けろろの「浜あるき・野良あるき」

漁あるところ、農あるところへ、風土のにおいに誘われて、いそいそ出かけています

新潟島、廻る願掛け狛犬

2011-01-22 10:09:56 | 浜あるき
先週、新潟市に行きました。
新潟の町って、信濃川河口の港町が発祥で、河岸を切り離すように分水を通したから“島”になっているんです。
ちゃんと“新潟島”という名前がついています。まったく知らなかった!
飲み屋街も百貨店も、市役所も水族館も、ぜーんぶ島の中にあります。

江戸時代は北前船などの寄港地。
遊郭などでにぎわった町の湊稲荷神社には、手でぐるぐる回せる石の狛犬が。
惚れた船乗りが少しでも長く町に留まれるよう「海よ荒れろ」と女たちが願掛けしたそうです。
“嵐を呼ぶ女たち”…すごいですね。わたしは、おとなしく“無病息災”を祈願。

右向き  

後ろ向き 

左向き  

そして前 

海岸に出てみると…、♪海は荒海~、向こうは佐渡よ~♪
ハリセンボンの子どもがたくさん漂着。南から流れてきたのがこのあたりで寒さの限界だったのかも。
そして、風と漂着物と砂の造形が。

   

魚屋さんには、なぜか山伏という名の  
カレイが並んでいました。