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【難読漢字】「大乗」って読めますか?何かわかっていますか? 現代ビジネス編集部

2021-08-31 06:00:00 | 難解漢字 現代ビジネス 連載
【難読漢字】「大乗」って読めますか?



何かわかっていますか?


意外と読めない


突然ですが


「大乗」という漢字


読めますか?


仏教の宗派の名前として知られています。


気になる正解は...

正解は「だいじょう」でした!

わかりましたか?


現代ビジネス編集部




大乗(読み)だいじょう

〘名〙
① (mahāyāna の訳語。「大」は広大または偉大の、「乗」は悟りの彼岸へ到達させる乗物の意) 語。紀元前一世紀頃から起こった新しい仏教。伝統仏教(小乗)が主に修行による個人の解脱を説いたのに対して、利他救済の立場から広く人間全体の平等と成仏を説き、それが仏の教えのの大道であるとする教え。中国・日本に伝わった仏教の宗派は、ほとんどこれに属する。大乗仏教大乗教。だいぞう。
※観智院本三宝絵(984)中「比法の力によりて他のわざはひにはあはじとたのみつるになにのゆへによりてか大乗をたもてる我身の罪もなく」



日本大百科全書(ニッポニカ)「大乗仏教」の解説

大乗仏教
だいじょうぶっきょう

大乗はサンスクリット語のマハーヤーナmahāyānaの訳語で、「多数の人々を乗せる広大な乗り物」の意。すなわち一切衆生(いっさいしゅじょう)の済度(さいど)を目ざす仏教という趣旨。仏滅後数百年(紀元前後ごろ)インドにおこった新しい仏教運動は、それまでの諸部派に分かれて各自の教理体系を固めていたあり方を鋭く批判しつつ、幅広い諸活動を展開し、やがて新しい諸経典が成立するなかで、『般若経(はんにゃきょう)』以来この自称が確定した。従来の出家者中心の仏教を一般民衆に開放し、在家(ざいけ)信者を主とする進歩的な考えの仏教徒の間からこの運動はおこり、異民族に支配されて混乱していた、当時の悲惨な社会状勢や、仏教遺跡のストゥーパ崇拝などとも関連が深い。その最大の特徴は、現在多方仏(げんざいたほうぶつ)を認めて利他に向かう多くの菩薩(ぼさつ)をたて、また多くの大乗経典が生まれたことにある。3世紀以降インドに栄えたが、7世紀からは密教化が著しく、それは大乗よりも金剛乗(こんごうじょう)と称した。大乗仏教は、のち中国、日本など、またチベットに伝わり、その主流となる。なお部派仏教に対する小乗(ヒーナヤーナ)の貶称(へんしょう)は、インドには顕著でなく、大乗仏教を根拠とした中国や日本で盛んであった。

[三枝充悳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例




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