5月8日、9日と関東圏在住の郷土の会〈夜久野会〉の方々と一緒にバス旅行に行ってきました。毎年会の催しとして「温泉で1泊旅行の会」という同好会がありまして、MKが幹事をしてお年寄り達を引き連れて若い?私がプランを組んでお世話をしています。
初日は表題の[草津温泉・白根山・浅間山ルートの旅ー日本ロマンチック街道]に含まれる群馬県の草津温泉に高速直行バス・東京ー草津・スパリゾートライナー号に乗って行きました。
草津温泉といえば「お湯の中にもコリャ、花が咲くよ、チョイナ、チョイナ」で有名な湯の華があります。熱い温泉でも有名で、町の中心地に「湯畑」という湯を樋に流して湯の華を採取する装置があり、乳白色の熱湯が流れています。
標高1000m以上ある草津の夜は気温が下がり、湯畑の湯気による幻想的な風景が有名です。(上フォト) GW連休からライトアップされていて確かに昼(下フォト中)と比べて雰囲気が変わり初めて見る景色でした。
当日は晴れて草津の町(上フォト左)もコヒガン桜が満開でした。下界より随分遅いです。ホテル櫻井では夜の余興で「ミニ湯揉みのショウの実演」を宿泊客と一緒に草津音頭にあわせてやっていました。(上フォト中) 本格的な湯揉みのショウは湯畑の側のにあるホールで町の行事として本物の熱いお風呂で行っています。(上フォト中) 拡大はクリックしてみてください。
二日目は草津からバスで白根山に向かいました。少し上がった所の道端に間欠泉がありました。その場所は暖かいので芽吹きが始まっています。(上フォト右) 国道272号線を草津町からどんどん登っていきます。丁度標高2000mぐらい登ったところに白根山のお釜を見るための駐車場があります。そこから高さで100mほど登ると、雨でなければあの有名な白根山のお釜(噴火口跡の池)が見られます。(上フォト左) 登る途中で振り返り下を見ればお釜ではないが凍りついた弓池や、駐車場には乗ってきたバスなど見えますが、10年程前の7月にMKは正面の山の裏側へ瓦礫の中に咲く綺麗なコマクサの花を撮りに行ったことを思い出しました。黄緑に見てるところは全部熊笹です。
お釜を見る展望台まで1kmほど登山道を登るとコバルトブル-のお釜が見えてきました。(上フォト左) 今日は晴れていますが青空でなく霞がかった空なので少し色は薄いです。
さらに国道272号線を白根山を回るように登っていくと白根山(標高2160m)より12m高い、日本国道で一番高い地点に到着しました。(上フォト中) そこから白根山頂上を望む雪景色の風景も美しいです。
そこからは一路、浅間山の北にある観光地「鬼押し出し」に向かって標高1000mのつづら折れ下り道路です。鬼押し出しに着いて奇岩の間を散策していると、突然雷が鳴って夕立がやってきました。
浅間山の大噴火は1783年(天明3年)と言い伝えられていますが、その時に大量の火砕流が流れ出し、それが何度も繰り返されるうちに岩が奇岩と変形して鬼押し出しの奇岩となったらしいです。何故鬼かといえば伝説では浅間山にはもともと鬼が住んでいて悪さをして溶岩を押し出したのだそうです。
ガラガラと雷が響く夕立に観光客はみんな鬼に追われるようにバスに逃げ帰りました。「くわばら、クワバラやっぱりここは鬼がいるんだ」と。 おそまつでした。