きつねゆりセカンドハウス

きつねゆりは「グロリオサ」の和名です。
あの方の復帰を願いながら、
ぶつぶつつぶやいています(o'.'o)

韓国のテレビ局

2018-08-28 12:01:20 | ぺ・ヨンジュン


韓国のテレビ局はどのように発展してきたのか

韓国を代表する地上波のテレビ局といえば、KBSとMBCとSBSの3つ。
経営スタイルはそれぞれ違う。KBSは公共放送、
MBCは政府が出資して民間で運営する半官半民、
SBSは完全な民間放送となっている。

韓国テレビ界の歴史

韓国のテレビ局の歴史的な経緯を見てみよう。
日本では1953年にテレビ放送が開始されたが、韓国は8年遅れて始まった。
当時は国営だったKBSが1961年にテレビ放送を始めている。
そのKBSは、1973年に特殊法人によって公社化された。
MBCがテレビ放送を開始したのは1969年だった。
当時は純然たる民間放送局だった。それがなぜ政府の干渉を受けたのか。
実は、当時は他にも東洋放送(TBC)という民間放送局があった。
1970年代はKBS、MBC、TBCが3大放送局だったのだ。
その頃、放送局の有能な社員の仕事の1つが、釜山の旅館にこもることであった。
それは、地理的に近い九州のテレビ放送を受信するためだった。


そのときに見た番組は少しだけ企画を変えて、
韓国の放送局で有力なコンテンツに早変わりした。

つまり、日本のテレビ番組を模倣することで、
韓国はテレビ放送のノウハウを覚えていったのである。


群雄割拠の時代

韓国の放送局の状況が大きく変わったのが1980年だ。
当時の軍事政権は、メディアを意のままに操るために、放送局の再編を断行した。
仕方なく、TBCはKBSに吸収されてしまい、
MBCも株式を軍事政権に握られた。こうして民間放送局は消滅し、
放送されるのは政府に都合のいいニュースばかりになった。
1987年に韓国で民主化が達成されると、放送業界にも春がやってきた。
1990年に放送法が改正されて、民間放送の開局が可能となった。
その結果、1991年には完全な民間放送局としてSBSが誕生。
以後、公共放送のKBS、半官半民のMBC、民間のSBSという3大放送局体制となった。

現在のKBSには“KBS1”と“KBS2”があるが、
それは、かつてTBCを吸収した結果だ。
公共放送なのに“KBS2”でCM放送が行なわれているのも、
民間放送を取り込んだ名残なのだ。
しかも、KBSの受信料は電気料金と一緒に徴収される。
100%近い徴収率を達成できるのも当然だ。
なお、韓国のテレビ放送を独占してきた3大放送局だが、
最近はケーブルチャンネルのテレビ局が増え、
優秀なドラマ制作やニュース報道で活況を呈している。
そういう意味では、韓国のテレビ放送も群雄割拠の時代を迎えていると言える。




最近は、ケーブルチャンネルのテレビ局のドラマがおもしろいです。
今までにない題材だったりしますね・・・