【難読漢字】「荒ぶ」って読めますか?
意外と読めない…?
突然ですが
「荒ぶ」という漢字
読めますか?
風が「吹き荒ぶ」のような使い方をします。
正解は「すさぶ」でした!
わかりましたか?
現代ビジネス編集部
結論から言ってしまうと、
荒ぶの正しい読み方は「あらぶ」「すさぶ」の両方になります。
荒ぶの”荒”は「あら(い)」「あ(れる)」「すさ(む)」「こう」と読むことができます。
一般的には荒ぶは「すさぶ」と読むことがほとんどです。
ただ荒ぶは「あらぶ」「すさぶ」のどちらで読むかによって、
意味が異なるので注意が必要です。
次の章で荒ぶの意味と類義語について解説していきます。
では荒ぶの意味と類義語について見ていきましょう。
まず荒ぶ(あらぶ)は「暴れること/荒れること/気持ちが離れること。
疎遠(そえん)になること」の意味として用いられています。
荒ぶを「あらぶ」と読むと上記のような意味になりますが、
「すさぶ」と読むと「(生活・心などの)ゆとりやうるおいなどがなくなること/(雨・風などが)荒れ狂うこと」の意味となります。
このように荒ぶは「あらぶ」「すさぶ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
荒ぶを用いた例文としては、「生活が荒(すさ)ぶ」や、
「風が吹き荒(すさ)ぶ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「(生活・心などの)ゆとりやうるおいなどがなくなること」の意味で、
後者の例文は「(雨・風などが)荒れ狂うこと」の意味で使用しています。
また荒ぶの類義語としては、「退廃(たいはい)・荒廃(こうはい)・乱雑(らんざつ)・荒天(こうてん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても荒ぶと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。