エミレーツ、20年度に計14機退役 A380は5機・777-300ER9機
エミレーツ航空は2020年度(2020年4月1日~2021年3月31日)の業績を発表し、グループとして過去30年で初めて損失を計上したと発表しました。損失額は221億ディルハム、日本円でおよそ6,610億円です。この厳しい状況の中で、保有機の平均機齢7.3年と若く保つ機材戦略を維持しています。この戦略の中でエアバスA380型を5機、ボーイング777-300ER型機を9機、計14機を退役させたと発表しました。
この5機のうち1機は2020年10月27日(火)、フランスのタルブ・ルルド・ピレネー空港にフェリーされました。機体記号(レジ)「A6-EDB」で、エミレーツのA380として初めての退役機になりました。
これ以外の4機は、2008年7月にエミレーツが初めて受領したA380の「A6-EDA」と、2009年12月に受領した「A6-EDF」「A6-EDG」、2010年1月に受領した「A6-EDH」です。いずれもドバイのアール・マクトゥーム国際空港(DWC)に保管されており、エミレーツは退役前の復帰はないと事実上の退役としています。この中で最も機齢の若い機体は「A6-EDH」で、12年未満です。
退役した機体のうち、「A6-EDG」は野生動物の違法取引を廃絶する啓発活動のため、特別塗装機として運航されたことがあります。「A6-EDH」にも「6,000th Airbus」と節目の1機のステッカーが貼られていたことがあります。
一方、2020年度は新造機としてレジ「A6-EVN」「A6-EVM」「A6-EVL」の3機を受領しています。また5月に「A6-EVP」も受領しています。これにより、2021年6月現在、エミレーツ航空のA380は24機を稼働、90機を駐機の状態となっています。
777-300ERは9機が退役しており、2021年度にもすでに1機が退役しています。退役した機体のうち「A6-EBI」「A6-EBJ」「A6-EBN」は旅客機を簡易的に改修し、貨物機として運用していました。これにより、運用中の777は138機、駐機中の機体は6機とみられます。
なお、エミレーツは発注済みの200機の受注計画に変更はないとしており、環境に優しく、燃費効率の良い、利用者にも乗り心地良い機材で運航する方針です。新造機の導入は、各種設備や最先端技術への投資と同じく、事業回復と将来の成長に向けた体制作りの一環です。
運用機材
意外にもエミレーツ航空は貨物も強い
■エミレーツ航空の退役したA380、777-300ER
<A380> A6-EDB:2020年10月 A6-EDA:DWC保管中 A6-EDF:DWC保管中 A6-EDG:DWC保管中 A6-EDH:DWC保管中
<777-300ER> A6-ECP A6-EBJ A6-ECN A6-EBI A6-ECL A6-EBG A6-EBE A6-EBC A6-EBB A6-EBN (2021年)
上記退役機で
関空で出会った機材は
A380
エミレーツ航空 Airbus A380 (A6-EDB)
エミレーツ航空 Airbus A380 (A6-EDA)
777-300ER
エミレーツ航空 Boeing 777-300 (A6-ECN)
エミレーツ航空 Boeing 777-300 (A6-ECL)
エミレーツ航空情報
【難読漢字】「那威」って読めますか?
那覇の「那」だけれども…
この国名、読めますか?
突然ですが
「那威」という漢字
読めますか?
イメージと違って威圧的な印象がします。
気になる答えは…
正解は「ノルウェー」でした!
わかりましたか?
ヨーロッパの国名では、イギリスの「英吉利」、フランスの「仏蘭西」などはよく知られているものの、一見どこの国なのか判別が難しい表記も多くあります。例えば、以下の漢字はどうでしょう?
- 氷蘭
- 瑞典
- 丁抹
- 諾威
正解は次のとおり。北欧の国々でした。
カナ表記 | 漢字表記 | 一文字 |
---|---|---|
アイスランド | 氷蘭、氷島、氷州、氷洲、愛撒倫 | 氷 |
スウェーデン | 瑞典 | 瑞、典 |
デンマーク | 丁抹、璉馬 | 丁 |
ノルウェー | 諾威、那威、能留英 | 諾 |
フィンランド | 芬蘭、芬蘭土 | 芬 |
*Wikipedia「国名の漢字表記一覧」より
アイスランドは「氷」の国というのはイメージどおりでしょうか?
ただしよく見ると、アイスランドだけは意味に基づいて漢字が選ばれているのに対して、それ以外の国は音に基づいて漢字が選ばれていることがわかります。
フィンランドが「香り」の国なら、スウェーデンは「端っこ」の国、デンマークは「偶数」の国、ノルウェーは「同意」の国ということになるでしょうか。
全く関連性のないところが逆におもしろいと思いました。
上記の出典とその他の国名の漢字表記はこちらから見ることができます。
最初にこのような表記を考えた人は大変だったでしょうが、一方ではすごく楽しい作業だったのではないでしょうか。
そんな担当があるのだとしたら、ぜひやってみたいものだと思います。
⬇️
「好きな事の家」と書いて…?
「こうじか」ではありません!
果たして正解は?
正解は「こうずか」でした。
「好事家」の意味と読み方とは?使い方と類語・英語も一緒に解説
もの好きである人を指す言葉に「好事家」という表現があります。読み方はもとより、正しい意味や使い方を把握している人は少ないのではないでしょうか?
ここでは「好事家」の読み方と意味、使い方の注意点と例文、類語と英語についてまとめています。この機会に文学的な響きのある「好事家」について理解を深めましょう。
目次
- 1 「好事家」の意味と読み方・語源とは?
- 2 「好事家」を使う際の注意点と例文
- 3 「好事家」の類語は?
- 4 まとめ
「好事家」の意味は「風流好きな人」「もの好きな人」
「好事家」の意味は「風流好きな人」「物好きな人」となります。普通の人が興味を示さないようなものに対し関心を持ち、好んで追及したり、研究したりする人のことを指します。つまり、「好事家」は一般的に風変りとされるものや、時代遅れであるものに対して、好奇心を抱き深く気持ちを注ぐような人のことを意味します。
「好事家」は「こうずか」と読む
「好事家」は読み方において間違えやすい言葉の一つだと言われています。「好事家」の正しい読み方は「こうずか」です。
「好事家」の誤読の例としては「こうじか」「こうじや」が挙げられますが、このように誤った読み方をしてしまうと相手が困惑してしまうことがあります。ぜひ「こうずか」と正しい読み方をするように気をつけて下さい。
「好事家」の語源は中国語の「好事」
「好事家」の語源は、中国語で「もの好き」を意味する「好事」だとされています。「好事家」の「家」には人を表す意味があり、加えて「建築家」や「読書家」のように、あるものごとに対し献身従事する者という意味もあわせ持っています。この二つの言葉が組み合わさり、「もの好きな人」という意味で「好事家」という表現が生まれたと言われています。
「好事家」を使う時は受け手の感覚に気を付けて
「好事家」は状況や相手によって良い意味でも悪い意味でも解釈されてしまう言葉です。たとえば、研究熱心で、一つのことに集中している人を褒める意図で「好事家」を使うこともあれば、風変りで好きものというに嫌味を含んだネガティブなニュアンスで使うこともあります。
逆を言えば、話し手の意図とは関係なく、受け取り手の解釈の仕方によって、良くも悪くも意味合いが変わってくるということです。そのため、「好事家」を使う時は、相手や相手の物事に対する受け止め方、またものごとへの感覚意識、そして状況などを踏まえることを忘れないようにして下さい。
「好事家」を使った例文
- 私はコーヒーだけに対してあくまでオーガニックにこだわる好事家である。
- 時代遅れでダサいファッションをあえて好む彼は、好事家意外の何者でもない。
- 好事家と呼んでくれ。アイドルの追っかけは子供を持つ私でも続けるつもりだ。
- ワインのコルクを集めて20年。自称好事家の兄は風変りな趣味を誇りに思っている。
- 好事家とは他の楽曲には目もくれず、70年代のフォークソングだけを聞く母のことだ。
「変わり種」は違った種類や人のこと
「変わり種」とは普通のものごとや一般的な人とは違う種類のことを意味します。同じ集団の中で、他とは異なる人、特殊な人のことを指す時に使われます。言い換えれば「変わり者」のことです。
例文- 大盛り上がりの忘年会で、一人つまみを食べ続けるAさんは変わり種と言える。
- 彼は変わり種というより、人とは違った趣味に没頭する傾向が強いだけだ。
「マニア」はマニアックな人のこと
「マニア」とは英語の「maniac(マニアック)」のことで、熱狂的な愛好家という意味を持ちます。「マニア」とは一般的に風変りなものを好み没頭する人を表すため、「好事家」に極めて近い類語も言えるでしょう。
例文- 鉄道マニアといってもレベルが違う。なんと家中に線路が張り巡らされている。
- すっぱいものを極めて好む、私はサワーマニアである。
「ディレッタント」はイタリア語・英語で「好事家」のこと
類語というよりは同義語として挙げられるのが「好事家」のイタリア語「ディレッタント(dilettante)」です。とくに、芸術や学問において上辺だけの知識を持つ風変りな人のことを指します。「ディレッタント」は英語としても、またカタカナ語としても使われる表現となります。
例文- 意味もわからず抽象画だけを集めている私は、まさにディレッタントだ。
- ディレッタントとして、変わった趣味の域に相当のお金をかけている。
まとめ
「好事家」は「こうずか」と読み、「もの好き」や「風流なものを好む人」という意味で使われています。語源は中国でもの好きを意味する「好事」からだと言われ、中国語がそのまま日本語として形成された言葉となります。
「好事家」を使う時に注意点は、褒め言葉にもなれば、相手を子馬鹿にしたような皮肉めいた響きにも変わり得るという点です。「好事家」は風変りなものを好む人、もの好き、という意味もあわせ持つため、使う相手や状況には気を付けるようにしましょう。
JAL、A350今年初受領 9号機が羽田到着、年度内に14機
JALはなぜコロナ禍でも新型機導入? A350の9号機「JA09XJ」
日本航空(JAL/JL、9201)のエアバスA350-900型機の9号機(登録記号JA09XJ)が
9号機はJL8102便として、エアバスの最終組立工場があるトゥールーズを現地時間16日午後2時19分に出発。
羽田空港C滑走路(RWY34R)へは17日午前9時10分に着陸し、同17分に212番スポット(駐機場)へ到着した。
同機はJALが今年初めて受領するA350で、直近の8号機(JA08XJ)は2020年12月21日に受領し、半年ぶりのA350となった。
A350の座席数は3クラス369席(ファースト12席、クラスJ 94席、普通席263席)で、繁忙期の羽田-那覇線などには、
普通席が多い3クラス391席仕様機(ファースト12席、クラスJ 56席、普通席323席)を投入する(関連記事)。
JALは1990年代から主力大型機として運航してきたボーイング777型機を、
2019年からエアバスの最新鋭機A350へ置き換えている。
確定発注は標準型のA350-900が18機、長胴型のA350-1000が13機の計31機で、
このほかにオプション(仮発注)で25機購入する契約を結んでいる。
A350-900はおもに国内線用777-200の、A350-1000は長距離国際線用777-300ERの後継となり、
5月末現在A350-900を8機受領済みで全機を国内線に投入。
次世代フラッグシップとなるA350-1000は、2023年度以降の就航を計画している。
これまで国内線の主力機材として運航していた777-200と-300は、2020年度で全機が退役済み。
当初は2021年度の退役を予定していたが、
米プラット&ホイットニー(PW)製エンジンPW4000シリーズを搭載する777は現在運航停止が続いており、
運航再開が未確定なことから退役を前倒しした(関連記事)。
A350は当初の計画通り、今年度中に6機の導入を計画する。
JALのA350XWB 導入の舞台裏
A350XWBの凄さ10