって、人工ふ化場送りとなります。
これがサケを捕まえる「ウライ」という仕掛け。
鉄の檻の中に、サケがたまります。

  

ふ化場では、採卵したイクラに精子をかけて受精させ、
雑菌の少ない地下水をくみ上げたプールで5月ごろまで育てます。
そして、河口付近に放流。4年後にはたくさんのサケが戻ってくるというわけ。

余市川に自然に生きているように見えたサケも、
じつは人間の「生物装置」の手が大いに加えられていたのです。
…ありがとう、サケ。
そして、ふ化場のおかげでこんなに安くたくさんサケやイクラが食べられるのですね。

おまけ。
ふ化場の門柱は、イクラでした。



サケが川を泳ぐ、「ごく普通の」風景

2012-09-28 20:46:44 | 浜あるき
   

北海道、小樽から積丹半島に向かう途中の余市町。
その中心を流れる余市川をふと見ると…。
水の動きがあわただしい。え???よーく見ると、魚???
正体はサケでした。よくよく見ると、たくさんいる!!

こんなにスゴイ風景なのに、見物人がひとりもいない。
つまり、これは毎年秋になると当たり前に繰り返される、
「ごく普通の」光景なんですね。
はあ~、おそるべし、北海道。

もっとも、川でサケマスをとるのは禁止なので、
「とれない魚を見ても仕方ない」という気分もあるのかな?
カラスやサギ類がうれしそうに飛んでいました。

アイヌ民族のサケ漁具

2012-09-24 21:32:59 | 浜あるき
  

今は禁止になっていますが、昔はサケは川でとるもの。
産卵期、浅い川に密集するサケは、とってもとりやすかったからです。

アイヌのひとびとの漁具は和人のものよりはるかに優れた仕掛けがあります。
モリの先に収納式。これをサケめがけて投げて、サケに引っかかると
先のフックがモリから外れて伸びる仕組み。
確実にサケをとれるそうです。すごいな~。
冬の食糧のたんぱく質をサケに頼っていた時代の暮らしの知恵です。


冬支度

2012-09-24 21:26:07 | 浜あるき


北海道のホームセンターの棚は、長い冬に備える冬支度。
さすがに~。ストーブ関係グッズがこんなに充実。
しかも、安いのに驚き。
下左の薪ストーブ。右の大サイズ4千円台。小は3千円足らず。
輸入重油に頼らない生活。



こんな練炭ストーブもあります。