けろろの「浜あるき・野良あるき」

漁あるところ、農あるところへ、風土のにおいに誘われて、いそいそ出かけています

海岸の湧水の里 ~富山・生地(いくじ)

2011-11-26 23:36:26 | 浜あるき
富山に行ってきました。
あいにく“鰤起こし”の雷、雨あられ、強風…。
う~、さぶっ…
それでもめげずに、仕事を終えてからちょっと寄り道。
“黒部川扇状地湧水群”というのにとっても魅かれて、生地(いくじ)という町へ。

     

静かなたたずまいの目抜き通りの左側に、9つの清水(しょうず)が湧いています。
むしろ、水脈に沿って道ができ、町ができたというべきか? 
町全体だと、20もの清水(しょうず)があるそうです。
不思議なのは、この道路を右に折れて70歩(メートルじゃないですよ)で 海!
奥の山は、立山連峰の西のはじっこ。
立山に降った雨や雪が地面にしみ込み、地層の関係でここに噴出しているですね。

清水はこんなのや、あんなのや。どこもきれいに整えられています。
ひと口ずつごちそうになります。やわらか~い、甘露、甘露…。
どの清水(しょうず)も、一年中11℃。かじかんだ手に温かい!

        

        

        

上右の写真は、共同洗い場です。
極めつけは、お寺の境内。池の中にいくつも噴き出し口があります。
池から直接、水をすくって飲めるのです!

    

もう少し歩きやすい季節に、ぜひまた訪ねてゆっくり歩きたい町です。