川にのぼったサケは、その多くが人間につかまって、人工ふ化場送りとなります。
これがサケを捕まえる「ウライ」という仕掛け。
鉄の檻の中に、サケがたまります。
ふ化場では、採卵したイクラに精子をかけて受精させ、
雑菌の少ない地下水をくみ上げたプールで5月ごろまで育てます。
そして、河口付近に放流。4年後にはたくさんのサケが戻ってくるというわけ。
余市川に自然に生きているように見えたサケも、
じつは人間の「生物装置」の手が大いに加えられていたのです。
…ありがとう、サケ。
そして、ふ化場のおかげでこんなに安くたくさんサケやイクラが食べられるのですね。
おまけ。
ふ化場の門柱は、イクラでした。